米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報があると、元東京新聞の東京新聞らしくなかった長谷川幸洋氏。
ロシアは兵器が枯渇しつつあり、北朝鮮のほか、イランや中国からも調達しようとしているようだ。
プーチン大統領の、最終章の幕が下りつつあるのか。
こうしたなか、米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報があるのだと。
水面下で、何が起きているのか。
秘密協議は米NBCが 7月 6日に報じた。参加していたのは、米側が著名シンクタンク、外交問題評議会(CFR)の前会長であるリチャード・ハース氏や、ジョージタウン大学のチャールズ・カプラン教授など元政府高官、ロシア側はラブロフ外相と大学、シンクタンク関係者たち。
正式な政府間交渉ではなく、民間の有識者らが意見交換し、実質的な交渉のお膳立てをするのは、北朝鮮の核問題などで例がある。
今回はロシア外相が加わっている。
彼らは一体、何を議論していたのか。
参加した米元高官は最近、ロシアの英字紙「モスクワ・タイムズ」のインタビューに応じて、内幕を語ったと、長谷川氏。
「ロシア側は自分たちの勝利や敗北を定義できていない。エリートたちの何人かは、そもそも戦争を望んでいなかった。『完全な間違いだった』とさえ言っていた」
「彼らの選択肢に屈辱的敗北はない。ロシアに恥をかかせたり、崩壊させるほど孤立化、弱体化させれば、交渉をほとんど不可能にしてしまう。われわれは周辺地域を安定させるために、強力なロシアが必要だ、と強調した」
そのうえで、重大な懸念を語った。
「ロシアはクリミア半島を失いそうになったら、核を使うだろう」というのであると、長谷川氏。
秘密協議は、ロシアのプーチン大統領の存在が最大の障害になって、行き詰まったのだそうです。
打開するために、元高官は「われわれは反戦派エリートに接近しなければならない。彼らが別の指導者を支持するなら、プーチン追放は不可能ではない」とも語ったと。
これと同じタイミングで、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官や、英秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官が相次いで、ロシアからスパイをリクルートする意向を表明した点に注目する。「反プーチン勢力に肩入れする絶好のチャンス」とみているのだと、長谷川氏。
米政権は公式スタンスとは別に「プーチン排除」に動き出しているようにも見えるとも!
関与を否定しているバイデン政権も昨年秋には一時、水面下で停戦協議を模索した。ウクライナの戦場とは別に、モスクワの奥深くでも駆け引きが始まっていると、長谷川氏。
ナポレオンや、ヒトラーのロシア(ソ連)侵攻に、ひたすら耐えることで(冬将軍のおかげで)退却させ、勝利してきたロシア(ソ連)。
今回も、長期持久戦の様相を呈していますね。
長期戦で、米国を筆頭にNATO諸国の支援疲れや、分断を待つ作戦。
ゼレンスキー大統領は、その戦争疲れでの支援の足並みの乱れの防止に躍起。
米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官や、英秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官が相次いで、ロシアからスパイをリクルートする意向を表明した点に注目する。「反プーチン勢力に肩入れする絶好のチャンス」とみているのだと、長谷川氏。
米政権は公式スタンスとは別に「プーチン排除」に動き出しているようにも見えると!
バイデン政権も昨年秋には一時、水面下で停戦協議を模索した。ウクライナの戦場とは別に、モスクワの奥深くでも駆け引きが始まっていると、長谷川氏。
フセインやビンラディンを抹殺することで戦争を終わらせた米国。
プーチンが始めたウクライナ侵攻。終わらせるには、プーチン大統領に侵攻を断念していただくしかない。
どんな手立てが、プーチン大統領に侵攻を終わらせる決断をさせるのに有効なのでしょう?
