遊爺雑記帳

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中国の国防費 再び二桁伸長

2011-03-04 23:24:43 | 東シナ海ガス田
 中国の全人代開催を前に、李肇星報道官が会議のスケジュールと関連活動について説明し、記者団の質問に答えたそうです。第12次5カ年計画や予算審議での、格差社会是正策が注目される中、2011年、中国の国防予算額は約6011億元となるし、前年実績比12.7%となり2010年に一桁台に落ちていたものの、再び二桁伸長となることを発表しました。
 この公表値で、日本の1.56倍なのですが、人件費が安い上に、空母艦隊の構築、ステルス戦闘機開発、宇宙衛星攻撃ミサイルなどミサイルの開発と配備、身近なところでは、尖閣海域への新鋭監視船増強配備と、多大な投資をしています。
 実質は、公表値の二倍と言われる所以ですが、李肇星報道官は、GDP比では世界的に見て低い水準だと言い張っています。
 
中国国防費、7兆円を突破…2年ぶり2ケタ増 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 【北京=大木聖馬】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の李肇星報道官は4日、北京の人民大会堂で記者会見し、2011年の国防予算が前年実績比12・7%増の6011億元(約7兆5378億円)になると明らかにした。
 中国の国防費が2ケタの伸び率を示したのは2年ぶり。日本の11年度予算案では、防衛関係費は4兆7752億円で、中国の予算は日本の1・58倍に相当する。
 中国国防費は1989年~09年までの21年間は2ケタの伸び率で拡大したが、10年の国防予算は7・5%増と1ケタにとどまった。だが、今年は676億元(約8477億円)の大幅増で、再び急増に転じたのは、海軍力増強に加え、新鋭戦闘機やミサイルの配備を急いだほか兵士の人件費などが上昇したためと見られる。


 国防費については、物価(特に人件費)を別枠で比較してほしいといつも考えますが、そのような報道に接したことはありません。中国の公表値で見てさえ、日本のGDPを超えたのに(僅差ですが)日本の約1.6倍もありながら、GDP比では低いと言い張っています。
 日米豪やインドは、アジア諸国を含めて、透明化と急増の目的を問いただしていかねばなりませんね。
 中国国内で、政府と人民解放軍との綱引きの動向にも注目がいります。

 話が横道にそれますが、中国が東シナ海や南シナ海での対応を「やりすぎだった上に、まずかった」と反省しているとの情報がありますね。大きな戦略の方向には変化はないでしょうが、みえみえで急ぎすぎた為、世界の世論の反発を買ったことへの反省ですね。
 日本は、世界の世論への対策を、ロシアや韓国の不法占拠も含めて、もっとPRが必要ということですね。
 
 
中国は「やりすぎだった」と反省 漁船衝突事件で元米大統領補佐官 - MSN産経ニュース
 
 韓国は、EEZを侵犯した中国漁船は、発砲してでも拿捕しています。

 
韓国、中国漁船を拿捕 発砲して10人拘束 斧や鉄パイプで抵抗 - MSN産経ニュース

 中国政府の反応が未明ですが、領土争いはなくても、EEZ侵犯で発砲・拿捕に対し、なにも言わずに引き下がるのでしょうか?
 韓国は、一方的に李承晩ラインを設定した時に、日本漁船も拿捕していました。その名残が竹島ですね。

 日本政府の外交力の奮起が望まれますね。




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中国、核ミサイルの標的 (角川oneテーマ21)
中国人民解放軍の正体―平和ボケ日本人への警告!!




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