まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『財閥家の末息子~Reborn Rich~』12話まで

2025-02-02 22:55:38 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

せん妄です・・・と、院長はドジュンとイ秘書室長に言いました。

「注意力と認知力の低下、妄想や行動の調節障害が見られ、脳の機能が衰えています。」

元々の病気に加えて事故の衝撃によって微量の出血が起こり、せん妄の症状が現れたと。

効果的な薬が無いわけじゃありませんが、ヤンチョルの病気には致命的な悪影響を及ぼす可能性もあり、使えないと院長は言いました。

 

ヤンチョルはドジュンたちが止めるのも聞かず、理事会に出席すると言って聞きません。

理事たちは、自分の指示にしか従わないと思っているからです。

ドジュンは、ヤンチョルに自らの言動が常軌を逸していると、知らしめました。

その時は、夜中だし、ズボンもはかずに出かけようとしている姿を見せたのです。

ヤンチョルは、流石にショックを受けました。

どんな手を使っても自分を治せと言いました。何でも指示に従うからと。

ドジュンも必死でした。

誰にもこれを知られてはならないと、必死にヤンチョルを宥めました。

 

なんとしても、自分が社長候補にならなければとドジュンは思いました。

しかし、その時点で、ソンジュンを指示する理事の数の方が圧倒的に多いと思われました。

ドジュンは、ソンジュンを動かすしか無いと思いました。

で、ソンジュンにヤンチョルは昏睡状態ではないと打ち明けたのです。

家族にまで嘘をついて昏睡状態だと言っている理由は、今回の一件が単なる事故ではなく、殺人未遂事件だったからだと。

「誰かが、交通事故に見せかけておじい様と僕を殺そうとしたんだ。会社設立を阻止するために。」

そして、翌日の理事会でヤンチョルは罠を仕掛けようとしていると言いました。

会社設立を阻止しようとする者の中に真犯人がいると思っているから・・・と。

ドジュンはその手掛かりを持っているとも言いました。

流石にソンジュンは驚きました。

ヒョンミンの画廊からあの絵を持ち出したのはソンジュンです。ソンジュンが真犯人なの

だったら、何故ソンジュンを警戒させるような事をドジュンは言ったのでしょう。

 

理事会が始まりました。

まず、金融持ち株会社設立の是非を問う投票が行われました。

数名の理事が挙手しました。

が、ヨンギたちは押し黙ったままです。

ソンジュンがドジュンを見ながら挙手しました。

ヨンギ、ドンギ、ファヨン、それにイ秘書室長も驚きました。

ソンジュンが挙手したのを見て、他の理事たちも次々に手を挙げました。

設立案は可決されました。

 

続いて、社長候補を選ぶための投票が行われました。

推薦を受けているのは、ドジュンとイ秘書室長の2人です。

ここで、ソンジュンが父のヨンギを候補者として推薦したいと手を挙げました。

ソンジュンの推薦理由は、理事たちの共感を得ました。

 

ソンジュンは、ドジュンに囁きました。

ヤンチョルの精神状態が正常ではないと知ってる言い方です。

 

直後の投票で、ヨンギに9票、イ秘書室長に3票となり、この2人が社長候補となりました。

司会を務めているオ・セヒョンがそう発表した直後、なんと、ヤンチョルが会場に現れたのです。

ヤンチョルは、院長に、危険だと言われた薬を使うよう指示していました。

命の危険があろうと、2時間だけは自分のせん妄を抑えてくれと。

その必死の頼みを、院長が聞き入れたわけです。

 

ヤンチョルがいつものように堂々たる姿で会議場に入って来ました。

昏睡状態にあると思っていたヤンチョルが突然歩いて現れたのですから、皆驚いて声も出ません。

ドジュンだって同じです。彼の場合は、せん妄状態にあるヤンチョルがという驚きと焦りだったでしょうが。

 

