夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

長男イタズラ描き

2008-06-30 21:04:10 | 子供のこと身辺雑記

長男イタズラ描き
長男イタズラ描き
長男イタズラ描き
長男イタズラ描き
長男イタズラ描き
タイヤキは日本のスイーツ なのだとか

ウサギは某英会話教室(つぶれましたが)のキャラぱくりで メルメル王子なのだとか
人の顔らしきものは かつての総理大臣 ○泉氏のつもりらしい

写真はオムレツ
余った具はラザニアにしようかなと


あさのあつこ著「ぬばたま」新潮社

2008-06-30 16:27:43 | 本と雑誌

あさのあつこ著「ぬばたま」新潮社
あさのあつこ著「ぬばたま」新潮社
山は人を喰う・・・
山で人がいなくなる

山で母親が消えた男
そして彼も又 ―

幼馴染みの少年が死んだ女性

黄色い蝶を見た三人の少年達は成長後―

死人が見える娘は やがて気付かされる

山の不思議な物語

怪異潭

静かに幕は閉じられます


霞 流一 著「プラットホームに吠える」光文社

2008-06-30 08:38:38 | 本と雑誌

霞 流一 著「プラットホームに吠える」光文社
霞 流一 著「プラットホームに吠える」光文社
三代続いて警察官

引退した祖父もまだまだ元気

狛犬について話をしながら神社を回っていて 不思議な会話をしていた男女の事を聞く

現実には存在しない狛犬と神社の謎

まもなくその会話をしていたらしき女性が死体で発見される

会話相手の弟は行方不明

死んだ女性の姉も数年前に刺殺されていたことが判る

警察官一家と親しい美女が謎に満ちた事件を解明する

見立て
奇妙な殺され方をした男

行方不明の黄金の狛犬

いっぱいの謎

武器となる入れ歯

あれこれ盛り沢山なミステリと言えるかもしれません


北森鴻著「蛍坂」講談社文庫

2008-06-29 17:21:08 | 本と雑誌

北森鴻著「蛍坂」講談社文庫
北森鴻著「蛍坂」講談社文庫
ビア・バー「香菜里屋」酒に合った絶妙な料理が出てくる

店主の工藤は ささやかな謎を解くのも上手い

「蛍坂」
野望に燃えた頃 恋人を置き 外国へ旅立った男

その男に女が言えなかったこと

切なくほろ苦い―

「猫に恩返し 」
場末の店に現われた天使

その天使の正体とは・・・

男達の考えたこと
それは本当に幸せを呼んだだろうか

「雪待人」
土地開発計画
反対さた女性は人を待っていた

工藤もまた誰かを待っているらしい事が 香月により語られる

「双貌」
小説家の思いついた奇妙な物語
それには 別な意味もあり

「孤拳」
叔父と飲んだ焼酎は この世に存在しない?

解説によれば 何処となく 次作では ちらちら触れられてきた 工藤の過去がまた出てきそうです

シリーズ終わらなければいいのですが


雨の日曜日です

2008-06-29 13:38:54 | 子供のこと身辺雑記

雨の日曜日です
雨の日曜日です
雨の日曜日です
雨の日曜日です
ここ数日 降るぞ降るぞと予告編ばかりで ちびっと降るか降らぬかというお天気が続いておりましたが
やっと昨夜から本格的に雨が降っております

おかず あれこれ です ^^;

