先日に続きまして某SNSの話。
HIV関連のコミュにいくつか参加しているのだが、そこで最近ちょくちょく、「これこれこういうことがあってこんな症状が出たのだが、自分はエイズ/HIVに感染したのか?」という質問トピがたつようになった。
コミュの参加者はもともと医療従事者や陽性者、支援団体関係者、ぐりのようにHIVをとりまく社会環境に関心をもつ者など、あらかじめそれなりに知識のある人が多く、これまではトピ内容もHIVに関連する新情報やシンポジウムやフォーラムなどのイベント告知が主だったのだが、ここ数ヶ月は様子が変わって来たようだ。
まあネットなんて誰がどう使おうが自由なので、コミュがどう変わろうが誰がどういうトピをたてようが、運営者でもないぐりが文句をいえる立場ではない。
それでもぐりが呆れてしまうのは、質問をする人々のあまりの認識の甘さである。
感染が疑われるような行動をしてしまったことは今さら責めても意味がないし、責めようとも思わない。だがネット上で無知をさらす前に自分で検索かけるとか本を読むとか、情報を集める努力をなぜしないのか。大体、彼らはHIVとエイズの区別もよくついていない。あまりにも緊張感のない(緊迫感はある)文面に、陽性者の参加者がどんな気持ちを抱くか、どうもまったく想像がつかないらしい。完全にHIV以前の問題である。
少し前にHIVに関するミーティングに出席して20代の若者たちと話す機会があったのだが、彼らの受けて来た性教育の貧しさに唖然としたことがあった。
以前にも何度か書いたことがあるが、80年代に中高生だったぐりはそれなりにまともな性教育を受けたと認識しているし、HIV/エイズを含む性感染症についてもひととおり基礎的な授業があったように記憶している。だが現在の20代の子のなかには、「セックス」「コンドーム」などという単語が学校で禁句とされていたという子や、まったく性教育の授業がなかったという子もいるのだ。
ありえねえ。だって生まれつきカラダに備わったひと揃いの性器の扱い方くらい、学校で正しく教えるなんて当り前のことでしょう。親は教えらんないし、教えられる子だって親相手じゃムリっすよ。
それでホイホイとフーゾクやらハッテン場で無防備にセックスしまくって、「やべ、オレ/アタシ感染したかも」ってそりゃねーぜ。アホか。
コミュを介して、ぐりのところにも見知らぬ相手から「感染したのか教えてくれ」的なメッセージが来るようになった。
ぐりは医療従事者でもHIVの専門家でも何でもない。いくつか資料をみて、本を読んで、トークイベントに参加して、陽性者の話を聞いて、それでも備わった知識はせいぜい常識程度でしかない。その範囲で答えられることは返信はする。最後に「保健所で検査しろ」と付加えることも忘れない。
でも本当は、「何をどーしたらHIVに感染するかも知らないでセックスなんかしてんじゃねーよバーカ!!」と、大声で叫びたい気持ちである。
やってらんねえよ。
銃身の長さが2メートル40センチもある鉄砲。名古屋城にて。
HIV関連のコミュにいくつか参加しているのだが、そこで最近ちょくちょく、「これこれこういうことがあってこんな症状が出たのだが、自分はエイズ/HIVに感染したのか?」という質問トピがたつようになった。
コミュの参加者はもともと医療従事者や陽性者、支援団体関係者、ぐりのようにHIVをとりまく社会環境に関心をもつ者など、あらかじめそれなりに知識のある人が多く、これまではトピ内容もHIVに関連する新情報やシンポジウムやフォーラムなどのイベント告知が主だったのだが、ここ数ヶ月は様子が変わって来たようだ。
まあネットなんて誰がどう使おうが自由なので、コミュがどう変わろうが誰がどういうトピをたてようが、運営者でもないぐりが文句をいえる立場ではない。
それでもぐりが呆れてしまうのは、質問をする人々のあまりの認識の甘さである。
感染が疑われるような行動をしてしまったことは今さら責めても意味がないし、責めようとも思わない。だがネット上で無知をさらす前に自分で検索かけるとか本を読むとか、情報を集める努力をなぜしないのか。大体、彼らはHIVとエイズの区別もよくついていない。あまりにも緊張感のない(緊迫感はある)文面に、陽性者の参加者がどんな気持ちを抱くか、どうもまったく想像がつかないらしい。完全にHIV以前の問題である。
少し前にHIVに関するミーティングに出席して20代の若者たちと話す機会があったのだが、彼らの受けて来た性教育の貧しさに唖然としたことがあった。
以前にも何度か書いたことがあるが、80年代に中高生だったぐりはそれなりにまともな性教育を受けたと認識しているし、HIV/エイズを含む性感染症についてもひととおり基礎的な授業があったように記憶している。だが現在の20代の子のなかには、「セックス」「コンドーム」などという単語が学校で禁句とされていたという子や、まったく性教育の授業がなかったという子もいるのだ。
ありえねえ。だって生まれつきカラダに備わったひと揃いの性器の扱い方くらい、学校で正しく教えるなんて当り前のことでしょう。親は教えらんないし、教えられる子だって親相手じゃムリっすよ。
それでホイホイとフーゾクやらハッテン場で無防備にセックスしまくって、「やべ、オレ/アタシ感染したかも」ってそりゃねーぜ。アホか。
コミュを介して、ぐりのところにも見知らぬ相手から「感染したのか教えてくれ」的なメッセージが来るようになった。
ぐりは医療従事者でもHIVの専門家でも何でもない。いくつか資料をみて、本を読んで、トークイベントに参加して、陽性者の話を聞いて、それでも備わった知識はせいぜい常識程度でしかない。その範囲で答えられることは返信はする。最後に「保健所で検査しろ」と付加えることも忘れない。
でも本当は、「何をどーしたらHIVに感染するかも知らないでセックスなんかしてんじゃねーよバーカ!!」と、大声で叫びたい気持ちである。
やってらんねえよ。
銃身の長さが2メートル40センチもある鉄砲。名古屋城にて。