遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

ロンドンに日本の拠点を

2014-05-26 23:33:42 | 日本を護ろう
 EUの経済不振は、一時のイタリアやギリシャ、更にスペインといった国々の危機はあまり語られなくなり一服した感があります。しかし、脱EUの勢力が増している様子で、経済でも、政治でも、連合によるバラ色を目指した世界にかかった雲が晴れていませんね。
 経済も政治もゆらぐEUといった最近の情勢ですが、世界のオピニオンリーダーの雄であることには違いありませんが、日本との関係はさほど蜜とはいえませんね。
 中国は盛んに交流を深める努力をし、その中で反日プロパガンダにより、世界世論を獲得しようとしています。
 この宣伝戦争に、日本が後れをとることは、世界世論で中国に敗北を喫することになります。EU諸国との絆の強化が望まれます。
 そのためには、リーダー核の国々との絆の強化が必要で、安倍首相も力を入れ始めている様子ですが、中国に対しては出遅れ感はいなめません。
 自由と資本主義の価値観を共有している点では、中国より優位な背景を持っていますし、腐っても世界第3位のGDPを維持していますので、EUとの相互発展は可能なはずです。
 そんななかで、英国のインフラ事業での協力話が進んでいるのだそうです。経済交流を深め、中国との世論獲得戦争に伍する一助にしたいですね。
 
欧州議会選挙、仏では極右政党が首位に 反EU勢力、各国で躍進 - MSN産経ニュース
 
ロンドンに日本の戦略拠点を (5/26 産経 【視線】 ロンドン支局長・内藤泰朗)

 JR東日本が先日、ロンドン事務所を開設した。金融街シティーで行われた祝賀パーティーに出かけてみると、日英両国政府や鉄道、銀行、メーカーの関係者らが会場に詰めかけていた。その中には、ライバル関係にあるJR東海ロンドン事務所の幹部もいた。鉄道発祥の地、英国に日本の鉄道会社が2社も進出する時代を誰が想像しただろう

 それ以上に驚いたのは、英政府関係者の言葉だった。「
日本の鉄道会社には、ぜひ英国の鉄道事業に乗り出してほしい
」というのである。信頼のおける事業社が増えれば、自然と競争になり、より安全で正確な運行、サービスの質向上、低価格化などが期待できるからだという。

 「鉄は国家なり」をもじり、「鉄道は国家なり」とも表現されるほど政治的にも重要なインフラに、外資を入れて国内の事業会社と競争させ、改善につなげようという発想は、守りにきゅうきゅうとしている日本ではなかなか出てこないのではないか。
 英次世代高速鉄道(HS2)とコンサルタント契約を結んだJR東日本の最高幹部は「英政府にそこまで期待していただいていることは喜ばしいこと。まずは何ができるのか調査し、前向きに検討したい」と話していた。
 英国ではさらに、国家的事業の
原子力発電分野でも、日本から日立製作所東芝、フランス電力公社EDFの合わせて3つの外資が事業展開している。中国やロシアの国営企業がまだ参入していない
のは、政治が絡んでいるからだろう。

 日の丸とユニオンジャック(英国旗)を掲げた「JR英国」の高速列車がイングランドの緑の草原を疾走し、日の丸原発が英国の家庭に送電する-。そんな日まではまだ長い道のりがある。それでも、
英国が日本の巨大技術のグローバル力を試す「実験場」となっている
ことは間違いない。
 同時に、「日本は実力があるのに受け身の姿勢でいるために、その力を十分に発揮し切れていない」。そんな声も親日派の英国人たちからよく耳にする。
 長年、日英文化交流事業に携わってきた英国人女性もその一人。「日本には、いくらでも世界に訴えかけることができる素晴らしい文化があるのに、それが生かされていないのはもったいない」とため息をつく。
 気がかりなこともある。
中国がロンドン中心部にあるチャイナタウンの再開発計画を立て、その中に巨大な中国文化センターを建設しようとしているとの情報があるのだ。韓国はすでに同種の施設を持ち、自国製品のピーアールなどをしている。日本に慰安婦問題などで「歴史戦」を挑む中韓が、センターを欧州での“反日”キャンペーンの拠点に利用
しないとの保証もない。
 日本大使館によると、「大使館内では商業行為はできず、一般人が自由に出入りできないなどの制約があり、『ジャパン・ブランド』の魅力や文化の情報発信にも限界がある」と認める。
 
ロンドンは、影響力をもつ各国の富裕層や文化人が集まる世界でも有数の都市
だ。英語圏のほか、欧州大陸やロシア、中東、旧植民地のアフリカ諸国へも、さまざまな情報が伝わる。その価値を理解し、レストランやカフェ、商業施設に展示ホール、事務所などを兼ね備えた拠点を設置している小国はたくさんある。
 日本は、鉄道や原発といったハードとともに、
「ジャパン・ブランド」を世界に売り込むソフトな情報・文化発信の戦略拠点を、官民挙げてロンドンに構築し、激化する国際競争に備えるときがきているのではないか。それは安倍晋三首相の地球儀外交を後押しすることにもなるだろう。(ないとう やすお)

 世界から孤立化するロシアや中国。その中国に付き従う韓国。
 しかし、中韓の懸命な世界世論へのプロパガンダは、日本の対抗が無く独走し浸透し始めています。
 記事で、「日本には、いくらでも世界に訴えかけることができる素晴らしい文化があるのに、それが生かされていないのはもったいない」と、日英文化交流事業に携わってきた英国人女性の指摘が載せられています。
 日本の、世界世論へのアプローチに、おおいに教示される言葉でしょう。

 各国で影響力を持つ富裕層や文化人が集まる都市で情報発信する。すると、そこから世界各地へ情報が広まる。そのひとつがロンドン。
 口コミの地球規模版ですね。
 地球儀外交を唱える安倍内閣。是非採用していただきたい。
 そして、揺れるEUに日本の楔を打ち込み、日本とEUを復活させていただきたい。



 # 冒頭の画像は、欧州議会選での勝利を受け、パリ郊外で記者会見するフランスの極右、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首




  この花の名前は、ノゲイトウ


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