絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

リヨン旧市内

2009-04-18 00:13:50 | 海外旅行
リヨンの街は大きな噴水広場があったりして美しい街ですが、夜になってしまったから観光は諦めて食事だけ摂る事にしました。ホテルから旧市内までは5~6kmあるし、フランス最後の夜だからワインの1本くらいは呑みたいしで、タクシーで出掛けました。
ここにも可愛い動物の焼き物があったり、ぶらぶら旧市内を散歩しながらめぼしいレストランを物色したのですが、私の琴線に触れるような店がなかなか見つかりません。若者で溢れているような店は敬遠したいし、高級店には行きたくない。
我が儘旅行者は一時間ほど街を彷徨いました。








今回の旅・最終宿泊地リヨン

2009-04-17 00:04:14 | 海外旅行
今回の旅もいよいよ最終段階に近づきました。到着時に泊まったノボテルには部屋がなく、隣のイビスに泊まることにしました。イビスはツタのことで英語読みではアイビーですが私の発音が悪かったのかマルセイユではエイビスレンタカーに行きたかったのにイビスホテルに連れて行かれたことがあります。そんな事はさておいて今夜はフランス最後の夜ですから美食の街リヨンで美味しい物を食べたいです。と言っても伝統ある星付きのレストランなどには縁がありませんから、身の丈にあった良い店を探すことにします。
イビスもノボテルもチェーンホテルで欧州では何処の国に行っても大きな街には必ずあります。私は滅多に大きな街には泊まらないけど、旅の間にどちらかのチェーン店を1~2回は大抵利用します。
イビスの宿泊料金が土曜日の方が安いのは日曜日に仕事をする罰当たりは居ないからです。土曜は家庭に帰って仕事から解放されるのです。
シングルルームがあるのもリヨンがフランス第二の大都市だから仕事で利用する人が多いからです。フランスでシングルルームのあるホテルは少ないのです。旅はカップルで行くのが当たり前だからです。

美女登場!

2009-04-16 08:38:56 | 海外旅行
旅の楽しみの一つに美女に出くわす場面も数えることが出来ます。話をするとかお茶をするとかではなくて、単にすれ違うだけ、見かけるだけのたわいない楽しみなのですが、ここでもそんな場面に出くわしました。私一人の楽しみにするのは勿体ないからここでお見せします。
土産物屋を冷やかすのも楽しい旅の思い出です。瀬戸物は持ち帰るのが重いし運搬に気も遣うから見るだけの楽しみです。土産用ですから高級な焼き物ではありませんが、愛嬌のある楽しい出来だと思いました。


看板と街灯

2009-04-15 04:50:12 | 海外旅行
ペルージュ(Perouges)の集落の中にある看板などの掲示物と街灯をいくつか並べました。
大人しいデザインでとても良い感じです。お店でも目立たせようなんて事は考えていないからこうゆうデザインになるんですね。
人の目を引こうと考えると、大きくて派手な色彩を使い、電飾でピカピカさせたりしたくなるのですが、土産屋でも喫茶店でもホテルでも近づいて良く見るとなんの商売か分かる程度の表示しかありません。
自分の商売に自信があれば客の方から寄ってくるさ!と言う大人の商人道が感じられます。
こうした静寂(音もしない、控えめな色使い、目立たないデザイン)全てが洗練され統一されていて観光客を和ませてくれます。フランスは大人の国なんですね。


















ペルージュ(Perouges)の街角いろいろ

2009-04-14 06:00:52 | 海外旅行
ペルージュ(Perouges)の街の中は観光客の姿もまばらで落ち着いた佇まいです。
15分もあれば集落を一周出来る広さですから、せかせか歩き回ることはありません。ノンビリ辺りを見回して歴史の重みをかみしめるも良し、自分が中世の騎士に(あるいは貴婦人)になったつもりで空想の世界に浸るのも悪くありません。
喫茶店も3,4軒あるからとにかくノンビリ・ゆったりとタイムスリップしてみるのが良いでしょう。集落のあちこちを写真でご案内します。




















ペルージュ(Perouges)の犬たち

2009-04-13 08:29:34 | 海外旅行


ペルージュ(Perouges)で出会った犬たちは皆、鎖は付けずに自由に歩き回っていました。
ヨーロッパの人達は狩猟民族の子孫ですから犬との付き合い方をしっかり身につけています。犬は人間の従属物でご主人様は人間であると言うことを犬にしっかり教え込んでいます。どこかの国の愛犬家と称する一部の人のように犬を猫っ子可愛がりして、自分が犬の僕(しもべ)のように振る舞ったりはしません。勿論犬を大事にすることは忘れませんが、それは犬が自分の役に立つ存在であり財産だからです。
箒を持ったおばさんが犬の頭をなでていますが、これは私がこの犬の写真を撮ろうとしているのを見て犬にポーズを取るよう言いつけているとこをなのです。
犬は見知らぬ外国人のために何で俺がサービスしないといけないいんだ!とばかりに私にポーズはとって呉れませんでした。

