落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

刺青男の秘密

2008年06月15日 | movie
『イースタン・プロミス』
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助産婦のアンナ(ナオミ・ワッツ)は胎盤剥離で亡くなった14歳の産婦タチアナ(サラ・ジョアンナ・ラブロス)の身許を確かめるため、彼女の遺品からみつけたロシア語の日記を解読し始めるのだが、そこに書き残されていたのはロンドンのロシアン・マフィアの恐ろしい犯罪に巻き込まれた少女の悲劇だった。

んー。期待し過ぎですかね・・・途中からなんやもっそい尻つぼみっちゅーかね・・・。もしかして字幕に問題があったんかしらん?台詞がロシア語と英語のちゃんぽんだったんでそのへんハッキリせんのですが。
とりあえず舞台をロンドンにした意味がイマイチよくわからない。ロシアン・マフィアならニューヨークにもおるやん。メインキャストはアメリカ人だし。マフィアの話にしては登場人物が少な過ぎるような気がする。そのせいか全体の世界観がやたらちんまりしてて広がりがない。ロシア系移民がいっぱいでてくる割りには移民文化の表現もとってつけた感ありありやし。

全身刺青まみれのまっぱで乱闘シーンを演じたヴィゴ・モーテンセンは言葉遣いや身のこなしまでムチャクチャ怖い熱演で鼻血が出そうなくらいかっこよかったし、ナオミ・ワッツもすごくよかったと思う。どこまでも屈折したホモ臭むんむんなヴァンサン・カッセルもいい。
けどやはりロシアン・マフィアの人身売買ビジネスを描いた『題名のない子守唄』と比べると奥行きが全然足りないように感じられて仕方がない。人身売買とかレイプとかがまるっきりただのネタ扱いやもん。ストーリーもあからさまに中盤から“まとめ”に入ってっちゃうのがものすごく勿体ない。勝手にまとめんなやー。みたいな。

まあでもここは、ヴィゴ・モーテンセンのフルヌードが拝めただけでよしとするべきなのかもしれない(爆)。ホンマこの人、かっこええわー。鉄仮面みたいなコワモテがまたセクシー。
クローネンバーグ大好きなエグいシーンもてんこもり。いささか盛り過ぎ感もありますが、ぐり的には許容範囲内でしたです。

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