先日、いつもお邪魔していたブログに行ったら閉鎖されていた。何の前触れもなく、突然。
情報系のブログなのだが更新頻度が少なくて、場合によっては数ヶ月まったく更新されないときもあったけど、それでも週に一度は覗いてたので何の告知もなくいきなり閉められてしまうのはかなり淋しい。パスワード請求制の会員制ブログだから読者のアドレスは全部ブロガー側で把握しているハズだし、いくらでも告知のしようはあったろうに。
ここのブログも今月旧アドレスから引越して来たばかりだが(引越し作業まだ終わりません。すみませんすみません)、移転閉鎖の告知は3月末からアップしてある。今月末でブログそのものは閉めるけどメッセージフォームだけは年内いっぱい残しておくので、もし3月以来覗いてない人が6月以降に覗きに来ても、意志さえあればここに辿り着けるようにはしておく予定である。
本来なら移転先のアドレスも旧ブログ上に告知しておくべきなのかもしれない。
でもそれはぐりにはできなかった。細かいことはいちいち説明しないけど、旧ブログに関していろいろと疲れることがあって(しかも長期にわたる)一時はブログそのものをやめようかと考えたこともあり、今回の新ブログは会員制にはしないまでももっとこそっと地味にやろうと思ったからだ。なのでここのアドレスはどこにも投稿してないし、ランキングサイトなどにも参加はしていない。
ぐりは純粋に自分のためにブログをやっている。でも読んでくれている人のこともちゃんと意識して書きたい。ただ意見や情報を無目的に垂れ流すのではなく、できることなら、読む人を啓発したり挑発したりすることで、多少なりとも何かがぐり自身に返って来ることを期待している。虫のいい考え方かもしれないが、そもそも意見を表明することはそれそのものが目的とはなり得ないのではないだろうか。
そういう意味でぐりは「発言者の顔のみえない意見」というものはあまり信用しない。まったくということはないけど、せいぜい話半分以下としてしかとらえない。
ネットでは匿名で誰でも何でもいい放題だしそれがネットのいいところだと思う人も多いと思うけど、ぐりは全然そうは思わない。だから某巨大掲示板とかいっさい見ないし、ああいうものは世の中になくてもいいと思っている。趣味娯楽の延長としてあっていいとしても、あの手の超匿名大衆の空騒動にいちいち振り回されているメディアのアホさにはほとほとうんざりする。
ぐりがそう思うのは、どんな意見も発言者その人個人の価値観や経験や考え方などの裏づけがあって成り立つはずのものだし、その裏づけを無視して意見の意義を判断することなどほぼ不可能だからだ。ぐりがTVや新聞よりも雑誌やノンフィクション本の情報を重視するのはそのためだ。TV新聞などの巨大メディアの報道・意見には顔がないけど、雑誌やノンフィクション本なら著者の顔が見える。著者がなぜそう考えそう書くのか背景を知ることができて初めて、ぐりはそこに書かれた情報の価値を判断できる。
同じように、本や映画のレビューブログでも結果的にブロガーの顔、人となりがわかるブログが多くブックマークされている。名前や顔かたちがわからなくても、年齢層や生活背景や趣味がわかればわかるだけ、ぐりの中でそこに書かれた記事の価値は高くなる。
ぐりのブログにもときどき自分のことを書いている。以前ほど多くはないけど、ときどきは書く。
それは単に、自分の顔を隠して一般論を偉そうに主張することのしらじらしさがどうしても堪えられないからだ。そんなもの読みたくないという人も中にはいるだろうけど、世の中にはもしかしたらぐりと同じように思う奇特な人もいるかもしれない。
旧ブログには「映画のことだけ書いてりゃいいのに」なんてコメントをわざわざ投稿してくださる読者の方がおられて(しかも複数)度胆を抜かれましたが、ほっといてください。あたしのブログなんだから好きなこと書かしてください。
気に入らないのに読みに来ていただく必要ありませんからねえ。お互い時間のムダでしょう。ははははは。
米独仏中合作映画『John Rabe』より、張静初(チャン・ジンチュー)。
この映画撮影は終わってポストプロダクション中だそーですが、カンヌのマルシェには出てんのかしらん?