トウモロコシの吊り下がった天井

2009-04-12 10:11:00 | 海外旅行
日本の里でも秋に軒下にトウモロコシやタマネギを綺麗に並べて干してある光景が良く写真のネタになっていますが、ペリュージュでもこの通り綺麗に天井を飾っていました。
農家ではないからこれは観光客用のディスプレーでしょうが、腕の良いカメラマンなら良い作品をものすることでしょう。
中世には未だトウモロコシは欧州には存在しなかったはずですが、三銃士の時代になればアメリカ大陸から移入されていたと思われますからこの町にもあったかも知れません。
トウモロコシの下で談笑する二人の紳士もこの風情を楽しんでいるようです。

*下のコメントにあるように湖の騎士様からご教示頂いたので文章の一部を書き換えました。不勉強で恥ずかしいです。

由緒あるホテル

2009-04-11 06:56:57 | 海外旅行
ガレットを食べたのはホテルのロビーみたいな場所ですが入り口は看板がなければホテルとは気付かぬ質素なものです。中世の時代にはホテルも今のように威厳を持たせたりすることはなったのでしょう。
コーヒーを飲んだ脇の部屋がホテルのダイニングになっていました。この造りを見ただけでこのホテルの歴史を感じ取れます。宿泊代も私にはとても払えない金額ですが、お金持ちになったらこんな所に泊まってみたいものです。
それにしてもガレットやコーヒーを飲ませる場所のテーブルとダイニングのテーブルとの落差は何でなのでしょうね?椅子だって私が座ったのは日本の縁台みたいな木製の背もたれもない長椅子だったんですからね。



ペルージュ(Perouges)の名物・ガレット

2009-04-10 00:05:49 | 海外旅行
ペルージュ(Perouges)の街には狭い路地しか有りません。これは防衛上の配慮で敵兵が大挙して雪崩れ込むのを防ぐ戦略です。その狭い路地でガレットを焼いている人が居ました。
菓子職人のスタイルと言ったら大抵は白いコック帽に白の上下の作業着というのが何処の国でも通り相場ですが、古都ペリュージュの菓子職人は黒のスーツをまとっています。作っているガレットは素朴な小麦粉と砂糖で出来た焼き菓子ですからギャップがあって面白く感じました。
街を一回りした後、先ほどの菓子を焼いていた店の表側から中に入りました。
ここは由緒あるホテルだと案内書に書いてありましたが確かに歴史の重みを感じる作りになっています。
ガレットとコーヒーを頼みました。コーヒーも砂糖も中世では貴重な輸入品で庶民の口には入らない高級品だったのだろうと思います。
テーブルも数百年は使い込んだのだろう思われるものです。
この店のガレットはなんの衒い(てらい)もない素朴な味で砂糖と小麦粉を練って焼いただけのものです。クリームもバターもバニラなどの香料も入っていないプレーンな味です。
この店のガレットと書きましたが、他の店と食べ比べたわけではありません。広場の向かい側にある喫茶店にもこのホテルからガレットが運ばれていましたから、プルージュのガレットは全部同じ味だろうと思います。






中世の街ペルージュ(Perouges)

2009-04-09 09:18:16 | 海外旅行
ペルージュ(Perouges)は中世の時代そのままの面影を残している街として映画のロケなどにもよく使われる街です。
街の入り口となっている門からして、がっしりと重厚な感じで、鎧をまとった騎士でも出てきそうです。
案内図でも解るようにそれほど大きな規模ではありませんが、門から中にはいるとそこはまさに中世そのままの姿を見せてくれています。
三銃士が生きていた時代はこんな街で生活していたのでしょう。見事なまでに現代的な物は一切排除されています。


原子力発電所

2009-04-08 05:28:16 | 海外旅行
フランスは国全体が平坦地が多いから水力発電の適地は日本に比べると少ないはずです。フランス国内をドライブしていてよく目に付くのはこのような大型の原発です。日本の原発は冷却水を海水に頼っているせいか海岸沿いに原発は立地していますが、フランスでは内陸部に位置していることが多いようです。
話は飛びますが、ヨーロッパでは日本のように煌々と明るい照明をしているところはあまり見かけません。家庭でもホテルでも室内照明は控えめで読書などはスポット照明で行うのが当たり前になっています。落ち着いた雰囲気にはなりますが私には薄暗くて陰気に感じてしまうのです。
暖房も低めに設定されていますから、日本のホテルのように暑すぎて窓を開けて冷気を入れるなんて事は有りません。
A7とA54の分岐を示す標識が手ぶれしています。原発の所在を示すために入れた写真ですのでご勘弁ください。