ヤンチョルは、社長候補にドジュンを推薦したんだが?と、理事たちを見渡しました。

既に、ドジュンは候補から落選したばかりです。

皆、言葉が出ません。

ドンギがオ・セヒョンに採決を・・・と言いました。

つまり、さっき行われた投票は無かった事とされたわけです。

ドジュンが適任だと思う方は、挙手を・・・とオ・セヒョン。

真っ先に手を挙げたのは、ドンギ。

それを見た理事たちはいっせいに挙手しました。

ヤンチョルの意向に逆らうなんてこと、誰も出来ないということです。

ヤンチョルのいない間に・・・と思ったソンジュンの策はあっけなく失敗に終わりました。

 

ヤンチョルの妻ピルオクは、病院長に怒りをぶつけていました。

妻の自分に何も知らせなかったことを責め立てました。

院長とすると、ひたすら謝るしか出来ませんでした。

 

理事会後、帰ろうとしたヤンチョルに、ソンジュンがさりげなく質問をしました。

以前のヤンチョルなら、さらっと答える事が出来る質問です。

ところが、それまで何の違和感も感じさせなかったヤンチョルが、口ごもってしまったのです。

焦れば焦るほど、答えは出て来ず、辺りには緊張感が漂いかけました。誰も声を発しません。

ドジュンが咄嗟に助け舟を出し、その場を切り抜けました。

ドジュンは、ヤンチョルをエレベーターに押し込み、自分が送って行くとドアを閉めました。

 

ソンジュンは、ドジュンが明らかに焦っていたと感じました。

 

ヤンチョルは、エレベーターに乗った途端、いつものヤンチョルに戻りました。記憶もしっかりしています。

不甲斐ない自分に腹が立ったように、ヤンチョルは怒鳴りました。

丁度、エレベーターに同乗することになった掃除婦は、怯えて顔をそむけました。

その時、ヤンチョルがそそうを・・・

流石のドジュンも驚き、慌て、一瞬強張りました。

ヤンチョルは情けなくてたまらない泣きそうな顔になりました。

掃除婦にばれてはいけません。

ドジュンは、咄嗟に水の入ったバケツを蹴飛ばしました。祖父に反抗する孫を演じたのです。

そして、掃除婦に謝りながら、床の水を拭きました。

ドジュンも泣きそうでした。

 

ヨンギたちは、思ってもみなかった成り行きに呆然としていました。

第一、ヤンチョルが昏睡状態じゃ無かった事を隠していた理由が分かりません。

ソンジュンがドジュンから聞いた話を報告しました。

単なる事故ではなく、何者かによる殺人未遂事件だとヤンチョルは考えているということです。

そして、その犯人は自分たちの中にいると思っているようだと。

 

ミニョンはあの絵を手掛かりに捜査を進めていました。

ヒョンミンは、あの絵は贋作だと言いました。自分の画廊の所蔵品を模写したモノだと。

そして、贋作専門の画廊と思われる店をミニョンに教えたのです。

 

その画廊をウ室長が訪ねました。

生憎責任者に会う事は出来ませんでしたが、重要な証拠に気が付きました。

事故で死んだトラック運転手のポケットから出て来た用紙・・・ヤンチョルたちが乗る車のナンバーをメモした用紙の裏に、赤い判子のような跡があるのですが、それが絵に推す落款ではないかと気づいたのです。

ウ室長はすぐさま、ヤンチョルの屋敷に行きました。

そして、それがピルオクの落款と一致することを確認したのです。

 

ピルオクは趣味として絵を長年描いて来ました。

かなりの腕前で、ヒョンミンの協力で個展を開くほどでした。

 

ウ室長は、すぐさまドジュンに報告しました。

メモの主が分かりました・・・と。

ドジュン、思いもよらない人物の名前に、驚きを隠せません。

 