ジャガイモの短冊切り炒め 味付けは塩胡椒のみ

もろキュー

茄子と薄揚げのお味噌汁

胡瓜とささみの酢の物

キンピラ牛蒡

レタスとえのき茸の炒め

鰻の蒲焼

適当 いい加減に作っております


高梨みつば作「悪魔で候」7巻 集英社文庫

2008-06-28 23:43:48 | 本と雑誌

高梨みつば作「悪魔で候」7巻  集英社文庫
親同士の再婚で一緒に暮らすことになった茅乃と猛

互いの思いを確認して平和だった二人の前に 幼い頃 別れた母親が現われて

別れて暮らす事を決断する猛

不安に襲われる茅乃

あとがきに 作者は主人公の猛を描くのが楽しかったとある

作者が愛情込めて描いた話だからこそ
台湾でもドラマ化され人気を博したのでしょう

どきどきする少女漫画の王道
応援したくなります

滅んで欲しくないジャンルです


霞 流一 著 「羊の秘」祥伝社

2008-06-28 18:54:41 | 本と雑誌

霞 流一 著 「羊の秘」祥伝社
霞 流一 著 「羊の秘」祥伝社
冒頭 登場人物の会話や文体から 明るい事件かと思う

けれど仕掛けの見えてくる中盤以降 暗さと重さものしかかってくる
島田荘司氏が一時期好んで書いた作品を思わせるトリック

頭の中に絵を描いて見ても それが実現可能かどうか 頭が痛くなるような

しかし各章の見出しも楽しくなるような これは本格推理小説なのだ

見掛けはいかついが人情家のアンティークショップ「闇雲屋」店主の露沢は 刑事の未亡人でフリーライターの志恵とその弟でいつも売れない 殆ど企画倒れで完成しない映画に関わる事が多い世太と一緒に 古書喫茶「宇インク」経営する乾に紹介された仲丸伸之の家の蔵で 死体に遭遇する

駆け付けた志恵に気があるらしい衣川警部の調べによれば その死体こそ伸之

死体には何故か白い模造紙が巻き付けられていた

容疑者も見つからぬうちに 今度は同じ「夢視の玉」の会員 高谷亜佐美が殺される

外は雪
犯人はどうやって入り出ていったのか

ここでも見立て殺人が行われていた

共通項を捜して 世太達は 夢視の玉リーダーの自殺した妹美耶が気にかかる

美耶の中学時代の焼身自殺した友人 蓮見秀矢の死の理由は 今回の事件に関係があるのか

巻き毛 色白の美少年だった彼は「羊」と呼ばれいじめにあっていたらしい

第一の被害者の兄善光は丸い黒焦げ死体で発見される

彼は蓮見の通う中学の教師をしている時代があった

どこまでも羊尽くしの物語

解き放たれた真相は・・・救いが見えない

人を呪う死
自らを呪いの道具にして やはり呪いは完成されたのだろうか

高校生から20代 こちこちのミステリをメインに読んでいた頃に この本を読んで見たかったですね

若い方に読んでほしい つくりの 小説 です

苦しみつつも楽しんで書かれたのではないかと 思います


「この夜を越えて」―その腕を・三

2008-06-28 00:04:56 | 自作の小説

馬を並べて駒弥(こまや)と十次は行く

駒弥の懐(ふところ)には 乳母の彬(あきら)から渡された芙蓉の手紙も入っていた

途中 甲森(かぶともり)の手勢に襲われたこと その企み

せめてそれが駒弥の命を守る御守りになればと 切々とした想いを込めて 眠らずに芙蓉が書き上げたものだ

そこには・・・芙蓉の駒弥への想いも滲み出ていた・・・

「我々を黒沼近くまで送り届けるだけでも充分有難いのに ここまでして下さるとは―」黒沼に行けば 命を失う可能性が高い―そこを案じる十次である

駒弥は ここまでせずとも そこまでの責任も義務もないのだ

「安全に芙蓉様を黒沼へ お送りするのが わたしの仕事でした
だから事情が変わろうとも 終わっていないということです」

つまり それだけの事だと 駒弥は言うのである

見掛けだけの男ではない事を この旅で幾度も十次は感じさせられている

黒沼の里が近付くと 十次は 道とも思えぬ場所へ 駒弥を誘(いざな)った

「土地の者も知らぬ抜け道です」

駒弥は深く一礼し 十次に従った

敵の奇襲に備え 代々の領主は 幾つかの抜け道を確保している
茜野の里も黒浜の里も例外ではなかった

それを教えるというのは 十次が 駒弥を無条件で信頼してくれている―ということだ

十次に教えられた座敷の前まで行くと 駒弥は見張りについている人間を当て落とし 暫く気付かぬように薬をしませた布を相手の鼻と口に当てた

その手並みの鮮やかなこと

その間に十次は 明重の部屋へ滑り込む

明重の甥になる隆重(たかしげ)が 枕元についていた

明重は病(やまい)らしいのであった

隆重は明重の早逝した弟の息子で 明重とは実の親子のように仲が良いが どうしたわけか春重とは反りが合わなかった

芙蓉の縁談にしても甲森の権蔵の姪を妻にしている春重が強く 黒沼の里の平和の為と勧めるのに 権蔵の人となりが信用できぬ
第一芙蓉が幸せになれるとは思えないて 最後まで反対したのは隆重だった

