【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

こんなこと聞いてきました・・・・

2008-02-08 | 日記

つい最近、ある人から聞いた話です。

昔ね,新幹線が新横浜に停まらなかった時代があったよね。
東京を出たら次の停車駅は名古屋だった時代がね、そのころもう、『こだま』と『ひかり』とだけしかなかった。『のぞみ』もなんにも無いんですよ。
いや、望みが無かったという絶望的なことじゃなくって。『のぞみ』ができる前のことですからね・・・
丁度その頃僕がね大阪に仕事があって、早い目に乗ってね席に座ってたんですよ、すると車掌さんが、ず~~っと同じことばっかりしゃべってるんです。
おんなじこと話してるんです。
「この電車はひかり号新大阪行きです、こだま号ではありません、どうぞ、ご注意ください!お手元の乗車券をお確かめください。東京駅を出ますと次の停車駅は名古屋です。この電車はひかり号新大阪行きです~~~~」ず~~っと、流れているようにしつこく話すんです。

自分の言葉で話すのを知ってる人の言葉は聞いてる人の耳を引っ張るんです。
自然に聞いていると解るんです、その人の苦労が・・・・
「この電車はひかり号新大阪行きです!どうぞご注意ください!!こだま号ではございません。ひかりは新大阪行きです。どうぞお手元の乗車券をお確かめください!こだま号ではございません。ひかり号新大阪行きです。
え~~本日、土曜日でございます。土曜日の午後になりますと、小田原、熱海方面へお出かけのお客様がこだま号とお間違えになってひかり号にお乗りになるケースが多々ございます。どうぞ、ご注意ください。この電車はひかり号新大阪行きです。いったん東京駅を出発しますと、たとえどのようなことがありましても名古屋まで停まることはありません、どうぞご注意ください。」
なるほど、いかにそういう人が多いか、どれだけ過去にこの車掌が泣きつかれたのか「降ろして下さ~~い!!」
めったに無かったとは思うけど、あったかも知れない泣きついた人が・・・・
良い車掌さんなんだと思って、車掌さんが横を通るたびに「あっ!この人かな?」
名古屋の手前でまたその車掌さんが出てきて「ご案内申し上げます、あと3分と少々で名古屋駅です。名古屋でお降りのお客様、名古屋でお乗換えのお客様、そろそろご準備ください、出発前にわたくしがあれほど申し上げましたのに、本日も熱海までのお客様二名様、ご乗車くださいまして申し訳ございません長い間お疲れ様でした。恐れ入ります、皆様どうぞご注意くださいますように。」ふ~ん、いたのかそういう人が・・・・
「名古屋駅へ到着しましてお乗換えのお客様にお乗換えのご案内をいたします。どこどこ方面は00番線へお越しください。0分待ちで特急00が出発いたします。どこそこ方面は何番線で急行00が停まります。」みんなそろそろ降りる用意をし始めてます
「熱海にお戻りの方はこの電車が名古屋駅に着きましたら、いったん階段をお下りになり、反対側のホームへお越しくださいませ。ホームでお待ちいただくと3分後に電車がまいります。この電車には乗らないで下さい。この電車はひかり号です。これに乗ってしまいますと、また東京まで帰ってしまいます。ひかり号の出発いたします2分後にこだま号が入ってきます、お間違えの無いようにご注意くださいませ・・・・まもなく名古屋!名古屋!」この瞬間に私が乗ってる車両から大爆笑が、おそらく全車両からも大爆笑が・・・・