宝塚歌劇団の情報が得られる月刊誌「宝塚GRAPH]「歌劇」などは行きつけの本屋さんで扱っているけれど
「Le CINQ」(ル・サンク)は仕入れない時も多い
それで読みたい時にはネット注文になる
まあ好きなスターさんが出ていない舞台には ほぼ興味が無いので
観たかった舞台 宙組「ネバーセイ グッバイ」のブルーレイとル・サンク 一年に一度出る「宝塚おとめ」
宙組特集「ザ・タカラヅカ」
まとめて届きました
ブルーレイの中の♪↓
スペイン内戦を扱った物語
女性や子供達までもが銃を持って戦うことを選択する
それが現在のーロシアに襲い掛かられているウクライナと重なるようでーと感想を書かれているツイートやブログも多く拝見しました
物語はカメラを置いて銃を取り 戦うことを選択したカメラマンのジョルジュの死で終わりますが
宝塚歌劇団独特の続くフィナーレが華やかで楽しく恰好よく見応えあります
特にフィナーレの始まりの歌い手の芹香斗亜さん
ブルーレイでも優しく心に沁みわたり 全てを包み込むような素晴らしい歌声です
踊れば指先までも美しく その動きはコマ送りでも形が綺麗です
舞台前の作演出の小池修一郎氏の言葉から
「なんといいますか、すっきりしたイメージじゃないですか、芹香斗亜って。
フレッシュ感を失っていないところは大したものだと思うので、そこにさらに溢れるエネルギーみたいなものもガンガン創っていい。ある種のむさくるしさというか(笑)、ちょっとクサい感じも出したらいいかなと思います」
キラキラしようと思えば 幾らでもキラキラできる容姿端麗 スタイル抜群の男役
スペイン人のマタドール その地位を捨て国の為に 愛する町を守る為に男を演じる為に出された課題
そこからの役作り
舞台ごとに役柄で姿どころか声まで変える その演技力 表現力
観ることしかできませんが
ずっと観ていたいお方です
さっさか用事を片付けて またブルーレイ観ようっと♫
追加で
歌劇4月号ー宙組宝塚大劇場公演楽屋取材から 作演出の小池修一郎氏の言葉から
「ー芹香もよくここまで成長したなと思いますね。
三拍子揃ってできますし、殊に歌はここ数年でどんどん上手くなって、まだ伸びるでしょうし、芸域が広がっていくところを見ているとこれからがとても楽しみです。
血気盛んなマタドールというところをよく考えてやってくれていますし、何よりフランクさんの新曲を堂々と歌いこなしてくれて本当に感激しました」
「ネバーセイグッバイ」の舞台はコロナ禍の為に初日が3週間延びました
芹香斗亜さん演じるヴィセントが心情を歌う曲は 新たに著名な作曲家フランク・ワイルドホーン氏が書きおろしたものです
宝塚歌劇団の舞台は兵庫県の宝塚大劇場で公演後 今度は東京宝塚劇場にて公演 大千秋楽を迎えることになります
では芹香斗亜さんの言葉も
ーヴィセント・ロメロー
「まずは幕が開いたことが嬉しいです。
今だからこその作品を上演することに意味があるのかなと思っています。
これはジョルジュがヴィセントたちスペインの人々の生き方を見て人生の真実を知り心動かされていく物語なので、嘘偽りなく、前向きに生きる姿を表現できるように心掛けています。
ヴィセントはひたすら愛する者とバルセロナのために生きている人。
闘牛士で職業的にも常に命を懸けてきたんですよね。
恋人のテレサも死を覚悟して彼を送り出してきたんだろうし、そんな二人だからこそ、何があっても愛し続けるぞ、という強い信頼感や絆があるんだろうなと。
ー俺には出来ないーはワイルドホーンさんの曲の持つエネルギーが大きく、メロディラインや伴奏を聴くだけで気持ちが涌き上がりますし、小池先生がつけてくださった正にヴィセントの思いそのものの歌詞で、何の迷いもなく気持ちよく歌わせていただいています。
開会式リハーサルの場面は、最近オリンピックも開催されましたし、その場の緊張感や平和の祭典なんだなと思い浮かべながら踊っています。
マント捌きは思ったよりも全身運動なので大変ですね(笑)
オリンピアーダの仲間たちはとても愛おしい存在。
二幕の途中では内部分裂もするけれど、スペインのために戦ってくれる仲間がいることの有難さをそこで改めて思い出したり・・・。
ヴィセントは彼らがいたから故郷を離れ義勇軍への参加を決意するほどに、終盤にかけて仲間たちと一緒にいたいという気持がどんどん強くなっていくなと。
戦場のナンバーは抽象的な振付で、いつもと違う感じが良い意味で戦場の緊張感とリンクしていると感じます。
そのナンバーが終りペギーに向き直った瞬間からは、霊魂的なイメージで「よく来たね」、と。
後世に思いを伝える気持ちで演じています。
フィナーレの幕開きは辛いことがあっても頑張っていこうという歌詞ですし、お客様に前向きな気持ちになっていただけるよう歌えれば。