グルメな昼食

2009-04-07 05:52:26 | 海外旅行
リヨンに近い高速のサービスエリアで昼食にした。
リヨンは食の都と言われているからと期待して入ったがなかなかの物です。キャフェテリア方式でセルフサービスですか日本の高速のサービスエリアとはかなり趣が違います。日本だと食事配給所という感じで機能性や能率性が優先していて客は番号で呼ばれるのを大人しく待っています。これが味気ないというか食べさせて頂くという雰囲気です。食堂側の効率が優先していて客を楽しませると言う発想は有りません。
このリヨン近郊のキャフェテリアに限らずフランスではお盆を持って調理人の所へ行きいろいろ注文を付けて(客がですよ)盛りつけて貰います。肉ならレァがいいとかサラダをもう少し多くとか、お盆を持って料理別に並んでいる調理人のところを一巡するとついついあれもこれもと食べきれないほどの料理を選んでしまったりします。
勿論ワインやスピリッツ、ビールもOKですが、これはドライバーが飲む飲まないは個人責任という大人の考え方です。国民が信頼されているのです。
日本ではドライブインでは一切酒類は置いていませんが、これは国民が道路管理者に信頼されていないからでしょう。
お昼だから盛りそば一杯、と言う感覚はフランス人は持っていません。ご覧のように皆さんしっかり召し上がっておいでです。かく言う私も肉も野菜もしっかり戴きました。ワインは我慢してノンガスの水を飲んでいます。













ナビの誘いで山道へ・・・

2009-04-06 09:16:38 | 海外旅行
ムスティエを出て今夜の宿に予定しているリヨンに向けて走っていると私のナビが右へ曲がるよう指示してきた。山道にはいることになるが近道を教えているのだろうと考えてナビの指示通りに走っていった。だんだん道が細くなりついには舗装もなくなり車がすれ違えない程の細い道になっていった。
お陰で往路では見られなかった鄙びた村落や峠の広々した風景に出会うことが出来たが時間的にはかなりのロスだった。2時間ほど走ってやっと舗装された二車線の道に出られてヤレヤレと言うところだ。
面白い形の断崖がかなり長い間続いていた。これからエクサンに向かい、更にリヨンを目指す。リヨンで高速を右に曲がり中世の面影を色濃く残す街ブリュージュに寄ってみようと思っている。


ルナちゃんとお別れ

2009-04-05 00:12:04 | 海外旅行
朝食の時、ルナちゃんのママがお手製のアプリコット酒をお土産に呉れた。ルナちゃん達にあげた七宝のアクセサリーと私の水彩画のお返しのようだ。庭になったアプリコットで作ったワインでラベルまで手作りのが貼ってあった。
帰るときに荷物を整理していたら、ソーリオで無くしたと思い諦めていた電話やカメラの充電セットがスーツケースの底から出てきた。後一泊で帰ると言うときに見つかったのはやや遅すぎた。まあ、これで胸のつかえがやっとものみ込めたと言うことでやれやれだ。
ルナちゃんとママが道路まで見送りに出てくれた。優しいもてなしに又来たい気もしたが何しろ行き止まりみたいな場所だから多分再訪はしないだろう。





ムスティエでの夕食

2009-04-04 06:39:18 | 海外旅行
シャンブルドットはB and B と同じで夕食は付かないシステムだから夕食はムスティエの街に出掛け、何軒かあるレストランから、これはと思う店に入った。私の感は当たっていて良い雰囲気のレストランだった。席についたら隣にルナちゃん一家が居た。早速ルナちゃんが私の席に来て絵手紙を呉れた。ちゃんとルナとサインまでしてある。ルナちゃんのお父さんとはここで初めてお会いした。なかなかのハンサムお父さんだ。
地元の人が来る店というのはまず外れることはない。不味かったり高かったり、サービスが悪かったりしたら、地元の人は行きっこないからね。一見の観光客相手の店には「やらずぶったくり」精神であくどい商売をしているところもあるから、良い店に入るには鋭い嗅覚と観察力、そして幸運の女神の庇護が必要です。
今夜の店選びは最高でした。ましてや可愛いルナちゃんとも会えたのですからね。