Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

タイタンの戦い

2010-09-17 | 外国映画(た行)
★★★☆ 2010年/アメリカ 監督/ルイ・ルテリエ
<ブルーレイにて観賞>

「超大作なのにボケが満載」

そもそも神話を映像化するってことに、食指が動かなかったんですけども、大スペクタクルをブルーレイで楽しむのもアリかなあと思いレンタル。

空の上の遙かかなた。神殿らしき場所にてゼウスを中心に巨大な神々が勢ぞろい。その顔かたちの巨大さといい、扇形に集合するスタイルといい。これ、ウルトラファミリーの集いと一緒やーん!真ん中のゼウスがウルトラの父に見えてくる…。いったんそう思うとツボにはまってしまって、神殿シーンのたびに笑いが止まらなくなってしまった。そして、神話の神々は人間に比べると、サイズがどでかいんです。一緒に映り込んでいるシーンもこれまた円谷プロを思い出してしまう。ええ、ええ、予算は桁違いですけれどもね。

主役のサム・ワーシントンが意外とよいです。彼の顔立ちって、クセがなくて、匿名性が強いんだなあ。逆に言えば、ヒーロー然としたところがないってことで、まさに主役を張るようなタイプの映画じゃしんどいのかも知れないけど。でも、本作では、彼が主役だから、モンスターたちのビジュアルの方が際立ってる。それはそれで、いいことなのかも知れません。

巨大モンスターを見つけに旅に出よう。剣をゲットした。エネルギーが戻った。倒せーってな感じで、ロールプレイングゲームのような感じがしなくもないですけど、巨大サソリに蛇オンナに巨大ダコと次々と出てくる怪獣を楽しみましょう。ひとりで観るのは不向き。姫より侍女の方が美人じゃないか!レイフ・ファインズはどの作品に出ても悪の化身じゃないか!などなど、みんなでなんじゃかんじゃとツッコミながら、観るのがピッタリです。