この家は屋根もそれを支える木組みもしっかり残して大切に使われています。
表の戸がシャッターに変えられているのは防犯と防火に備える改造でしょう。
二階の雨戸は昔の侭の木製です。
戦中に流行ったコンクリート製の用水桶がいまだに置かれています。
(第二次大戦当時は防火用水と言い、お上から奨励されて各戸に置かれていたものです。)
隣りに置かれた自動販売機とはミスマッチな感じもしますが、
ご当主は物を大切にする方なのでしょう。
物を大事にする気持ちがこの家を今まで良い状態で残していたことに繋がったのだと思います。
今後もこのまま後世に伝えて欲しいと思います。