# 冒頭の画像は、崖っぷちにたたされている(?)プーチン大統領
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ロシアは兵器が枯渇しつつあり、北朝鮮のほか、イランや中国からも調達しようとしているようだ。
プーチン大統領の、最終章の幕が下りつつあるのか。
こうしたなか、米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報があるのだと。
【ニュースの核心】米露が秘密協議「プーチン追放」の可能性 米元高官「クリミア半島を失うなら核を使うだろう」「反戦派エリートに接近」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 長谷川幸洋 2023.8/7
米元高官「クリミア半島を失うなら核を使うだろう」
米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は 3日の記者会見で、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアに、弾薬を提供しようとしていると懸念を示した。ロシアは兵器が枯渇しつつあり、北朝鮮のほか、イランや中国からも調達しようとしているようだ。20年以上もロシアのトップに君臨してきたウラジーミル・プーチン大統領だが、最終章の幕が下りつつあるのか。こうしたなか、米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報がある。「プーチン追放」の可能性とは。ジャーナリストの長谷川幸洋氏による核心リポート。
◇
ウクライナ戦争の停戦をめぐって、米国の有識者たちがロシアのセルゲイ・ラブロフ外相らと非公式に秘密協議を重ねていたことが分かった。参加者の1人は「ロシアがクリミア半島を失うかもしれないと思えば、戦術核兵器を使うのは、ほとんど確実」とも語っている。
水面下で、何が起きているのか。
この秘密協議は米NBCが 7月 6日に報じた。参加していたのは、米側が著名シンクタンク、外交問題評議会(CFR)の前会長であるリチャード・ハース氏や、ジョージタウン大学のチャールズ・カプラン教授など元政府高官、ロシア側はラブロフ外相と大学、シンクタンク関係者たちだ。
重要案件をめぐって正式な政府間交渉ではなく、民間の有識者らが意見交換し、実質的な交渉のお膳立てをするのは、北朝鮮の核問題などで例がある。それらは「トラック2.0」と呼ばれるが、今回はロシア外相が加わっているので「トラック1.5」だ。
協議の存在は、ハース氏がNBC報道の翌日、自分のブログで認めた。ジョー・バイデン政権は「協議に関わっていない」と表明しているが、ハース氏によれば、協議の内容は「ホワイトハウスにも報告している」という。
彼らは一体、何を議論していたのか。
参加した米元高官は最近、ロシアの英字紙「モスクワ・タイムズ」のインタビューに応じて、内幕を語った(7月25日付)。次のようだ。
「協議は 1カ月に 2回のペースで開かれ、私は少なくとも 3カ月に 1度はモスクワを訪れた」「ロシア側は自分たちの勝利や敗北を定義できていない。エリートたちの何人かは、そもそも戦争を望んでいなかった。『完全な間違いだった』とさえ言っていた」
「だが、いま戦争の渦中にある。彼らの選択肢に屈辱的敗北はない。ロシアに恥をかかせたり、崩壊させるほど孤立化、弱体化させれば、交渉をほとんど不可能にしてしまう。われわれは周辺地域を安定させるために、強力なロシアが必要だ、と強調した」
そのうえで、冒頭に紹介した重大な懸念を語った。「ロシアはクリミア半島を失いそうになったら、核を使うだろう」というのである。
秘密協議は、ロシアのプーチン大統領の存在が最大の障害になって、行き詰まった。打開するために、元高官は「われわれは反戦派エリートに接近しなければならない。彼らが別の指導者を支持するなら、プーチン追放は不可能ではない」とも語った。
以上をどうみるか。
CIA・MI6が露スパイリクルート表明で「反プーチン」に肩入れ
私は、これと同じタイミングで、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官や、英秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官が相次いで、ロシアからスパイをリクルートする意向を表明した点に注目する。「反プーチン勢力に肩入れする絶好のチャンス」とみているのだ。