群舞はKORIalive先生の心躍る振付で、皆で息を合わせて頑張りたいです」
久々に裏表なくストレートな熱い男の役柄で カフェブレイクではヴィセントのことを「直熱男(ちょく あつお」と表現しておられました
ヴィセント役の為に 作った言葉ーとか
タカラヅカは愛でできている
疲れたら 夢を見るのに宝塚に来て欲しいと まだ新人公演に出る下級生時代から言っていた芹香斗亜さん
今も劇場で来られたお客様に幸せな気持ちになっていただきたい
そんな思いで舞台に立っていらっしゃるそうです
読売新聞夕刊に「タカラヅカ~新たなる100年へ」という記事があり その第79回が「NEVER SAY GOODBYE ~ある愛の軌跡~」出演中の芹香斗亜さんでした
見出しに「命がけの闘牛士 堂々と」とあります
ー人気写真家のジョルジュ(真風涼帆さん)が、取材に訪れたスペインで、自由と正義を求めて戦う人々と出会い、スペイン内戦に巻き込まれていく物語。
芹香さんは熱くてまっすぐな闘牛士・ヴィセントを演じています。ー
芹香斗亜さん「スペイン内戦を、歴史的な背景から勉強し直しました。
闘牛士についても動画などで学びました。
命がけの仕事だからこそ、とても堂々としていて、潔い。
そういった部分を意識して演じています。」
ー闘牛士の衣装、格好良いですね。ー
芹香斗亜さん「衣装は膝下がタイツなので、足元がきれいに見えるように意識しています。
民兵の衣装も含め、有村淳先生が新しくデザインしてくださったものなので、格好良く見せたいと思っています」
ーマントを使うダンスも印象的ですー
芹香斗亜さん「あのようなダンスは初めてで、マントさばきが、思った以上に難しかったです。
予想していたよりも全身を使うので、ラジオ体操のようでした。
マントもほどほどに重量があって、初めはマントを翻せなくて、たくさん練習をしました。
自宅でもバスタオルを使って練習しました」
ー国際情勢が不安定ななか、今だからこそ一層心打たれる物語になっていると感じました。
作品を通して届けたいメッセージはありますかー
芹香斗亜さん「このような状況になるとは稽古の時は思っておらず、当初はソロで歌う時の歌詞が『きれい事に聞えないか』と心配もしていましたが、今だからこそより共感してもらえると思います。
音楽に言葉を乗せて、歌詞を届けたいです」
ートップスターの真風さんのもと宙組で、様々な役を経験してきました。
演じてきた役から学んだこと、難しさを感じたことはあるのでしょうかー
芹香斗亜さん「悪役だったり、格好悪い役だったり、本当に色々な役を演じられることが毎回楽しいです。
年々肩の力が抜けていっている気がしますし、役の幅が広がったと思います。
ただ、ビジュアルも含めてファンの方からは『それでも素敵』と思っていただけるようにしないといけないので、その部分は難しいです(笑)」
ー役者として今後の目標は?ー
芹香斗亜さん「作品ごとに『何をお客様に届けたいのか』を一番に考えていきたいです。
舞台は普段の人となりが全て出る場所。
しっかりと広い視野を持った人間でありたいです」
田上拓明記者からの一言
ー勉強熱心でありながら、自身を冷静に客観視することができる芹香さん。
だからこそ、多様な役を自分のものにできるのでしょう。
得意分野はコメディーだそうです。
「お客様とコミュニケーションが取れている感覚があって燃えます。
小さい頃、吉本新喜劇を毎週欠かさず見ていたこともあって、関西人の血が騒ぐのかもしれません」
芹香斗亜(せりか・とあ)
兵庫県出身
身長 173cm
愛称は「キキ」
2017年「シークレット・ハンター」で初舞台を踏み、星組に配属、
2012年に花組、2017年に宙組へ組替えとなった。
次回公演「FLY WITH ME(フライ ウイズ ミー)」は、東京・有明の東京ガーデンシアターで
6月10~12日に上演
と記事内で紹介されています
とっころで♪
こちらが「ネバーセイグッバイ」の時のヴィセント・ロメロ役の芹香斗亜さん
こちらは
次回 宝塚大劇場公演宙組作品「HIGH&LOW-THE PREQUEL」の役ROCKE役の芹香斗亜さん
芹香斗亜さん表紙の歌劇6月号71頁の真風涼帆さんコンサート「FLY WITH ME」紹介の コンサートの構成演出を手掛ける野口幸作氏の言葉によれば
LDHと宝塚歌劇のコラボは昨年の宙組公演の時に話が始まっていたそうです
イケメンの皆さんが様々な理由でケンカー格闘を繰り広げ ドラマから映画へ
この男おとこした世界を 妙齢の女性集団である宝塚歌劇団が どう料理・アレンジしていくのか
想像もつきません
コンサートの中で「HIGH&LOW-THE PREQUEL」の挿入歌も歌われるそうです