鵠沼・昔砂丘の一本松

湘南藤沢住人の記憶の手掛かり …… フォト・ブログ

海蔵寺

2013-03-21 | 鎌倉


鎌倉扇ヶ谷の北奥にある海蔵寺山門前です。
応永元年(1394)足利氏満の命で上杉氏定が再建、開山は空外和尚と伝わっています。


山門を入ると、左手に仏殿、正面に本堂、右手に庫裏が見えます。


仏殿は薬師三尊、十二神将像、伽藍神像が安置され、薬師堂とも呼ばれています。
安永5年(1776)に浄智寺から移築されたようです。


本堂の内部には龍護殿の額が掲げてありました。
関東大震災で倒壊し、大正14年(1926)の再建です。


本堂左手のやぐらの1つに宇賀神の像が祀られています。
雨宝殿と呼ばれるもので、翁の体に蛇が巻きついていました。


境内左手の少し離れた場所にある「十六ノ井」です。
弘法大師によって掘られたと伝わっています。


山門右手前に、鎌倉十井の1つである「底抜ノ井」があります。
室町時代、尼が修行中に桶に水を汲んだ時、桶の底が抜け、心のわだかまりが解け悟りに至った、という話が伝わっています。