米政権は公式スタンスとは別に「プーチン排除」に動き出しているようにも見える。
一方、元駐ロシア米国大使のマイケル・マクフォール氏は 7月30日、自分のブログで、「なぜ、『ロシアは核に訴える』などと言えるのか。バイデン政権や西側を脅して、プーチンに味方するだけだ」と厳しく批判した。協議から外された形のウクライナも「激怒している」という。
関与を否定しているバイデン政権も昨年秋には一時、水面下で停戦協議を模索した。ウクライナの戦場とは別に、モスクワの奥深くでも駆け引きが始まっている。
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■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。
ウクライナ戦争の停戦をめぐって、米国の有識者たちがロシアのセルゲイ・ラブロフ外相らと非公式に秘密協議を重ねていたことが分かった。米元高官「クリミア半島を失うなら核を使うだろう」
米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は 3日の記者会見で、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアに、弾薬を提供しようとしていると懸念を示した。ロシアは兵器が枯渇しつつあり、北朝鮮のほか、イランや中国からも調達しようとしているようだ。20年以上もロシアのトップに君臨してきたウラジーミル・プーチン大統領だが、最終章の幕が下りつつあるのか。こうしたなか、米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報がある。「プーチン追放」の可能性とは。ジャーナリストの長谷川幸洋氏による核心リポート。
◇
ウクライナ戦争の停戦をめぐって、米国の有識者たちがロシアのセルゲイ・ラブロフ外相らと非公式に秘密協議を重ねていたことが分かった。参加者の1人は「ロシアがクリミア半島を失うかもしれないと思えば、戦術核兵器を使うのは、ほとんど確実」とも語っている。
水面下で、何が起きているのか。
この秘密協議は米NBCが 7月 6日に報じた。参加していたのは、米側が著名シンクタンク、外交問題評議会(CFR)の前会長であるリチャード・ハース氏や、ジョージタウン大学のチャールズ・カプラン教授など元政府高官、ロシア側はラブロフ外相と大学、シンクタンク関係者たちだ。
重要案件をめぐって正式な政府間交渉ではなく、民間の有識者らが意見交換し、実質的な交渉のお膳立てをするのは、北朝鮮の核問題などで例がある。それらは「トラック2.0」と呼ばれるが、今回はロシア外相が加わっているので「トラック1.5」だ。
協議の存在は、ハース氏がNBC報道の翌日、自分のブログで認めた。ジョー・バイデン政権は「協議に関わっていない」と表明しているが、ハース氏によれば、協議の内容は「ホワイトハウスにも報告している」という。
彼らは一体、何を議論していたのか。
参加した米元高官は最近、ロシアの英字紙「モスクワ・タイムズ」のインタビューに応じて、内幕を語った(7月25日付)。次のようだ。
「協議は 1カ月に 2回のペースで開かれ、私は少なくとも 3カ月に 1度はモスクワを訪れた」「ロシア側は自分たちの勝利や敗北を定義できていない。エリートたちの何人かは、そもそも戦争を望んでいなかった。『完全な間違いだった』とさえ言っていた」
「だが、いま戦争の渦中にある。彼らの選択肢に屈辱的敗北はない。ロシアに恥をかかせたり、崩壊させるほど孤立化、弱体化させれば、交渉をほとんど不可能にしてしまう。われわれは周辺地域を安定させるために、強力なロシアが必要だ、と強調した」
そのうえで、冒頭に紹介した重大な懸念を語った。「ロシアはクリミア半島を失いそうになったら、核を使うだろう」というのである。
秘密協議は、ロシアのプーチン大統領の存在が最大の障害になって、行き詰まった。打開するために、元高官は「われわれは反戦派エリートに接近しなければならない。彼らが別の指導者を支持するなら、プーチン追放は不可能ではない」とも語った。
以上をどうみるか。
CIA・MI6が露スパイリクルート表明で「反プーチン」に肩入れ
私は、これと同じタイミングで、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官や、英秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官が相次いで、ロシアからスパイをリクルートする意向を表明した点に注目する。「反プーチン勢力に肩入れする絶好のチャンス」とみているのだ。
