遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

脱原発表明の菅氏の醜態。各国の見方は。

2011-07-16 00:17:55 | 新エネルギー
 管氏がわざわざ予告して開いた脱原発の表明。今朝(15日)の閣僚懇談会で閣内から指摘されて、政府の方針ではなく個人的な考えを述べたものだと釈明したのだそうですね。
 内容については思いつきで、しかも誰でもが思いついていることですが広範な具体的な詰めが必要だから、その探求をしている話です。
 思いついたことや、人に入れ知恵されたことを勝手に公式発言してしまうのは、鳩とおなじでどうやら民主党のDNAらしい。松本氏が入院し躁状態と診断されたのだそうですが、菅氏も検査してもらった方が良いと思われる異常というか狂人ぶりですね。
 菅首相「脱・原発依存は個人的な考え」 | 日テレNEWS24


 
脱原発 海外の見方 米紙「首相の不人気が壁」 (7/15 読売朝刊)

 
菅首相が13日に表明した「脱原発」の方針について、海外メディアは具体性に欠けるなどと指摘している。


 【ワシントン=山田哲朗】米国務省のトナー副報道官は13日の記者会見で、「日本が自らのエネルギー需要を評価し将来を見通したものであり、
我々が何か対応すべきものではない
」と述べ、論評を避けた。
 ワシントン・ポスト紙(電子版)は、「(原発を)段階的に廃止していくうえでの
戦略や経済損失について言及がなかった」と指摘した。また政府内や電力会社からの反発に加え、退陣の意向を表明している菅首相の「不人気と指導力の減退」が、「脱原発」を実現するうえでの妨げ
との見方を示した。


 【北京=大木聖馬】新華社通信(電子版)は14日の論評記事で、「脱原発宣言は
漠然とした目標を出しているだけで、具体的なロードマップ(行程表)がない
」と指摘した。
 論評は、菅首相が浜岡原発の停止要請や原発のストレステスト(耐性検査)実施などを打ち出してきた経緯を紹介したうえで、「菅首相は
支持率を上げるという政治的判断から『脱原発』という行動に出た
」と分析した。


 【ベルリン⊥二好範英】脱原発で先行するドイツのメディアでは、フランクフルター・アルゲマイネ紙(14日付)が「菅首相自身も脱原発の方向に最初の一歩をしるすだけだと知っている。なぜなら(世論調査回答者の)
70%が菅首相の8月末までの辞任を望んでいる
からだ」と伝え、菅首相が政策を実現する立場にはないと指摘した。
 南ドイツ新聞(同)は「菅首相の後継者は
法的根拠のない脱原発の宣言を後退させるだろう。日本の政治家らは国民の支持を失っていることに気づいていない
」と報じた。


 【ソウルー1門間順平】韓国日報は14日、「
脱原発は火力発電への依存度を高め二酸化炭素の排出増につながる
ほかなく悩ましい」と伝えた。
 韓国エネルギー経済研究院・電力政策研究室の金鉱弾先任研究員は本紙に対し「新エネルギーでの電力供給に成功しても、料金は現在より高くなる。
原発のない電力政策は負担を後世に転嫁する
」と述べ、脱原発宣言を批判した。

「ウラン輸出戦略見直し」


 【モスクワ=貞広貴志】ロシア経済紙コメルサントは14日、ウラン燃料の有望な輸出市場と見ていた日本がドイツに続いて「脱原発」を表明し、「国営原子力企業『ロスアトム』の戦略見直しは不可避」と伝えた。
 ロシアは「脱原発」が国際的な潮流となることに警戒感を強めている。メドベージェフ大統領は今月7日、「
現代の人類が原子力を放棄するのは不可能」と断言したうえ、脱原発に傾く国々に対し「実現困難だし化石燃料の消費を増やすことになる
」と警告している。

 他国の首相のことをボロカスに言って失礼なと怒りたいところですが、事実なので文句も言えません。
 米国は、幼い子供を抱きかかえて、あやしながら護る姿勢です。
 中国は、日本国内の大方の見方を反映していますね。
 注目は、韓国とロシア。韓国は、原発のない電力政策は負担を後世に転嫁するとし、脱原発を批判しています。二酸化炭素削減を優先し、再生可能エネルギーは高価と敬遠し、原発依存を唱えています。原発を50%にまで増やすと言っていた日本の民主党と同じ見解ですね。
 ロシアは深刻な様子です。資源輸出で成り立っている国ですから、脱原発が世界の主流になれば、ウランの輸出が減ることになるとあわてています。日本と競合してベトナムへ売り込んでいたような、原発の販売にも影響が懸念されるでしょう。

 米、中、独は、菅政権を見放していてまともに聞く耳はないという姿勢。韓国とロシアは、自国への影響を懸念して脱原発批判と、大人の国と子供の国との差が出ています。

 閣僚懇談会の中でさえ孤立した菅氏。西岡議長が独裁者と評していましたが、民主主義国のはずの日本の首相が、しかも辞め辞めないで詐欺を働いて不信任案を凌いだ首相が、どこまで独裁者で居続けられるかの実験は、国の前代未聞の大きな危機はどこ吹く風で、前代未聞の非常識ながんばりで続いています。
 民主党も野党も止める知恵も、説得力も、団結もない。
 閣僚懇談会の醜態のまえでこの反応です。知った後の世界の国々は、ますます日本を軽視したり、主権侵害に走ることでしょう。




カシワバアジサイ

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