水野晴郎、戸籍上の名前を改名していた!恐るべし『シベ超』への愛!今日都内で会見
ぐりは水野氏個人にはまったくなんの思い入れもないのだが、この報道でふと、数年前のある出来事を思いだした。
某映画関係者に誘われて深夜の映画イベントに参加したとき、ちょうどこの会見にも登場した西田和昭氏が同席していた。水野氏本人もいたような気がするが記憶がハッキリしない。
ぐりはひと目、西田氏の姿を見ただけで硬直してものもいえなくなってしまった。
おそらく映画の扮装かなにかだったのだろう、彼は旧日本軍の軍服を着て飾り房の垂れた日本刀を腰に差していた。みるからにその格好がひどく誇らし気だったのをよく覚えている。
同席した知人はぐりが顔面蒼白で無言になっているのを見て、場の雰囲気に圧された(ぐりはもともと業界関係者のテンションになかなかついていけないどんくさい女である)と察して気を利かせて外へ連れ出してくれたのだが、それでも、口に出して「軍服が怖かった」とはいえなかった。
そう、ぐりは軍服、それも旧日本軍の軍服が怖いのだ。
いつどうして、どういうきっかけでそんなに軍服が怖くなったのかはよくわからない。
同じ軍服でも旧日本軍以外のならまったく問題はない。何とも思わない。逆に軍服以外では軍歌が怖い。街宣車やパチンコ屋で流れている軍歌が耳に入ってくると、反射的に聞こえない方へ逃げたくなる。
右翼をパロディ化したパフォーマンスをネタにしている鳥肌実はわりと好きだ。ふつうにおもしろいと思うし、観れば当り前に爆笑してしまう。
旧日本軍の兵士に似た格好をしているキャラクターが登場するアニメ「ケロロ軍曹」を初めて目にした時はそれこそ卒倒しそうになった。頭が真っ白になった。作品そのものは観たことはない(というか到底観られない)けど、ああいうセンスそのものが既に理解できない。
ぐりは自分が軍服を怖がる感覚がちょっと人とズレている、ということを件のイベントのときまで知らなかった。そんなものみんな怖いと思って当り前だと、勝手に思っていた。
でもそうじゃない。
じゃあなぜ、自分がそんなものを怖がるのかはよくわからない。
軍服全部が怖いわけじゃない、怖い/怖くないの基準がなんとなくあるらしいことはわかる。三島由紀夫の「楯の会」の制服に対して否定的な感情を持つ人なら理解してもらえるんじゃないかと思う。アレを、かっこいいじゃん、といえてしまう人にはおそらくぐりの感覚はどれだけ言葉をつくしてもわかってもらえないだろう。
このまえ、四川大地震の被災地へ自衛隊機の派遣が検討されているという報道に、中国では凄まじい批判が巻き起こった。
どうして中国人がそこまで激しく反応したのか、どのくらいの日本人が理解しているだろう。
理屈じゃないんだと思う。心の底に刷り込まれた恐怖は理屈では解決しない。
ぐりの「軍服恐怖症」の克服法がわからないのと似たようなものかもしれない。まあ正直な話、克服したいとも思ってないわけだけど。

名古屋城内の非常口表示。
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映画『靖国』上映中止問題より前に、表現の自由とメディアの倫理が問われた事件の判決が今日下りた。これでも「日本には表現の自由がある」「日本には検閲なんかない」といえる人はどれくらいいるんだろう。
ぐりは水野氏個人にはまったくなんの思い入れもないのだが、この報道でふと、数年前のある出来事を思いだした。
某映画関係者に誘われて深夜の映画イベントに参加したとき、ちょうどこの会見にも登場した西田和昭氏が同席していた。水野氏本人もいたような気がするが記憶がハッキリしない。
ぐりはひと目、西田氏の姿を見ただけで硬直してものもいえなくなってしまった。
おそらく映画の扮装かなにかだったのだろう、彼は旧日本軍の軍服を着て飾り房の垂れた日本刀を腰に差していた。みるからにその格好がひどく誇らし気だったのをよく覚えている。
同席した知人はぐりが顔面蒼白で無言になっているのを見て、場の雰囲気に圧された(ぐりはもともと業界関係者のテンションになかなかついていけないどんくさい女である)と察して気を利かせて外へ連れ出してくれたのだが、それでも、口に出して「軍服が怖かった」とはいえなかった。
そう、ぐりは軍服、それも旧日本軍の軍服が怖いのだ。
いつどうして、どういうきっかけでそんなに軍服が怖くなったのかはよくわからない。
同じ軍服でも旧日本軍以外のならまったく問題はない。何とも思わない。逆に軍服以外では軍歌が怖い。街宣車やパチンコ屋で流れている軍歌が耳に入ってくると、反射的に聞こえない方へ逃げたくなる。
右翼をパロディ化したパフォーマンスをネタにしている鳥肌実はわりと好きだ。ふつうにおもしろいと思うし、観れば当り前に爆笑してしまう。
旧日本軍の兵士に似た格好をしているキャラクターが登場するアニメ「ケロロ軍曹」を初めて目にした時はそれこそ卒倒しそうになった。頭が真っ白になった。作品そのものは観たことはない(というか到底観られない)けど、ああいうセンスそのものが既に理解できない。
ぐりは自分が軍服を怖がる感覚がちょっと人とズレている、ということを件のイベントのときまで知らなかった。そんなものみんな怖いと思って当り前だと、勝手に思っていた。
でもそうじゃない。
じゃあなぜ、自分がそんなものを怖がるのかはよくわからない。
軍服全部が怖いわけじゃない、怖い/怖くないの基準がなんとなくあるらしいことはわかる。三島由紀夫の「楯の会」の制服に対して否定的な感情を持つ人なら理解してもらえるんじゃないかと思う。アレを、かっこいいじゃん、といえてしまう人にはおそらくぐりの感覚はどれだけ言葉をつくしてもわかってもらえないだろう。
このまえ、四川大地震の被災地へ自衛隊機の派遣が検討されているという報道に、中国では凄まじい批判が巻き起こった。
どうして中国人がそこまで激しく反応したのか、どのくらいの日本人が理解しているだろう。
理屈じゃないんだと思う。心の底に刷り込まれた恐怖は理屈では解決しない。
ぐりの「軍服恐怖症」の克服法がわからないのと似たようなものかもしれない。まあ正直な話、克服したいとも思ってないわけだけど。

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