ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

雨ニモアテズ

2007年07月12日 | 千伝。
あいにくの大雨でした。

午前中、関ヶ原界隈から帰宅しました。
ちょっと立ち寄ったホテルで新聞を読んでいると、気にかかる新聞記事が二件。

ひとつは、オールスター戦にイチローのランニングホームランへの絶賛記事。
契約更新も5年で100億円超とか・・。
テレビ社会のアメリカはテレビで分かりやすいゲームやスポーツやドラマが俄然脚光を浴び、儲けすぎで、格差をうむ原因にもなっている。
儲けるのはよいが、数十億円も払う自由の国アメリカという国に不健康さを感じる。
この国はお手本にはならない。

もうひとつは、今日の参議院選挙の公示・・日本人は「天下分け目の戦い」という言葉がすきである。

~今日の産経新聞コラムから抜粋~
詩人の宮沢賢治に「雨ニモ負ケズ」という有名な詩がある。東北地方で貧しい農民たちと生活をともにした賢治が、こういう人になりたい、と自分にいいきかせた素朴で力強い詩だ。
 
そのパロディーに「雨ニモアテズ」というのがある。賢治のふるさと・岩手県盛岡市の小児科の医師が学会で発表したものだそうである。職業上多くの子供たちに接していて、まさにぴったりだと思ったという。
作者はどこかの校長先生らしい。
 
雨ニモアテズ 風ニモアテズ
 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ
 ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ
 意欲モナク 体力モナク
 イツモブツブツ 不満ヲイッテイル
 毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ
 朝カラ アクビヲシ  集会ガアレバ 貧血ヲオコシ
 アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ
 作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ
 リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ
 東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ
 西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ
 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ
 北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ
 日照リノトキハ 冷房ヲツケ
 ミンナニ 勉強勉強トイワレ
 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ
 コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ
 賢治が生まれて100年あまり。そのころ日本中はどこも貧しかった。

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帰路・・北陸道下りの杉津PAに立ち寄りました。
「夕日のアトリエ」という場所から敦賀湾を望む風景が美しいです。

そこに、いつからか、沢山ロックされた愛の鍵が沢山あります。
こういった強い思いが、人間を強くするのでしょう。(写真添付)

美しい日本は、愛溢れる家族愛、人間関係の上に成り立つものなのでしょう。