十次からすれば この場に隆重が居合わせてくれたことは 僥倖と言えた

妻に鼻面引き回され 甲森の手下か家来のようになっている春重は 若殿とは言え 信用しがたいのだ

隆重は刀に手をやったまま 十次を見た

「死んだと聞いたぞ」ぶすりとした顔で言う

「ついてきてくれた黒浜の方々に助けられ 茜野にて手当てしていただいた

駒弥どの 入って下され 芙蓉様のお従兄 隆重様だ」

眉を上げて 入ってきた駒弥を見て 眠っている明重を起こしにかかる

「毒を盛られたのだ 倒れたは 春重様の奥方が茶を届けて間も無くのこと

さしたる証拠もないが」

明重が起きると 駒弥は芙蓉からの手紙を十次に渡し 彼から隆重に渡り 明重は隆重に支えられて目を通した

「そうか あれは無事か」
それだけ言って横になる
僅かに首のみを 十次 駒弥へ向けて 「有難い かたじけない」と言った

「少し眠る 隆重 任せた すまぬな」

痛ましげに隆重は親代りの伯父を見る
「何が起こるかしれぬゆえ ここを離れられぬのだ」

確かに甲森にしてみれば春重だけになれば はるかに扱いやすいのだ

紅音(あかね)が香瀬の里の理一郎に嫁ぐ前は さすがに春重の妻 数子も好きにできなかったのだが

紅音は兄の頼りなさも嫂の信用できないところも見抜いていた

あれこれ手持ちの情報を交換し 話し合った末に駒弥は言った
「敵は作らぬに越したことがないが
味方にできようない―いる限り 安心できぬ相手ならば 因(もと)から消すも またさっぱりするというもの」