その頃、ピルオクはヤンチョルに会いに行っていました。

本当にお前が俺を殺そうとしたのか?と、突然ヤンチョルが言いました。

ピルオクは、否定できませんでした。

こうなったら、ひたすら許しを請うしか出来ません。

今まで精一杯尽くして来たのに、ヤンチョルは自分の息子ではなくユンギの息子ドジュンにスニャンを継がせようとしたことが許せなかったのです。

泣きながら許しを請うピルオクを無表情に見つめていたヤンチョル。

「腹が減った。夫を飢えさせて本当に殺す気か。」

ヤンチョルの言葉でピルオクは冷静になりました。ヤンチョルがせん妄状態にあると、察したのです。

助かったと思いました。

院長を説得して、ヤンチョルを自宅に連れて帰るとドジュンに宣言しました。

 

ドジュンは慌てましたが、どうしようもありません。

院長は、ピルオクがせん妄の事を知っていると言いました。そして、自宅に戻り、慣れた環境の方がヤンチョルにとっても良いかもしれないと言ったのです。

ドジュン、打つ手がありません。

 

その晩、ピルオクは退院祝いと称して食事会を開きました。

ドジュンたちは呼ばれていません。

その場で、ヤンチョルの状態を報告し、子供たちに正当に財産を分け与えられるよう策を立てようと考えたのです。

ピルオクが、皆に話し始めようとしたとき、ドジュンがやって来ました。

ヤンチョルの診断書を・・・とピルオクに差し出しました。

書類には、一枚の名刺が止められていました。

例の画廊の名刺です。

それを見た瞬間、ピルオクはドジュンが全て知っていると気付きました。

もう、ヤンチョルがせん妄状態にあるとは言えなくなりました。

結局、ピルオクは、ヤンチョルが健康だということを話すしかありませんでした。

 

ドジュンは、席を外して、ピルオクの画室で待っていました。

戻って来たピルオクに、ドジュンは車のナンバーを書いたメモを見せました。

それが何を意味するのか分かったピルオク。

「この秘密は僕が守ります。おじい様の秘密はおばあ様が守ってください。ここに出入りする人たち、特に家族には秘密にしてください。株主総会が終わるまで。これは取引です。」

そして、脅迫はここからです・・・とドジュン。

「家族の一人でもおじい様の病状を知ったら、おばあ様の秘密を公にします。殺人を指示したメモ、謝礼として渡した贋作など、全て。証拠として検察に提出します。」

 

あなたのせいよ・・・とピルオク。

ドジュンさえ現れなければ・・・と。

「おじい様の還暦祝いの時、疎遠だった僕たちを迎え入れたのはおばあ様です。」

冷たくドジュンは言いました。

 

その足でヤンチョルに会いに行ったドジュン。

ヤンチョルは正常に戻っていました。

ウ室長からの報告を何故言わないと、ヤンチョルが言いました。

ドジュンは、まだ探していると言いました。絵も、ヒョンミンの所蔵品ではなかったと言いました。

もう1つ聞くとヤンチョル。

ドジュンが他の者のように媚びへつらってスニャンを得ようとしないで、何故買うと言ったのかということです。

「他に望みがあるな。それは何だ。」

ドジュン、言える筈ありませんよね。

黙ったまま答えないドジュンを見て、ヤンチョルが聞きました。

「叶ったのか?」

まだです・・・とドジュン。

「必ず叶えろ。」

微笑みながら、ヤンチョルが言いました。とても優しい表情です。

 

ミニョンは緻密な捜査で、どうも容疑者と言える人物の名前を突き止めたようです。

ドジュンにそれを見せようとしましたが、ドジュンは見ませんでした。

そして、単なる交通事故としてこの事件を終わらせることにしたと言ったのです。

ミニョンは、ドジュンが秘密を知った上で事件を闇に葬ろうとしていると思いました。

「だったら私も私らしい選択をするわ。」

 

ソンジュンはまだ諦めていません。

ヒョンミンの父ヒョンソン日報社長と直接取引をしようとしています。

ヒョンソン日報に、スニャン自動車の経営が上手くいっていない、ヤンチョルの手腕に疑問がと言う内容の記事が載りました。

株主総会でヤンチョル解任決議がなされるかもしれないと言う噂も出ています。

 

スニャン自動車はその年の5月に新車を発売予定にしています。

そして6月に株主総会。

ドジュンは何か良い手を思いついたようです。

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