原作は南京大虐殺(あるいは南京事件)当時市内に住んでいたドイツ人ジョン・ラーベの日記『南京の真実』。出演はウルリッヒ・トゥクール(『善き人のためのソナタ』『ソラリス』)、ダニエル・ブリュール、スティーヴ・ブシェミ、張静初、香川照之、柄本明、井川東吾、ARATA、杉本哲太など。
日本でも公開、してよね〜〜。映画祭とかイベントとかでもいいからさ〜〜。
第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2008後援 映画『後悔なんてしない』主演2人が来日!
おっと今年は拡大開催!ますます楽しみじゃないですか〜。
でもやっぱり今年もSKIPシティ国際Dシネマ映画祭と日程カブってるのね・・・。うーむ。
情報系のブログなのだが更新頻度が少なくて、場合によっては数ヶ月まったく更新されないときもあったけど、それでも週に一度は覗いてたので何の告知もなくいきなり閉められてしまうのはかなり淋しい。パスワード請求制の会員制ブログだから読者のアドレスは全部ブロガー側で把握しているハズだし、いくらでも告知のしようはあったろうに。
ここのブログも今月旧アドレスから引越して来たばかりだが(引越し作業まだ終わりません。すみませんすみません)、移転閉鎖の告知は3月末からアップしてある。今月末でブログそのものは閉めるけどメッセージフォームだけは年内いっぱい残しておくので、もし3月以来覗いてない人が6月以降に覗きに来ても、意志さえあればここに辿り着けるようにはしておく予定である。
本来なら移転先のアドレスも旧ブログ上に告知しておくべきなのかもしれない。
でもそれはぐりにはできなかった。細かいことはいちいち説明しないけど、旧ブログに関していろいろと疲れることがあって(しかも長期にわたる)一時はブログそのものをやめようかと考えたこともあり、今回の新ブログは会員制にはしないまでももっとこそっと地味にやろうと思ったからだ。なのでここのアドレスはどこにも投稿してないし、ランキングサイトなどにも参加はしていない。
ぐりは純粋に自分のためにブログをやっている。でも読んでくれている人のこともちゃんと意識して書きたい。ただ意見や情報を無目的に垂れ流すのではなく、できることなら、読む人を啓発したり挑発したりすることで、多少なりとも何かがぐり自身に返って来ることを期待している。虫のいい考え方かもしれないが、そもそも意見を表明することはそれそのものが目的とはなり得ないのではないだろうか。
そういう意味でぐりは「発言者の顔のみえない意見」というものはあまり信用しない。まったくということはないけど、せいぜい話半分以下としてしかとらえない。
ネットでは匿名で誰でも何でもいい放題だしそれがネットのいいところだと思う人も多いと思うけど、ぐりは全然そうは思わない。だから某巨大掲示板とかいっさい見ないし、ああいうものは世の中になくてもいいと思っている。趣味娯楽の延長としてあっていいとしても、あの手の超匿名大衆の空騒動にいちいち振り回されているメディアのアホさにはほとほとうんざりする。
ぐりがそう思うのは、どんな意見も発言者その人個人の価値観や経験や考え方などの裏づけがあって成り立つはずのものだし、その裏づけを無視して意見の意義を判断することなどほぼ不可能だからだ。ぐりがTVや新聞よりも雑誌やノンフィクション本の情報を重視するのはそのためだ。TV新聞などの巨大メディアの報道・意見には顔がないけど、雑誌やノンフィクション本なら著者の顔が見える。著者がなぜそう考えそう書くのか背景を知ることができて初めて、ぐりはそこに書かれた情報の価値を判断できる。
同じように、本や映画のレビューブログでも結果的にブロガーの顔、人となりがわかるブログが多くブックマークされている。名前や顔かたちがわからなくても、年齢層や生活背景や趣味がわかればわかるだけ、ぐりの中でそこに書かれた記事の価値は高くなる。
ぐりのブログにもときどき自分のことを書いている。以前ほど多くはないけど、ときどきは書く。
それは単に、自分の顔を隠して一般論を偉そうに主張することのしらじらしさがどうしても堪えられないからだ。そんなもの読みたくないという人も中にはいるだろうけど、世の中にはもしかしたらぐりと同じように思う奇特な人もいるかもしれない。
旧ブログには「映画のことだけ書いてりゃいいのに」なんてコメントをわざわざ投稿してくださる読者の方がおられて(しかも複数)度胆を抜かれましたが、ほっといてください。あたしのブログなんだから好きなこと書かしてください。
気に入らないのに読みに来ていただく必要ありませんからねえ。お互い時間のムダでしょう。ははははは。
米独仏中合作映画『John Rabe』より、張静初(チャン・ジンチュー)。
この映画撮影は終わってポストプロダクション中だそーですが、カンヌのマルシェには出てんのかしらん?
