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ユリは、パク・シガンだけじゃなく、新聞社にも父の文書を送ったようです。
ただ、内容が内容だけに、取り上げてもらえるかどうかは、怪しいものだとユリ自身も想っています。
そんなユリの動きを、ドヒョンは不安に感じました。
ユリは全く自分自身に危険が及ぶとは思っていないようです。そこが心配です。
結果的に、教唆殺人だと主張できたチョ・ギタクですが、ドヒョンのやり方には、不満でした。最初から、そう言う戦術だと話してくれてさえいれば、自分が焦って自白することもなかったのでね。
ドヒョンは、チョ・ギタクに、教唆を裏付ける証拠が必要だと言いました。自白だけでは不十分なんです。
でも、今の所、効果的な証拠はありません。
チョ・ギタクは、ファン秘書が消される前に探し出せとドヒョンに言いました。
「これはあんたの闘いでもある。」
と、チョ・ギタクは言いました。ドヒョン父の一件も絡んでいると言う意味ですね。
チョ・ギタクの指摘が現実になりました。
ファン秘書が何者かに襲われたのです。
誰も知らない潜伏先の筈なのに、2人の男がファン秘書を自殺と見せかけて殺そうとしました。
でもね、危ういところで、ジェニー・ソンが救ってくれたのです。
あと5分来るのが遅れたら死んでた・・・とジェニー・ソンは言いました。
ジェニー・ソンは先だってファン秘書の自宅で会った時、発信機を荷物に忍ばせてあったので、居所が確認できたのです。
ドヒョンはオ会長に直接会いに行きました。
案外あっさり会ってくれましたね、オ会長。
ドヒョンは、ファン秘書のことを聞きました。
でも、オ会長は、既に辞めた人間のことを知る筈が無いと言いました。
次に、ドヒョンは、キム・ソ二殺害をホ・ジェマンに命じたかと聞きました。
あいやぁ~・・・あまりにも直球過ぎますわな、ドヒョン。
一瞬怯んだ様子を見せたオ会長。すぐに気を取り直して言いました。
「ホ・ジェマンは機務司出身だそうだな。単なる一兵卒の逸脱行為だ。」
オ会長、ミスしました。
ホ・ジェマンは機務司出身ではありません。機務司出身なのは、チョ・ギタクです。
「長年の秘書の行方を知らない方が一介の兵士だったチョ・ギタクを覚えており、他人に成りすましている事まで知っているとは知りませんでした。元司令官だからですか?」
ドヒョンは言質を取りましたね。
オ会長は、激高しました。自分のミスで取り返しのつかない証拠を与えたと感じたのでしょう。
「今も生きているのは誰のおかげだ」
と、怒鳴りました。
どういう意味ですか?・・・とドヒョン。
思ってもみなかった言葉ですから。
「出ていけ」
と、オ会長は言い、それ以上何も答えませんでした。
直後、拘置所にいるドヒョン父に脅迫状のようなメモが届けられました。
『調査を続けたらチェ・ドヒョンは死ぬ』
ドヒョン父、驚き慌てました。彼らしくありません。
すぐさま、ドヒョンを呼ぶよう刑務官に頼んだのです。
ドヒョンは驚きました。
父に最後に会ったのは、10年前です。
10年の間、ずっと面会を拒否され続けていました。その父から呼ばれたのですから。
緊張して、父を待ちました。
どこか具合が悪いの?とドヒョンが恐る恐る父に聞きました。それくらいしか理由が思い当たりませんでした。
元気なんだよね?とドヒョンは重ねて聞きました。
「私が殺した。」
と、父が一言言いました。これ以上事件を探るな・・・と。
そのまま背を向けて行こうとした父を、ドヒョンは呼び止めました。
10年ぶりなんだよ・・・と。
「どうやって知った?」
と、ドヒョンが聞きました。父が自分を呼んだ理由が分かった気がしたのでしょう。
でも、父は流石です。オ会長側から脅しが入ったとは言わず、先日チュノと会ったからドヒョンの動向を知ったと言ったのです。
もしかしたら、監視されてる?オ会長と取引を?・・・とドヒョン。
10年の間、必死に追い求めてきた父の事件の真実の端緒がようやく見えて来たところだと言うのに、止めろと?・・・と。
「やっと手に入れた命だ。自分の人生を歩め。頼む。何を言われようと私はここに残る。調査を中止しろ。」
と、背を向けた父に、ドヒョンは叫びました。
「いいや最後までやる
真実を見つける
真実の先に父さんがいるから。」
ドヒョン父は、ふっとため息をついて戻って行きました。
ドヒョンは、自分たちの動きが闇の勢力を怒らせたと感じました。
そのせいで、父が脅されたんだろうと。
チョ・ギタクが刑務官だったのは、父を監視する役目があったからだと思いました。
チュノたちは、ジェニー・ソンの素性を洗い出していました。
ノ検事の写真に、彼女らしき女性が写っているのがあったのです。その女性が、先日ファン秘書のマンションで会った男と一緒に行動しているのを、監視カメラで見つけていました。
と同時に、文書に、武器ロビイストとして名前が記されていたのです。
パク・シガンはユリを呼び出しました。
ユリはキム・ソ二事件のあらましをパク・シガンに語りました。
が、パク・シガンは全く動じません。突然、ユリ父のことを話し出しました。
パク・シガンは、本来、ユリ父に行く筈だった心臓が、ドヒョンに移殖された経緯を話したのです。
「父親ならこう思うだろうな。そいつさえいなければ、息子が・・・。」
そこまで聞いて、ユリは立ち上がりました。聞く価値がありません・・・と言って。
ドヒョンはチョ・ギタクに面会に行きました。
ドヒョンがノ検事の一件を話してくれと言うと、チョ・ギタクは激高しました。キム・ソ二とファン秘書のことを話したのに、これ以上何が必要なんだと。
そして、得意げに話し始めたのは、ドヒョンのこと。
「あんたを救ったのは、俺だ。ハ・ミョンス、ハ・ユリの父親を俺が殺してやった。それが真実だ。驚くのはまだ早い。誰が命じたかも聞かせてやる。」
チェ・ピルス・・・お前の父親だ。
ドヒョン、凍り付きました。
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