落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

ざけんなよ

2008年06月18日 | diary
某SNSで児童虐待関連のコミュに参加しておるのですが(なんでそんなもんに参加してるのかは説明がめんどいので割愛>おい)。
メンバー数は700人以上、参加者は虐待の被害に遭った当事者や関係者・専門家が主で、トピも当事者間の情報交換や体験告白などといった内容がほとんど。
いうまでもないが結構イタイ。イタイけど、ちゃんと言葉に出していえてる参加者はまだいい方だと思う。たぶん、一生誰にもいえないで苦しんでる人もすごく多いと思うから。

そこに先日、女児の性器をクローズアップで撮影した画像が2枚投稿された。着衣の女児の画像も1枚。合計3枚。投稿して公開したことはもちろん、撮影したこと自体明らかに違法行為だ。画像を所持することはまだ処罰の対象にはなってないんだっけ?もうなったんだっけ?
当然参加者は怒り狂ってSNS側や警察に通報しまくったけど(ぐりもした)、投稿が削除されるまでまるまる半日もかかった。それまで18時間もの間、痛ましい画像は公開されっぱなしだった。投稿者はまだ退会処分とはなっていない。誰がどうみても完全に犯罪者なのに。
ちなみに投稿者はプロフでは20代の女性ってことになってるけど、画像に添えられたテキスト内容とまったく一致しないので公開されている情報はいっさい信用できない。

ぐりが怖いと思ったのは、このことがあって、このコミュに、被害者の告白など悲しい投稿を読んで黙って喜んでるような変態が結構いるらしいことが初めてわかったことだ。
画像を投稿したのもそんな人物なのだろう。被害者が心の傷を蒸し返されて苦しむのを見て喜ぶ変質者が、被害者ばかりが集まるコミュに参加している。気味が悪いことこの上ない。
でも怖いのはそいつだけじゃない。今回のことに表立って反応せず、やはり黙ってモニターの前でほくそえんでいたヤツもいるはずだ。自分では何もしていないつもりで、大勢の人間を深く傷つけておいて何とも思ってない、自分とは関係ないと勝手に思ってるド変態が、ネットの向こうにうじゃうじゃいる世の中なのだ。気持ち悪すぎる。
SNSだけじゃない。ネットオタク、ネット右翼なんて言葉も本当は実態なんかない。ネットで匿名で好き勝手出来る時代になって、人はみんな自分の都合の良いように仮面をかぶって暮すようになってしまった。仮面の下でどんな罪を犯していても、仮面の上でふつうの市民生活が送れてさえいれば大丈夫。そんな世の中が既に気持ち悪い。

ぐりはそういう目的で使ったことはないからよくわからないけど、このSNSを出会い目的で使ってる利用者も結構いて、そういう人たちの間では際どい画像もいろいろやりとりされているらしい。
けどねえ、やっぱ違法行為は違法行為なんだから、投稿画像の管理くらいもっとマジメにやれよっていいたいよ。裸画像を自動で投稿拒否できるようなフィルターとか、ないもんですかね?


紫陽花。

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