夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

あれやこれや

2025-02-06 18:40:03 | 子供のこと身辺雑記

弱音は吐きたくないが もともとへたれ根性無しの私

 

退院して施設に戻った姑

けれど施設に来て下さるお医者様からも説明

だんだん弱って「死」が近づいてくるのは避けられない

そのための同意書のような書類にもサイン

自分の親のことなのに主人も主人の兄弟さんがたも 私に「任せた」

それだけ「任せられてしまった」責任は重い

姑は私にとって最後の親と呼べる人

元気な頃「死ぬのが怖い」と言ったこともある

私には その言葉が胸にずんと残っている

 

姑が食べられそうなものを届けてもいいことになっていて 毎日では施設の方にご迷惑になってもと 週に二度ほど食べやすそうなものを届けがてら 姑の顔を見に寄っている

 

その帰り道 主人から電話がかかり 運転中だったので かけ直すと

「風邪ひきで栄養剤や薬を買うと 結構お金がかかった

あほらしいなと病院に行った

薬もらってきた

コロナやったら思ったけど ただの風邪やった」

ーとひどく残念そうに言った

 

私は弱っている姑を見て それなりに落ち込んでの帰り道

そういう事情は分かるはずもなく 自分のことばっか話す主人

内心ね 私はいらっとした

君は そんなに厄介なコロナさんにかかりたかったのかーと

病気だって患者さん選ぶわ〈ひどい・爆〉

とは 思ったけれど

いちいち報告してこなくていいわ ねえ あなた暇なのーともね

口には出さないけど 思ったわ

私も優しく相手する気分じゃなかったけれどね

この時の私は 姑のことを考えて 半ば泣きそうな気持で運転していたから

自分のことだけ話したら 主人 電話を切ったし

愚痴るみたいで この時の気持ちを私にも主人に説明する気分では無かった

 

 

そして今日 姑がいる施設に 姑が食べそうな苺やメロンのゼリーにアイスなど届けると お世話して下さる担当の方をお話ができて 姑の様子など教えていただけた

 

食べる力はあって「食べよう」とする気持ちも意欲もある

きちんと口を開けてくれる

体の方も少しずつうごけるようになればと リハビリ担当の方とも相談して動いていますと

 

お世話して下さる方々には ただただ頭がさがる

呑み込む力も そこまで案じずとも大丈夫だと

 

次回はプリンやヨーグルトも買っていってみよう

まだ もう少し姑は生きていてくれる

そう願って・・・・・

 

このところ 施設から電話がかかるたびに おそろしかった

姑の命が危ないとか 息を引き取りましたーとか

そういう内容ではないかと

 

姑のベッドの横に貼ってある注意書き

 

お世話して下さる方が 色々気にかけて下さって 

病院に入院中 少し髪も伸びているから来週には カットのお手入れも予約して下さっているとか

 

先日 甘いカレーが食べたくなって作った

 

我が家のカレーはどちらかと言えば辛口で濃い

母がカレー粉や印度カレー SBなどのルウを使って作っていた

これに蜂蜜 りんごのすりおろしたの ウスターソースやとんかつソースなんかも加えてた

それで子供の頃の私は カレーはこういう味だと思っていた

 

ところが 母の妹である叔母の作るカレーは甘かった

バーモントカレーに蜂蜜たっっぷりで作っていたらしい

 

子供の頃のちょっとしたカルチャーショックだった

カレーライス その家によって味が違うんだと

だから どうした?!って話ではあるのだけれど

 

私の心のカレーは 亡き母が作ってくれたものだけれど 時々 叔母が作ってくれたカレーも食べたくなる

料理本によっても作り方も具材も異なるカレー

勿論 私なりの作り方のカレーもあるけれど

同じカレーライスではあるけれど 作る人間の自由で 

今は無いあの店風のカレーとか 色々遊びながら作っている

 

炊き込みご飯は 母が好きだったので仏壇にもお供えを

 

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アンソニー・ホロヴィッツ著「ナイフをひねれば」〈創元推理文庫〉

2025-02-05 14:09:36 | 本と雑誌

 

著者と同じ名前の作家が登場人物で・・・いささか的外れな推理も披露し 物語の語り手でもある

探偵役はホーソーン

まだまだ謎多き人物でもあるが 今回ホロヴィッツはホーソーンに救われる

 

ホロヴィッツの書いたものが上演された舞台

酷評した劇評家のハリエットが刺殺されて カーラ・グランショー警部は ホロヴィッツが容疑者とする

 

メキシコ湾より広大な悪意の持ち主であったハリエット

彼女によって傷つけられた人間は多い

生き直そうとしていた青年の過去を知っていたハリエット

悪意によって人生を破壊されることもある

でっちあげでも 事実をゆがめ変えても・・・・・書いた人間はそれで金儲け

事実とは全く違う「大嘘」を書かれた人間は・・・・・その荒唐無稽な大嘘すら背負って生きていかなくてはいけない

人生は続いていくのに

呪いをかけられたようなものだ

 

 

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汚れる前に♬

2025-02-03 19:30:49 | ペット

綺麗なうちに・・・・・

コユキ購入でお世話になったお店さんから「何か用事はありませんか 困っていることとかありませんか」と先日 連絡をもらった

購入時に「大きくなっても洗ってくれる」とは言われていたものの

やっぱり大丈夫かなーって遠慮があって

だけど尋ねてみた

「本当にシャンプーお願いしてもいいですか 半端なくデカくなっていますけれど」

笑い声と共に明るくお店の方

「ぜんぜん平気です」

そこであつかましくも予約を取ってお願いすることに

家の庭ではじっとしていることない

呼べば逃げる

背中を向ければ飛びついてくる

元気ありあまりコユキさん

 