米政権は公式スタンスとは別に「プーチン排除」に動き出しているようにも見える。
一方、元駐ロシア米国大使のマイケル・マクフォール氏は 7月30日、自分のブログで、「なぜ、『ロシアは核に訴える』などと言えるのか。バイデン政権や西側を脅して、プーチンに味方するだけだ」と厳しく批判した。協議から外された形のウクライナも「激怒している」という。
関与を否定しているバイデン政権も昨年秋には一時、水面下で停戦協議を模索した。ウクライナの戦場とは別に、モスクワの奥深くでも駆け引きが始まっている。
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■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。
水面下で、何が起きているのか。
秘密協議は米NBCが 7月 6日に報じた。参加していたのは、米側が著名シンクタンク、外交問題評議会(CFR)の前会長であるリチャード・ハース氏や、ジョージタウン大学のチャールズ・カプラン教授など元政府高官、ロシア側はラブロフ外相と大学、シンクタンク関係者たち。
正式な政府間交渉ではなく、民間の有識者らが意見交換し、実質的な交渉のお膳立てをするのは、北朝鮮の核問題などで例がある。
今回はロシア外相が加わっている。
彼らは一体、何を議論していたのか。
参加した米元高官は最近、ロシアの英字紙「モスクワ・タイムズ」のインタビューに応じて、内幕を語ったと、長谷川氏。
「ロシア側は自分たちの勝利や敗北を定義できていない。エリートたちの何人かは、そもそも戦争を望んでいなかった。『完全な間違いだった』とさえ言っていた」
「彼らの選択肢に屈辱的敗北はない。ロシアに恥をかかせたり、崩壊させるほど孤立化、弱体化させれば、交渉をほとんど不可能にしてしまう。われわれは周辺地域を安定させるために、強力なロシアが必要だ、と強調した」
そのうえで、重大な懸念を語った。
「ロシアはクリミア半島を失いそうになったら、核を使うだろう」というのであると、長谷川氏。
秘密協議は、ロシアのプーチン大統領の存在が最大の障害になって、行き詰まったのだそうです。
打開するために、元高官は「われわれは反戦派エリートに接近しなければならない。彼らが別の指導者を支持するなら、プーチン追放は不可能ではない」とも語ったと。
これと同じタイミングで、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官や、英秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官が相次いで、ロシアからスパイをリクルートする意向を表明した点に注目する。「反プーチン勢力に肩入れする絶好のチャンス」とみているのだと、長谷川氏。
米政権は公式スタンスとは別に「プーチン排除」に動き出しているようにも見えるとも!
関与を否定しているバイデン政権も昨年秋には一時、水面下で停戦協議を模索した。ウクライナの戦場とは別に、モスクワの奥深くでも駆け引きが始まっていると、長谷川氏。
ナポレオンや、ヒトラーのロシア(ソ連)侵攻に、ひたすら耐えることで(冬将軍のおかげで)退却させ、勝利してきたロシア(ソ連)。
今回も、長期持久戦の様相を呈していますね。
長期戦で、米国を筆頭にNATO諸国の支援疲れや、分断を待つ作戦。
ゼレンスキー大統領は、その戦争疲れでの支援の足並みの乱れの防止に躍起。
米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官や、英秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官が相次いで、ロシアからスパイをリクルートする意向を表明した点に注目する。「反プーチン勢力に肩入れする絶好のチャンス」とみているのだと、長谷川氏。
米政権は公式スタンスとは別に「プーチン排除」に動き出しているようにも見えると!
バイデン政権も昨年秋には一時、水面下で停戦協議を模索した。ウクライナの戦場とは別に、モスクワの奥深くでも駆け引きが始まっていると、長谷川氏。
フセインやビンラディンを抹殺することで戦争を終わらせた米国。
プーチンが始めたウクライナ侵攻。終わらせるには、プーチン大統領に侵攻を断念していただくしかない。
どんな手立てが、プーチン大統領に侵攻を終わらせる決断をさせるのに有効なのでしょう?
# 冒頭の画像は、崖っぷちにたたされている(?)プーチン大統領
↓よろしかったら、お願いします。