夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「酔生夢死か、起死回生か。」

2007-05-31 20:32:25 | 本と雑誌

「酔生夢死か、起死回生か。」
「酔生夢死か、起死回生か。」
「酔生夢死か、起死回生か。」
「酔生夢死か、起死回生か。」
「酔生夢死か、起死回生か。」
阿川弘之氏と北 杜夫氏の対談集

ユンケル飲みながら対談する北氏は あの斉藤茂吉氏のご子息です

私は「たらちねの」が「母」にかかる枕詞だと学校の授業で習った歌人として記憶しています
北氏は元船医で「マンボウ」シリーズのエッセイや 「楡家の人びと」が有名な作家さん
阿川弘之氏は元・海軍さん
小説 エッセイ いずれ辛口のユーモア 文章にある種の小気味良さがあります
阿川佐和子さんは お嬢様

それぞれ身内も巻込んでのエピソードが楽しい
斉藤茂吉夫人の船旅での食事を巡る「まずいわ」と 来る料理 出て来る料理を 同行した阿川氏と息子の北杜夫に「あなた 食べたら」と押しつけたこと

北杜夫氏が懆から鬱になって倒れると「余りに情けなくて怒る気力もありません」と言いながら激怒した話

それぞれ巡る話が ついニヤリとさせられます
自分の父親に近い世代に 私は甘いのかもしれませんけど

身内の思い出話を聞くような楽しさがあります


夕飯おかず です

2007-05-31 16:36:36 | 子供のこと身辺雑記

夕飯おかず です
夕飯おかず です
夕飯おかず です
夕飯おかず です
ゴーヤと人参と海老にパックの鰹節ふりかけ炒めて 八宝菜ふうの味付けで
南瓜の煮物
塩胡椒して炒めた牛肉に青ジソとスパゲティをからめただけ
ほこってきた青シソをドンドン使おうと思うのだけど 子供達は天麩羅以外は苦手みたい
汁物は白菜と鶏ミンチのお団子で味噌味です ネギを入れたいところだけど 子供達はネギが苦手・・;

明日は父の誕生日なので 鯛でも買ってこようかな
何かご馳走を手抜きせずに 考えてましょう
あ・・・難しい(笑)


栗本薫著「黄昏の名探偵」徳間書店

2007-05-31 11:03:30 | 本と雑誌

栗本薫著「黄昏の名探偵」徳間書店
いささか異様な雰囲気のある短編集

近親相関 吸血鬼 名探偵 美少年 悪女

栗本 薫 作者の好きなエッセンスをちりばめた世界です

少し毒のある その毒気にあてられないように なさって下さい

表題作「黄昏の名探偵」も 他の作品も 推理小説では ありません
作家 栗本 薫が 趣味に走った(ある部分 思いとどまったところもあるかな・笑)作品集です


夕食です

2007-05-30 18:35:27 | 子供のこと身辺雑記

夕食です
夕食です
夕食です
肉団子の甘酢あん

刻んだネギに生姜のすりおろしたの 砂糖 醤油 卵 酒 混ぜて いい加減に丸めて揚げ 炒めた野菜と合わせ 甘酢あんからめて 出来上がり

明日は青シソを千切りして牛肉に塩胡椒して炒めたものと合わせて スパゲティとからめようかな―と 思っています


三田市のお店まで

2007-05-30 12:17:50 | 子供のこと身辺雑記

三田市のお店まで
三田市のお店まで
友人が買いに行ってくれた バームクーヘン
すぐ売り切れるほど人気の品なのだとか

しっとり さわっ の 柔らかさ ややこくのある感じが 何とも言えず美味しかったです
主人なんてね 会社で食べるおやつに切り分けて持って行きました
けど好きな品を周囲が覚えてくれてるって事は
もしや 私って 食べ物の話題ばかりなんじゃ(爆)
ああ 否定できね~ずら・・;


佐藤賢一著「カエサルを撃て」中央公論新社

2007-05-29 16:31:27 | 本と雑誌

佐藤賢一著「カエサルを撃て」中央公論新社
佐藤賢一著「カエサルを撃て」中央公論新社
カエサルが手を焼いた ガイアはウェルキンゲトリクス
若く美しくそれゆえカエサルの寛容をもってしても生かしておけなかった

