Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

シューテムアップ

2009-01-14 | 外国映画(さ行)
★★★☆ 2007年/アメリカ 監督/マイケル・デイヴィス
「ツボがなかった。残念」



発砲した数2万6000発!?とも言われる痛快ガン・アクションムービー。

撃って、撃って、撃ちまくる。ストーリーもへったくれもありゃしない。これは見る人を選びますね。確かにひげもじゃクライブ・オーウェンのがさつで無骨な感じは悪くないし、セクスィー女王モニカ・ベルッチのセミ・ヌードも拝めるし。でも、自分のアンテナにひっかかるものがない限り、頭をからっぽにして楽しむってことが私はどうもできないタチなんだな、ってのがこれを見てよおくわかった。

例えば私の大好きなおバカ映画、ロジェ・バディムの「バーバレラ」。あれはね、ファッションがすごくツボなんですよ。タランティーノなんかは、車の映像とか音楽がツボ。でも本作の場合、とにかくガンアクションの比重がすごく高いもんで、そこんところがすげーっ!おもしれーっ!とノレないい限り、結構キツイ。

間抜けな敵役のポール・ジアマッティはすごくいいんですよね。もう少しここをいじってくれたら、なんかツボができた気がする。あと、モニカの勤める変態バーね。どうも母乳を飲ませながらあんなことやこんなことをする場所らしいんだけど、ポール・ジアマッティがここの常連で哺乳瓶プレイしてくれるとか、そんな場面があればもっとハマったかなあ。