尾藤家は塵マン街道の中でも傑出した豪華な構えでした。
邸内の見学には案内人がつきっきりで説明してくれます。
見学者へのサービスと悪戯などの防止を兼ねてのことでしょう。
下の蔵は家屋内にあります。
庭にあるのとは違い使い勝手も防犯にも良いと思われます。
二つの蔵が並んでいました、収容する品物が違ったのだそうです。
尾藤家の歴史を示す資料です。
写真がまがっていて見にくくてすいません。
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調味料などを入れた甕です。
こんなものにも質の高いのを使っていたのですね。
行ったのが5月でしたから、まだ甲冑飾りなどがなされていました。
鯉幟も大きくて今は立てることはないそうです。
和風の家の二階が洋風になっています。面白い建て方です。
台所です。かまどなど大人数の食事を賄うのは大変だったことでしょう。
今なら普通の生活でガスを使い水度があるのですから便利になったものです。
井戸で水を汲み竃に薪をくべる、使用人がやるにしても手間のかかることです。
幟です。五月飾りに使われたものです。
説明役の女性はとても丁寧に案内してくれました。
ガラスは昔の手延べ製法のままです。
歪んで見える景色が今では新鮮に見えます。
部屋毎に唐紙の図柄が違います。
みな画家に描かせた特注品です。
来客用の洋間です。
私の家でも昔一間だけ洋室があり応接間にしていました。 もちろんこんない豪華ではありませんが。
中庭です。
天井板は屋久杉が使われています。木目の混んだ素晴らしいものです。
当時の洗面台です。輸入品かと思ったら日本製です。
お風呂もタイル張りですが湯船は木製でした。
ご当主のこだわりなのでしょう。
お風呂場の天井です。凝ったつくりです。
お手洗いの外にある手水鉢です。
昔はどの家にももっと質素ですがこのような手洗い用の物がつるしてありました。
中庭にも井戸がありましたが使われていません。
尾藤家を勧誘形で公開しているのは嬉しいです。
縮緬街道で100年ほどタイムスリップしてきました。