相変わらず傷口は傷みますし、夜も眠れません。
しかし、着実に回復の途を辿っています。
お腹に入っていた管も、後1本になりましたし、抜いた管の傷もふさがりつつあります。
点滴も、抗生剤を一日に2回点滴するくらいで、ほぼ、腕はフリー
ところが、一向に回復しないのが、食欲。
私まぎぃ、食欲不振なんぞと言う事態に陥ったのは、おそらく今回がお初。
重湯から7分粥まで進歩はしているものの、全く食欲湧かず。
酷いときには、食事を運搬する機器が来る音楽を聞くだけで気分が悪くなる始末。
5分の1食べられれば良い方で、せっかく固形食になったというのに、汁物だけを飲むので精一杯。
デザートまでついていても、とてもとても・・・。
食事よりリハビリですよと言っていた先生も、流石に不安に思ったようです。
今朝の回診で、主治医が食欲の出る方法は何かないかなと、
「食べたいモノはありますか?」
と、聞いてくれました。
「パンとコーヒーです。」
即答しましたよ、あたくし。
多分50年近くは、毎朝パンとコーヒーで済ませて来てると思います。
その習慣が狂ったと言う事で、不死鳥のような私の食欲も不調をきたしたってことじゃないでしょうか。(注:その昔パン食い娘と言われたまぎぃ説)
その瞬間、先生方が爆笑。
流石にコーヒーはマズイので・・・と言いかけたので、
「パンは、OKですか」
思わず前のめりになってしまった私です。
その勢いに押された感じの先生が、
「とりあえず、もう少し噛み応えのある食事に・・・。」
とか何とか言いながら、病室を出て行かれました。
こりゃ、望み薄だなと思っていた私。
なんと、お昼ご飯からご飯が白米に変わりました。お粥脱却です
少々柔らかかろうが、文句は言いません。
いえね、お粥が嫌いなわけではありません。どちらかと言うと、好きです。
でもねぇ、こう三度三度じゃ・・・ね。
そしたらなんと、晩御飯に添えられていたのは、小さな茶色い丸い・・・ロールパンじゃありませんか
右下の茶色い丸いのがそうです。
感動のあまり、声は出さずに(・・・いや、そう思っているのは私だけかも。本当は、声、出ていたかも)
よっしゃーっ
と、ガッツポーズをしてしまいました。
ホカホカの小さなパンを、大事に大事に味わって食べましたよ。
不思議不思議。
そうなると、食欲がわいてくるじゃありませんか。
結局、コーンスープ完食。オムレツ半分くらい。大根の煮物一個、ご飯3口を難なく食べる事が出来たのです。
御礼を言いたいのに、今日に限って夕方の回診がありません。
残念です。
明日の朝の回診で思いっきりお礼を言おうと手ぐすね引いて・・・いや、この言い方は変ですよね。この感動をお礼の言葉に込めましょう。
大げさ