ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

Coda コーダあいのうた

2022年04月06日 | 福伝。

本年度アカデミー作品賞受賞映画のコーダ、やっと福井で先週から上映開始。

早速、観て参りました。

ここ10年の観た映画の中でも、とても清々しい感動作品でした。

海沿いの小さな町に暮らす漁師一家、聴覚障がいの父母、兄を持つ家族の中で、一人健聴者である10代の娘の家族愛。

そして、一人歌うことへの夢。

聞こえない耳に届ける、あいのうた。

まさしく、タイトル通りの素晴らしい映画でした。

手話が、台詞となるのも違和感がありません。

音が聞こえないという世界、発声がおかしいという世間体とのコミュニケーション、それに繋がる差別的な意識というのは存在します。

でも、勇気を出して乗り越えないとね、それを教えてくれるお薦めの映画です。

ところで、アメリカ英語の手話は凄いなぁ❗

(35年昔、英語の視覚言語(手話)を少し学びました。)

アルファベット数は26文字、だから本当は手指10本で全部の単語を表す事ができるのです。

手話も、言語同様に各国、各文化圏によって異なります。

にも関わらず、あの素早いアメリカ手話は、世界共通化の可能性があるのかも?

35年前当時のイギリス手話では、日本人、中国人を意味する手話は1つのみ、両手で目のこめかみを上に持ち上げる吊り目にするジェスチャーでした。

今は、国際試合でそんなことをされたら侮辱、差別表現として大問題となります。

以前職場で、目の不自由なリハビリ担当の方に、何を基準に相手の人間性を判断しているのかと訊くと、声の音色、優しさ、穏やかさだと答えていました。

言葉という音声言語の怒声、奇声という表現は、不気味かもしれません。

その一方、視覚言語という手話という手段でコミュニケーションを図る聴覚障がい者の方は、人間の表情表現をつぶさに判断できるのでしょう。

4年前の夏、真夜中に御殿場から富士山登山を目指していた少女(聴覚障がい者)ばかりのグループと途中まで同じペースで進んだ思い出があります。

夜が明ける前、ペースダウンした僕に、別れ際に声掛けのない笑顔だけのエール❗ 今日観た映画のコーダに繋がりました。

話は飛びますが、幸運の指クロスと古武道の指の開き、似ています。


元気の源。

2022年04月06日 | 百伝。

金融とか不動産とか、その業界で生き抜いた同年代の者は、都会のタワーマンション的な高い所からの眺めのよい生活に、ずっと満足しているのかな?

田舎と違って、虫もいないだろうなぁ。

老後も、いつまでも健康的に暮らしたいと誰もが思うもの。

50歳から介護の仕事に就いて15年。

介護と老後の厳しい現実、それほど長生きしたくもないけど、「死ぬまで働いていたい」と考えるようになりました。

そういう心境になったのは、命は年老いて衰えると、通常は食が細くなりそのまま死んで逝き「老後生活」はないはずです。

しかし、「お金」という存在が、福祉の進化、医療の発展、健康的な寿命に革新をもたらしました。

そして、人生設計は、自由と人権重視という人間だけが考える願望です。

さらに死ぬまで好きなことをして生きていくという儚い夢の為には、「老後のためのお金」も必要となるし「貯蓄という作業」も必要となりました。

自給自足を目指すのも道理です。

多分、何十年、何百年先には、老後生活も安心できる「お金の配給制」という人間社会が地球上に成り立つはずです。

それを早める為には「お金に賞味期限を❗」

家内の友人であるポーランド人は、現地で続々と避難入国するウクライナ人の支援活動しているとの事。

地域、日常、仕事、生業、生活、インフラ等々、その社会基盤を破壊する争い、戦争は勝者も敗者もない破滅です。

僕らが生きている現在、日本の未来は、どうなるのやら?

僕の個人的な元気の源は、「死ぬまで働くぞ❗」という心構えです。