【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

七つの子

2008-02-02 | 野鳥
         
夕焼け

写真提供:そよかぜさんこちらへどうぞ

 ♪烏なぜ啼くの 烏は山に
  可愛い七つの 子があるからよ

  可愛い 可愛いと 烏は啼くの
  可愛い 可愛いと 啼くんだよ

  山の古巣へ いって見て御覧
  丸い眼をした いい子だよ
 
七つの子というのは、七羽のカラスのこと?それとも七歳のカラスのこと?
さてどっちでしょう?

 ♪烏なぜ啼くの 烏は山に
学術的には山ガラスという種類は無いそうです、あくまでもハシボソ(嘴細)ガラスとハシブト(嘴太)ガラスに分かれるそうです詳しくはこちら
カラスの卵は3個~5個で、7個を産んだという記録は残されてはいないそうです。
まして、産んだ卵すべてが孵化されるのは、まれなことだそうです。
「七つの子」イコール「七羽の子」説はあっさりブーー!!

俄然「七歳の子」説が有力??
ちょっとここで、今までカラスのいちばん長く生きたものを調べてきました。
「ハシブトで5年6ヶ月、ハシボソで7年2ヶ月という記録があります。ちなみにカラスに限らず鳥などは、たとえ孵化しても厳しい自然の中で生き抜くことは至難の業なんですね。外敵などもいるわけだし、約1年後の繁殖期まで、その大半は育たないのです」とある鳥類研究所が20万羽のカラスに足環をつけて追跡調査をしはったそうです。
「七つの子」イコール「七歳の子」説もあえなくブ~~!!

  ♪山の古巣へ いって見て御覧 丸い眼をした いい子だよ・・・・
と、歌っているのだから、少なくとも、ひな鳥??
すると、幾羽かのひな鳥という意味にもとれるんですよね・・・・

しかし、「七つの子」の作詞者である野口雨情さんは、「七つの子」を人間の「7歳の子」にだぶらせて書かはったんとちゃうやろか?とも言われているんですよ。
確かに人間の子の7歳は昔の数え年でゆくと、今では5歳~6歳なんやし、まだまだ幼い子・・・

この「七つの子」には、実は七五三の風習が隠されていたんやそうです。
昔は、今のように医学が発達していなかったから、神様の加護により3歳まで生きられた。
5歳まで育った。7歳を無事迎えられたという、喜びとお礼参り、今後も元気に生きていけますようにという願いが七五三.
7歳を迎えるとそろそろ抵抗力もついて、これからは何か変化が起こらない限り、すくすく育っていけるという特別の意味もあったんやそうです。
「学校にあがるまでは・・・」の言葉は今も、よう聞きます。その年齢こそが「七つの子」なんですよ。

【おまけ】
病気になって慌てたり、弱虫すぎる、ゴンタすぎると心配かけたり・・・親に。
そして、心配する親になって・・・
苦労のタネはつきないものですよね、「七つの子」になって、やっと胸をなで下ろす。
昔も今も何ら変わりはないんですよね・・・・