ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

天神講

2013年01月25日 | 福伝。
今日(1月25日)は、福井の独特な習慣として伝わる天神講の日です。

何をするかと言うと、正月から床の間に飾る天神様(菅原道真公)の掛け軸に越前かれい(焼きカレイ)を飾り、今日は、それを食べるのです。

そして、その床の間に飾ってある天神様の掛け軸をおろして、来年の正月まで片付けてしまう日なのです。

福井では、男の子が生まれると、祖父母から孫渡しとして天神様の掛け軸を贈られる習慣があるのです。

その値段は、数万円から何十万円ものもあり、正月には、床の間にズラリと何世代分もの掛け軸を飾る家庭もあります。

この慣習・・?

おそらく、福井に関わる松平春獄、橘曙覧、橋本佐内 等が生きていた江戸時代末期の頃から盛んになったのでは?・・と思い巡らしています。

はてさて、最近、どうも、長い時間、テキスト・教科書を読めなくなっており、学習時間も減る一方で、単位取得も難しくなりつつあります。

目のせいにはしたくないけど、掛け軸の天神様を眺めて、勉強も楽しくなれば、それだけで幸いです。

鯛よりも、焼きカレイと焼きサバが、菅原道真公の大好物だったそうです。