ガイアを統一し自由にしようとローマに戦いを挑んだ男

遠い昔の歴史に沈んだ戦いを 佐藤賢一が描く

塩野七生女史の著述するカエサルと比べるも一興

再読です

子供の頃に見たローマなど舞台にした史劇 映画をあらためて見たくなっています


佐藤賢一著「剣闘士スパルタクス」中公文庫

2007-05-29 09:25:57 | 本と雑誌

佐藤賢一著「剣闘士スパルタクス」中公文庫
ローマの人気剣闘士スパルタクス
女パトロンの娘に手をつけたことから 命を狙われ それは脱走の引き金となる

所詮は奴隷 故郷に帰っても何も残っていない

次々に剣闘士仲間は命を落とし スパルタクスの中では 孤独感がたかまる

やがて反乱は鎮圧されるが スパルタクスの死体は見つからなかったと


塩野七生著「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」新潮文庫

2007-05-28 21:56:09 | 本と雑誌

塩野七生著「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」新潮文庫
この本を初めて読んだのは独身時代
チェザーレと言う名前は 青池保子先生の漫画「イブの息子たち」で名もない端役です―という登場人物が チェザーレをモデルにしたらしい と言うのを読んだ

で興味を持って その時代の本をわりかし読んでいた
その中でも これはお気に入りで 友人に「いいよ いいよ」と宣伝し 貸してるうちに無くなった

でもって数年ごとに読みたくなり買う で また人にすすめたくなり手元に残らない―ことを繰り返している(笑) 陰険 毒殺 女好き 近親相関 兄弟殺し 悪評は山ほどあるチェザーレを同じ名前のカエサルと比較し
イタリアを統一しようとした男として描いた 31歳 駆け抜けた人生

幾度 読み返しても やはり切ない

彼に寛容の精神があれば カエサルの老練さがあれば 運命は また変わっていたのだろうか
自分を慕うものを殺さず 得難い味方として育てあげる我慢と気の長さがあれば

書きたいと思わせる人物です


佐藤多佳子著「しゃべれどもしゃべれども」新潮文庫

2007-05-28 09:40:01 | 本と雑誌

佐藤多佳子著「しゃべれどもしゃべれども」新潮文庫
佐藤多佳子著「しゃべれどもしゃべれども」新潮文庫
佐藤多佳子著「しゃべれどもしゃべれども」新潮文庫
二つ目の落語家三つ葉は 従兄弟から吃音を直したい と相談を受ける
テニス・コーチをしている良は 自分に自信が持てないのだ
師匠が話し方トレーニングの講座で話すと知り 何かの助けになれば―と三つ葉は良を呼ぶ
そこで笑わない女 三つ葉に出会うのだ

関西弁でクラスに溶け込めない阪神タイガースファンの少年

話が下手な元野球選手
妙な縁で彼らは三つ葉の家で落語を覚えることに なる

お茶を教える三つ葉の祖母

落語の師匠 兄弟子 弟弟子

不器用だが一所懸命の三つ葉が 自覚しないながら 周囲に影響を与え 自分も成長していく

確か映画化されて公開中のはずです
香里奈さんの十河役は原作のイメージにぴったりだと思いました

観たいな―と思っている映画の一つです


筒井康隆著「日本以外全部沈没」角川文庫

2007-05-27 15:02:14 | 本と雑誌

筒井康隆著「日本以外全部沈没」角川文庫
「日本以外全部沈没」小松左京氏の「日本沈没」をパロディした怪作
世界中の人々は日本を目指す
他は全部沈んだから~~~
でもってね その日本もさ これからね
つ~ブラックと言えばブラックな作品
しかも昨年映画化されたそうな
昔の「日本沈没」に出ていた俳優さんもいたりして
楽しんでつくったのでしょう

「日本沈没」も「復活の日」も 映画館まで観に行きましたっけ

今は 少し待てばビデオになる と「待ち」に入ってしまっています
映画館 行きたいとは思うのだけれど

「あるいは酒でいっぱいの海」
見事なショートショート アイデア勝負です
弾みでできた薬により世界は変質する

「ヒノマル酒場」 宇宙人がやって来るが 誰も信じなくて
ひと幕ものの舞台に使えそうなドタバタ
何が起ころうとも ヒノマル酒場は おまわりさんに怒られない時間に閉店するのです

「パチンコ必勝原理」 いわくありげな紳士がパチンコ店にやってきて おかしな振る舞いを続ける その紳士はノーベル賞を授賞した 有名な博士なのだと言う
パチンコ店主は心配する 店が潰れるぞ!
さて?!

「日本列島七曲り」 ハイジャックにあったが乗客は誰一人怖がらなくて この経験を楽しみ
その上 吸血鬼も乗っていたのだった 更にコレラが発生する はたして この先どうなるんだべ・・・

「新宿祭」 話が何処へ転ぶか判らないナンセンスな世界 出てくるのはみんなヘンテコリン

「農協月へ行く」 月面で農協さんは宇宙人と遭遇する おそるべし農協パワー

「人類の大不調和」 頭が堅い人間なので このオチだけは 笑い飛ばせません

「アフリカの爆弾」 隣りの(国)に対抗し ミサイルを買い 運ぶ珍道中 役に立たないターザン ライオン ゴリラ なんか わらわら出てきます
みんな あほ・・・やがな