お店の方は若いお嬢さんばかりなのですが

さすがでした

洗っている様子がガラス越しに見られるのですが

係の方がお二人で

洗っている間も 乾燥の時も 仕上げのブラシ掛け

爪切り・・・・・・

コユキ おとなしくしておりました

〈心配なので・・・ずうっとお店にいて見ていた私

やっぱり 店員さんを噛んだりとか コユキが危害を加えてはいけないので〉

心配は無用でした

若くても さすがはプロ

見事でした

連れて帰る時には ふわっふわの毛並みに

 

このまま 汚れずに居てくれたらいいのだけれど

穴掘り得意なやんちゃさん

じきにね 鼻の上を真っ黒 土まみれにしちゃうのでした

撮影状況

片手に携帯持つ私の肩辺りに前脚をついて後ろ脚で立っている

とても撮りにくい

凛々しく立つ姿を撮りたかった私

うまくは いきませぬ

 

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まずは節分

2025-02-02 19:34:34 | 子供のこと身辺雑記

今年は2月2日が節分でした

ずうっと3日が節分だったのに

でもまあ 節分 恵方巻 焼いた鰯 大根おろし

などとある程度決まっているのは 何作ろうかなと考えないでいいから有難い・笑

 

無事に豆まきも終えた

うん 節分 コンプリート〈^^:〉

 

次は バレンタインデー用の義理チョコを買っておかなきゃ

 

窓ガラス越しに撮ったら 似たような面白くも無いシロモノとなった

庭に出た長男を追いかけ甘えるコユキ

 

あと数日で生後八か月になります

 

 

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知念実希人著「機械仕掛けの太陽」 〈文春文庫〉

2025-02-02 09:53:25 | 本と雑誌

 

 

女手一つで育ててくれた母と幼い息子と暮らす医師の椎名梓

一緒に暮らす恋人の定岡彰と近々結婚するつもりでいた看護師の硲瑠璃子

地域医療に関わり地元の人々からの信頼も厚い長峰邦昭

70代の長峰は同じく医師の息子から引退を考えてはーと 言われもしていた

ごく平凡な生活を送っていた彼らは それぞれの立場でコロナ禍〈中国武漢発 世界中に迷惑をかけ 死をばらまいた病気〉と向き合い 奮戦する

その死闘は患者の命を救う為のみならず 世評とも闘うこととなる

 

小説という形はとっているが 医師でもある著者が・・・

その医師という立場で眺めた「世間」も描かれている

 

医療に携わる方々は患者から感染し 命を落とされた方々も

この病気が出現しなければ 消えなくて喪われなくてよかった命

 

必要なマスクの医療機器の不足

感染を予防しなくてはいけないのに

完全に防ぐことができない

 

夏の暑い盛りにも 宇宙服のような姿で治療しなくてはいけない

従弟の一人が内科医で 往診にも出向いていた

どれほど多忙でも 持病ある私のことを気遣ってくれる優しく明るく冗談も得意な人間だ

その従弟は自分の大変さを自分からは言わない

従弟の父である叔父から その奮闘ぶり生活の大変さを聞くばかりだ

 

コロナと呼ばれるこの病気は まだ死滅したわけではない

罹患する人も多い

他の親戚にも「入院していた」という声は まだ聞く

 

医療に関わる方々が貶められてはならないーと思う

 

物語に話を戻そう

梓は家族と離れて暮らすことを選択

家庭に病気を持ち込んで 持病ある母やまだ幼い息子が感染することを防ぐためにも

自身が感染し死ぬこともありうる

それでも医師として 目の前の患者を見捨て逃亡することはできない

使命感持ち看護師としての職に向きあっていた瑠璃子も厳しい生活の中で心がすり減っていき 遂には自身も感染

結婚を考えていた恋人との生活も壊れてしまう

瑠璃子の心を救ったのは 母であり父の言葉

そして母の手料理

病気の後遺症で 失われていた味覚

彼女は医療の現場に立つ「心」を取り戻すことができた

そして以前の自分と同じように心がぼろぼろになっている同僚に気づく

 

クラスターを出した病院を責めるマスコミ

我慢できずに瑠璃子の放つ言葉は 実際の現場の医師たちも言いたい言葉なのではないだろうか

 

はっきりした治療方法が見つからず 混乱する現場

ワクチンに見出される希望

そのワクチンを否定するデマを流す一派

そのデマに躍らされネットで暴れる「自分こそ正しい」と思い込む人間

そのデマを信じ込みさらに拡散する「自分は賢い」と「思いあがる」人間もいる

 

外出から帰宅したら手を洗う

うがいする

なんてのは昭和の子供なら 家庭でも学校でも教わった「常識」であったはずなのだが

風邪を引いたら 人に移さない為にもマスクをする

 

自分を守り他人にも迷惑をかけないように生きる

 

他人に迷惑かけても それを考えず「自分の自由のみ」主張するのは ただの我儘だと思う

自己中心的でみっともないと

 

あなたにはあなたの権利があるかもしれないが その権利は他の人の「権利」を侵害してはいまいか

 

 

作中には様々な人が登場する

どう思って 読むかは 読む人一人一人により異なるし 感想もまた異なるだろう

 

ただ「あの時代」は 確かにこうであった

そういうこともあったね

そう振り返り 読むこともできる小説です

 

 

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