落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

あとは野となれ山となれ

2008年06月06日 | diary
使い捨てコンタクトを使いきってしまったのに補充するヒマがなくてメガネをかけてるんだけど、このメガネが笑っちゃうくらい度があってなくて、メガネかけてても(××)状態のぐりでございます。モニターにいちいち貼りつかないと自分でやってる作業がわからない。アホみたいです。
つーか視力安定悪すぎでしょアタシ・・・。

割引料金設定見直しに論議!?
あのねえ、前からいってるけど日本の映画料金って高すぎるよ。物価とか生活水準と比較しても絶対高いって。
レディースデイやら映画サービスデイみたいな割引はあって当然でしょう(こないだ映画¥1000の水曜日にわざわざ前売り券で『おいしいコーヒーの真実』を観てしまった時はちょっと悔しかったけど←どんくさっ)。
けど割引設定はこれだけじゃ足りないと思う。一部シネコンでもやってるマチネ割引(平日昼間の回は一律で割引料金)とかレイト料金とか、海外でたまに見かけるムーブオーバーの割引上映とかも全国一斉でやってほしい。基本料金は¥1800でも割引で¥1000〜1200でも観れるようにしたら、今は劇場に全然来ない人だって来るようになるよ。きっと。だって¥1800は高すぎるもん。そんなん家でレンタルDVD観た方がトクって思うのが当り前ですて。

それでもし映画館の経営が難しくなるとしたら、それはたぶん映画業界のシステムに問題があるんだと思うよ。だって邦画がこれだけあたる時代になっても相変わらず個人経営の映画館はどこも経営難なうえにフィルムメーカーはみんな借金まみれの極貧状態で、儲かってんのは配給とか広告代理店とかTV局とか、映画と直接関係ない中間業者ばっかりってなんかおかしいもん。絶対。
昔、ある大作映画の仕事をしたときたまたま配給に友人がいたんだけど、映画の公開後は配給では大入りが出たんだよね。社員全員に。すんごい大ヒットだったから。けどぐりはボーナス半分カットされて給料も下がった。なぜなら大作すぎて予算内で納品できなかったから。ヒットしたってつくった人間には一銭の得にもなりゃしねえ。逆にない袖までむしられる。
先日も今ちょうどそこそこヒットしてる某邦画の監督(前から知りあい)と偶然会って「大ヒットじゃないですか、すごいですね」なんておべんちゃらをいったら「そんなんオレ関係ないもん。知らん」で会話終了さ。リアクションのしようがない。事実だから。

こんなんで日本で優秀なフィルムメーカーなんか育ちっこないし、映画産業が独立したビジネスとして確立していくのはまず無理だと思うよ。
なんだってそうだけど、作り手と消費者の関係が健全じゃないビジネスに将来なんかないと思う。間の中間業者はいうなれば森を焼いて回ってその年そこでとれたモノを食べてるだけだもん。森があとでどーなるとか、その後も継続していいモノを収穫できるかとか、温室効果ガスがどーとかそーゆーことは知ったこっちゃない。シーズンが終わったら別の森へ行ってまた焼けばいい。
さて、日本の映画産業が燃え尽きるのはいったいいつでしょーね?ってか今も既に燃えカスだったりしてね。はははははは。


名古屋城の展示。リアル。