原作は南京大虐殺(あるいは南京事件)当時市内に住んでいたドイツ人ジョン・ラーベの日記『南京の真実』。出演はウルリッヒ・トゥクール(『善き人のためのソナタ』『ソラリス』)、ダニエル・ブリュール、スティーヴ・ブシェミ、張静初、香川照之、柄本明、井川東吾、ARATA、杉本哲太など。
日本でも公開、してよね〜〜。映画祭とかイベントとかでもいいからさ〜〜。
第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2008後援 映画『後悔なんてしない』主演2人が来日!
おっと今年は拡大開催!ますます楽しみじゃないですか〜。
でもやっぱり今年もSKIPシティ国際Dシネマ映画祭と日程カブってるのね・・・。うーむ。
こんにちは。
この映画、『南京の真実』のレビューでも一度紹介してますけど、是非とも日本公開!を祈願して再度書いてみました。
配役は
ウルリッヒ・トゥクール→ラーベ(主人公。ジーメンス南京支社長)
ダニエル・ブリュール→ローゼン(医師)
スティーヴ・ブシェミ→ウィルソン(医師)
張静初→ランシュ
香川照之→朝香宮(軍司令官)
柄本明→松井(陸軍大将)
井川東吾→福田(大使)
ARATA→小瀬(陸軍少将)
杉本哲太→中島
ちなみにこの張静初の扮装は、事件当時南京市内の若い女性はみんな身を守るために髪を刈って顔に泥や炭を塗って男の子に変装してたらしく、その設定に沿ったものと思われます。
ただ実際には少年も若い女性や幼女と同じ被害に遭ってたそうなので、男装して助かるかどーかは相手による、という状況だったようです。
張静初、ボーイッシュな格好もかわいい、美人は衣装を選ばないなあ、なんてのんきに見ていましたが、そういう背景があったんですね。少年も同じ被害に……というのも、胸がふさがれる思いがします。
ウルリッヒ・トゥクールの支社長さんはぴったりかも、『グッバイ、レーニン!』でユーモラスだったダニエル・ブリュールのお医者さんとか香川照之の宮様ってどんな感じかな、スティーヴ・ブシェミはここぞというところでぶち切れたりするんだろうか、と早くもコーフン気味です。
こんばんは。先日新しいブログの移転先をきいたものです。ご丁寧にお返事をいただきました。ありがとうございました。
ぐりさんが、旧ブログを移転される、とかかれた頃から、自分の生活に余裕がなくなりブログをクリックしてもじっくり読む時間がなくなり、ここもおしえていただいてからすべてはまだ読めていません。
でも、私は、なぜ旧ブログを毎日読んでいたかというと、やはりぐりさんの生活にも興味があったからです。ぐりさんが綴るぐりさんの生活がとても読んでいて人間性が感じられて楽しかったです。映画のことだけ書け、なんていう人は信じられません。私はどちらかというと、ぐりさんが、どう思ったかとか、そう考えるぐりさんはどんな生活をしていらっしゃるのか、ということもとても興味があります。でも、そういうことが、ぐりさんも書いていられた、ちょっと困ったことを引き起こすことも起こる危険性がでてくるところでもあるんですよね。書いている人の生活や性質がかいまみえることによって、間違った関心をもったり、見当違いの意見をしてくる人が出たり。それと、やはり世の中いろいろだから、自分の意見だけが正しいと思う人がいたり。人間なんて、みんな変わっている人なんだけれど、他人にしてはいけないことの垣根をしらずに越えてしまうのがネットの恐ろしいところだと思います。自分も自戒しなければと思います。
私はこれからも、ぐりさんがこう思った、という意見をききたいです。何をどう書くかなんてブログをやってる人が決めることですが、ぐりさんのブログが好きで楽しみにしてた人間がいます、ということを伝えたいと思いました。
では!
私はもう原作読んじゃってるんで、なんとなくキャラのイメージはあるんですが、ダニエル・ブリュールとスティーブ・ブシェミはあんまりあってないですね。客寄せ用キャストなのかな?
noriさん
コメントありがとうございます。
私と同じように思ってる人もいるんだなー、と思うとうれしいです。
メールありがとうございました。
一部訂正して再掲載させていただきました。