「ワイド仇討ち」 明治の世 敵持ちの人間は助け合って仇討ちをしようとするが
仇の側も徒党を組んだのだ

ちょいと皮肉に構え さばいた作品が多いです


檀ふみ著「父の縁側、私の書斎」新潮文庫

2007-05-27 00:31:59 | 本と雑誌

檀ふみ著「父の縁側、私の書斎」新潮文庫
この表紙の写真にひかれて買った
縁側に座って微笑む父 伸びやかな長い脚で腰掛け 何かはなしているような筆者

NHK「連想ゲーム」では勘の良さ ひらめきは群を抜く才媛で なのに自分の顔は変な顔で嫌いと言っていた
若い時代には その頭の良さからか 知が勝ち過ぎているようにも見えた

宮尾登美子先生の作品を映像化したドラマに出演された時であったか
そのしっとりした和服姿に目を見張った
落着いた美しさ
作家 檀一雄を父に持って 彼女は女優である
名取裕子とも仲が良く どちらも犬好きで 徹子の部屋に二人揃って出たことも

そして阿川佐和子さんとも一緒に本を出すほどの仲良しさん

家の記憶 家族のこと 奇をてらうことなく ただ綴られている

また 読みたくなる そんな力を持った文章がいっぱいです


お見舞いの花

2007-05-26 14:53:48 | 子供のこと身辺雑記

はっきりした色合いなら見えると言ってたから―と 年下(20代)の従姉妹と叔母が見舞いに持ってきてくれました

末っ子にあたる叔母は 母の様子にショックを受けたらしく

「末っ子やから みんなが先にいくのは 順番やし 仕方ないけど」 みたいな事を言っていました

酸素吸入の機械もとれたし これでも一時期よりは よくなっているのですけれどね

冷たいかもしれませんが オーバーアクションは苦手なので 相手が取り乱すと 心の中でひいてしまう部分が 私にはあります

何故なら 母はこの妹の裏表ある性格に随分嫌な思いをしましたから

叔母は最初 結婚して暮らした場所が 夫の身内に囲まれていて 嫌だ と それに狭い と 母に相談し
それに応える形で 我が家に近く 部屋数も広い家への転居をすすめました

後に石川県で暮らす祖母が出てきた時には かなりのお金を利息なしで 貸し 知り合いの家を 購入したのでした
祖母が子守して留守番してくれたら 外に出て働ける
ということで

嫁ぐ時の縁談も 父が見合いさせ

ずっと家で花嫁修行して 式の費用も うちの両親持ちでした

細かなことを言えば きりがありませんが
なのに叔母が他の兄姉や他人には 〇子(母の名前が入ります)ちゃんが あっち行け こっち行けと ひきずりまわすんや と 泣いて電話したり 〇子ちゃんは外では綺麗やけど家の中では ずっと素顔で寝巻のままやとか

母が傷付くことを無いことは作ってまで 言いふらしていたのです
見兼ねて「妹さんは どういう人なの」と教えにくる人

久しぶりに姫路に来て叔母の住む家の立派さに呆れて 「がたがた文句言うのやったら 姉さんが取り上げればいい」と 叔母が泣いて電話してきたことを話す身内もありました
母娘でいじめるのだと

他にも呆れるような事を言っていて叔母は それがばれていないと思っています

末の妹ということで あれこれ心配し相談に乗り 世話を焼いてきた母が どれだけ その無神経ぶりに 悲しい嫌な思いをし 傷ついたかは わからないのでしょう

だから うわべで 泣いていても 私は妙にさめてしまうのです

従姉妹は優しい娘なので たまの休みに見舞いに来てくれることを 有難く思っておりますが
この姪のことは母も気にかけ 元気な頃は 「いい人がいたらね」と言っておりました

叔母だということで たて遠慮はしておりますが 母にした仕打ちのことでは 許せないと思うことが 多くあるのです
仲が良かった母のすぐ下の妹に 母が言いもしない悪口を言っていたと言い込んでみたり
同情ひいて自分だけ可愛がられたい 品物でも送ってもらって得したいという気持ちからでしょうか

母のすぐ下の妹の娘になる私の従姉妹J子が「そんなに姫路で暮らすのが大変なら こっちへ来ればいいが」と言っていたと電話で尋ねてきたこともあります

本当に細かなことはキリがないけれど

そうしたことを怒り嘆きながらも「長女だから」「やっぱり妹は可愛いから」と 「損な性分やね」そう私に言いながら最後は笑っていた母

母は年下の妹達の生活をずっと案じておりました
甥や姪達のことも

結婚式には〇〇だけは お祝いしてあげたいしね などと

母が もし死んだら 相談して決めていたことも 全部一人でしなくてはいけない

なんて考えるのは 頼りない私 結構 切ないです

ちょっとストレス解消で無様な独り言になってしまいました