この家は店の構えから以前は多分床屋さんだったのだろうと思われます。
前面は石造風ですが、屋根の方を見るとかなり歴史のある造りになっています。
壁には蔦がからんでいて、手入れもされていないようです。
床屋の親父さんが老齢になって店をたたみ、子供の家にでも行ってしまったのか?
老夫婦のどちらかがみまかってしまい営業が続けられなくなったのか?
近頃はカットだけして10分足らずで一丁上がり、なんて安直なカット屋
(あえて床屋とは言いません)が増えてきて、客を奪われたのか?
可能性はいろいろ考えられますが、私は家からちょっと離れていますが、
私の毛の少ない頭でも1時間程かけて丁寧に仕上げてくれる床屋さんに行っています。
昔は髪結床と言って、街の社交場を兼ねて、寛ぐ場所でもあったわけですから、
そうゆう昔ながらの仕事をする床屋さんを大事にしていきたいものです。
そろそろ髪も伸びてきたから、親父さんと世間話でもしながら整髪してもらいに行こうかな?