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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

栄光の男

2014年09月06日 | 百伝。
昨夜のテレビで、久しぶりにサザンオールスターズの桑田さんを二度観ました。

桑田さんが、デビュー前の青春時代を語っていたのが印象的でした。

同じ青春時期を過ごした同年代にとっては、とても懐かしいです。

桑田さんは回想しています。

渋谷にあった都会っぽい青山学院に入学したものの全然モテなくて、毎日が目的もなく、みじめで暗い日々だったとのこと。

その頃に、巨人の長嶋茂雄選手の引退に・・何かインスピレーションを受けたのでしょう。

「栄光の男」という歌を作っています。

昨夜、聴いていたサザンの「天国オン・ザビーチ」・・とても下品な歌でしたが、暗かった青春時代に輝いていた西城ヒデキのブルースカイブルーや郷ひろみの振付を、ちゃんと作詞と振付けの中に入れていたのには驚かされました。 

少子化時代・・彼らの歌は、子どもを増やすための人口増加に役立つかもしれません。

デビュー前、サザンの桑田さんが、みじめな青春だったという当時、ぼくは、かれらの母校の青学に潜りで「キリスト教概論」等を受講していました。

青山学院は、百島の親友同級生の保ちゃんが通っていた母校で、潜りの受講も可能だったのです。

その後、サザンオールスターズが、青学生として白いランニングシャツと短パン姿でデビューを飾った時には、二人して驚いたものです。

あれから36年・・サザン・オールスターズは、ヒット曲を生み続けました。

今や国民的なバンドになり、江の島や湘南を全国的に有名にしたのは、サザン・オールスターズの桑田佳祐だとも言われています。

まさしく「栄光の男」になった桑田佳祐です。

「栄光の男」

歌:サザンオールスターズ
作詞・作曲:桑田佳祐

ハンカチを振り振り
あの人が引退(さ)るのを
立ち喰いそば屋の
テレビが映してた
シラけた人生で
生まれて初めて
割箸を持つ手が震えてた
「永遠に不滅」と
彼は叫んだけど

信じたモノはみんな
メッキが剥がれてく

I will never cry.
この世に何を求めて生きている?

叶わない夢など
追いかけるほど野暮じゃない
悲しくて泣いたら
幸せが逃げて去っちまう
ひとり寂しい夜
涙こらえてネンネしな

ビルは天にそびえ
線路は地下を巡り
現代(いま)この時代(とき)こそ
「未来」と呼ぶのだろう

季節の流れに
俺は立ち眩み
浮かれたあの頃を思い出す
もう一度あの日に
帰りたいあの娘(こ)の
若草が萌えてる

艶(いろ)づいた水辺よ
生まれ変わってみても
栄光の男にゃなれない

鬼が行き交う世間
渡り切るのが精一杯

老いてゆく肉体(からだ)は
愛も知らずに満足かい?

喜びを誰かと
分かち合うのが人生さ

優しさをありがとう
キミに惚れちゃったよ

立場があるから
口に出せないけど
居酒屋の小部屋で
酔ったフリしてさ
足が触れたのは故意(わざ)とだよ

満月が都会の
ビルの谷間から
「このオッチョコチョイ」と
俺を睨んでいた

I will never cry.
この世は弱い者には冷たいね

終わりなき旅路よ
明日天気にしておくれ

恋人に出逢えたら
陽の当たる場所へ連れ出そう
命預けるように
可愛いあの娘とネンネしな