絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

甲斐路の春   水彩・F2

2006-04-20 00:27:54 | Weblog

八ヶ岳の麓で見つけたスポットです。庇の深い屋根を持った土蔵が絵心を誘います。
藁葺きの屋根も近頃は稀少品です。藁屋根は冬暖かく夏涼しいから、住み心地は抜群のようですが、維持管理に手間が掛かるから、高齢化の進んだ山村では、葺き替えもままならないのです。
屋根材にする茅場も無くなっているし、葺き替えに要する人でも、村の共同体が弱体化してしまい、集めづらいということです。
向井淳平さんの農家シリーズに描かれている農家も、現存するものは少ないそうです。