この冷静に見える男は 相手の卑劣さを怒っているのだと 隆重は気付いた

「駒弥どの もしや妹ごはおられぬか」冗談のつもりで隆重は聞いた

意外にも真顔で駒弥は返した

「はねっ返りが一人 京にいる」

男ばかりの中で育つ孫娘の将来案じた弥十が つてを頼って預け 駒弥も十年以上会っていなかった

―美人だろうな 駒弥どのの妹なら―その軽口を隆重は飲み込む

初対面では打ち解けさせぬが 腹蔵無く語らえる仲になりたいと思わせるものを 駒弥は持っていた

黒浜のやんちゃ悪たれ五人組が駒弥に懐いているのも それゆえだ

「先に元気な五人を送っておいた その者達をここに呼ぼう」
駒弥は 明重の周囲を固める必要性を感じた

隆重と十次だけでは余りに心許無い

春重が気付かぬように 明重に忠実な者達を集める

それは隆重びいきの者達でもあった

隆重が動く間 十次と駒弥
合図で集まってきた五人組が周囲を固める

一方 甲森の権蔵は 見舞いと称して自ら 黒沼の里へ乗り込んできた

明重倒れたと知り
そのまま死んでもらおうと 嵩にかかっている

既に自分の領地にしたつもりでいる

強引に病臥している明重のいる棟へ どかどか家来を連れて押しかけ 続きの間に陣取った

隆重は 明重の傍近くに控え
十次と駒弥はたてられた屏風の後ろに隠れている

「かような時に伺いたくは無いが 我が愛しき花嫁 芙蓉殿は何処におられよう

一目なりとも 会って帰りたいものだが」

いないと知って難癖をつけに来ているのが 見え見えの言葉だった

「芙蓉様は明重様の病気治癒の為の祈りを 縁ある聖なる場所において捧げておられます
祈り届き次第に戻って来られましょう」

隆重の言葉に粘つく視線で 権蔵は言う

「しかとさようか」

「甲森の殿は 芙蓉様の夫となるお方 謀る必要などありますまい」

そこへ賑やかな一団が庭に現われた

「我ら病気の殿の慰みにと呼ばれて参りました」
しゃんしゃん賑やかな音がする

甲森の権蔵は渋い顔をした

これでは 明重が死ぬ手助けをやりにくい

一座の花形は美しい娘だった

女好きの権蔵は早速目をつけ その踊りを楽しげに見ている

ゆえに自分の配下の者達が 一人二人といなくなる事に気付かなかった

近くへ来た 美女の手を掴み引き寄せようとする

くるりとその手を外し 踊り手は誘うように体を揺らす

「わしの里には来ぬか大事にしてやるぞ」

若い娘は顔色も変えず離れて行き 見舞いに来ている立場も忘れ
権蔵はそれを追いかけて掴まえようとする

「名前を教えよ 娘」

「遊び女(め)に名前など ありませぬ」

「近(ちこ)う 来い!」
苛立ち権蔵は叫ぶ

「この杯を お飲み遊ばせ それを干されたならば」

女は誘い 男は受ける
権蔵は床へ崩れる

そして女は
女は怒鳴られる

いや怒鳴られた方が ましだっただろう

彼は低い声で言っただけだ

「尼寺へ預けるべきだったな」

「身の丈顧みぬ厄介に兄様が巻き込まれていると はらはら泣く美女に話を聞いて 駆け付けてあげたのだわ 」

一座の美女は駒弥の妹 早月(さつき)だった

隆重は目を見張る

想像通りの いや 想像以上の美女であった

暮らしていた宮中で 嫌いな貴族にしつこくつきまとわれ 茜野の里に帰ってきたのだと言う

で 面白そうな成り行きなので 混ざったと―

「京での十年は何だったんだ」

「あら寺でも学んだわ お坊様って強いのよ」

「また後で じっくり話そう」
憮然とする駒弥に 早月は「おお恐」と 恐がるふりをする

隆重と駒弥は まだ事の仕上げを仕掛けねば ならなかった


メモ

2008-06-27 16:46:43 | 自作の小説

メモ
メモ
例によってイタズラ描き

駒弥の妹 早月(さつき)さん
余りにお転婆だったので 礼儀作法 教養を見に着ける為に京へ預けられていました

芙蓉の従兄になる隆重さん
早月さんの凛々しさに一目惚れ
口説き落とすまで かなりな苦労をすることに

物語に出てこないサイド・ストーリー考えるのが好きです


三輪士郎作「DOGS」3巻 集英社

2008-06-26 19:05:36 | 本と雑誌

三輪士郎作「DOGS」3巻  集英社
三輪士郎作「DOGS」3巻  集英社
その街の地下には何かがある

親の敵を捜す直刀
彼女と面影重なるカンパルネラ・フリューリンク

バド―にハイネ
いわくありげな人間達は それぞれ過去を背負っている

地下から闘いの風が吹き荒れ始め

個々との関わりも少しずつ見えてくる

生き残るのは 誰だろう


阿川佐和子著「スープ・オペラ」新潮文庫

2008-06-26 07:54:58 | 本と雑誌
阿川佐和子著「スープ・オペラ」新潮文庫 阿川佐和子著「スープ・オペラ」新潮文庫 30代の独身女性ルイは生後間も無く母が死に 父親は育てられぬといなくなり―独身で洋裁店を営むおばのトバちゃんに育てられる 二人暮らしを続けてきたが トバちゃんが恋をして男についていくと言う やがて不思議な絵描きトニーさん 失恋が特技らしい康介 三人の奇妙な同居生活が始まるが トニーさんはルイの父親だろうか トバちゃんの男の浮気騒動 作家の妻離婚宣言 ルイも色々ありまして ルイはオードリー・ヘップバーンに似ているらしい そこでの表紙絵らしいのですが― この絵 私には 宮沢りえさんにも似ているように 思えるのです