Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

サブウェイ123 激突

2012-04-26 | 外国映画(さ行)
★★★★ 2009年/アメリカ 監督/トニー・スコット
(DVDにて鑑賞)


「普通の男を巧く演じるデンゼル・ワシントン」



デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ競演で贈るクライムアクション。ニューヨークの地下鉄をハイジャックした凶悪犯グループと、交渉相手に選ばれた地下鉄職員との間で繰り広げられる緊迫の頭脳戦を描く。

日本公開時に「デジャブ」が面白かったトニー・スコットだし見に行くぞーと思っていたら、
思いの外評判が悪かったんですよね。で、映画館はパスしてDVDで見たわけですが、面白かった。
やっぱり、他人の評価はアテにはならんです。私はこれ好きですよ。
サブウェイ・ジャックを行うトラボルタのツメが甘いとか、
知能犯のくせに○○ができてきないとか、言い出したらキリがないわけですね。
で、それが気になる人は最後までひっかかるでしょう。
この手の映画はそういうツボにはまったら、しょうがありません。

私はマイクひとつでやり通すデンゼル・ワシントンの演技に感心しました。
なんだかんだ言って、デンゼル・ワシントンが重宝されるワケがこの映画を見て納得って感じ。
管制室にずっと座りっぱなしで、体の演技はほぼ封印された状態。
それで、よくぞここまで見せられるよなあ。
犯人役ののトラボルタと丁々発止のやりとりがあるかというとそんなでもないですし。
激高するわけでもなく、粘り強く説得するわけでもなく、やけに淡々としてるんだけど、おもしろい。
収賄事件に関わっていることが交渉中にあらわになってしまうんですけど、
「いい人」一辺倒にしていないところも好感が持てます。

心理戦とか、脱出劇とか、そういうスリルを求めて見るとイマイチなのかも知れませんが私は楽しめました。