ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

日本百名山の原点

2013年01月28日 | 福伝。


福井市と鯖江市との市境界に位置する文殊山(標高365M)です。

山の輪郭が、文殊様のお顔の側面に似ているでしょう。

この山の麓に生まれ育った名優宇野重吉さんは、生前「日本一の山は、文殊山だ」と古里自慢をしていました。

この文殊山・・日本百名山の原点になりそうです。

名著「日本百名山」を著した深田久弥さん(石川県加賀市生れ、福井市育ち)の母親は、福井市出身。

その関係で、深田久弥さんは、旧制福井中学校に進んだのです。

その当時の深田久弥さんが、初めて登った山が文殊山なのでした。

最近、文殊山山頂にある本堂に、少年時代の深田さんご自身の落書き(大正8年頃)が見つかったのです。

少年時代の深田久弥さん・・何度も何度も文殊山に登り、山で夜通し勉強していたということも判りました。

・・ちょっと驚くような深田さんのエピソードです。

地元では、「深田久弥 勉学遊山の山・・日本百名山の原点」と古里自慢するようです。