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ミン・テジュは、情報を流出させる前に、テラにだけは意志を伝えていました。
ユチャンの心がボラに向いていることを、テジュは感じていたのでしょう。ユチャンを諦めろとテラに言いました。
ユチャンは、南海にボラを連れて行ったと告げると、流石にテラもショックを受けました。
このままでは、ユチャンはテラを傷つけ、会社もダメにしてしまうとミン・テジュは言いました。だから、そうなる前に自分がユチャンを解任しようと考えていると。
そうなると、ユチャンが傷つくと分かっているから、その時は、テラに傍にいてやってほしいと言うのです。
放り出すだけじゃ無く、ちゃんとその後のユチャンの事まで考えているのねぇ、ミン・テジュは。
テラは、ユチャンに気持ちを確かめに行きました。
ボラの事は気にしなくて良いと言うユチャン。何の感情も持っていないからと。
でも、テラはその言葉を信じられません。ユチャンはボラの顔だけを認識しているのですから。恋人の自分じゃなく・・・。
それに、ユチャンは楽しそうに笑っていますからね、ボラといると。
「分かれましょ。」
テラは言いました。
ユチャンは努力すると言いました。
努力したら好きになるの?・・・とテラ。テラの気持ちが痛いわ。
家を出て行ったテラを、ユチャンは追いませんでした。テラは追って来てほしかったに違いありません。
ミン・テジュは、コチーム長にネクストインの顧客情報が入ったメモリを渡しました。
流石に、コチーム長も躊躇しました。ここまでしなくても・・・と思いました。
すぐに中国に発ち、新会社の名義でユチャンが売却した株を買うよう指示。株価が暴落する筈だから・・・と。
全てはネクストインのためなんだとミン・テジュは言いました。
コチーム長は、信頼する彼の指示に従ったのです。
流出騒動が起り、ユチャンは社員全員のPCや持ちモノをチェックさせました。犯人探しです。
疑われたことで、社員たちはユチャンに対する信頼を失いました。
テラがボラに会いに来ました。
どうして嘘をついたの?・・・とテラは問いました。
ユチャンに対して恋心は無いと以前ボラが言った事に対してですね。
自分の気持ちに気づいていなかったので・・・とボラ。
好きな気持ちはどうしようもありません。でも、二人の邪魔をする気は無いんです・・・と。
ボラの言葉が本当だとテラは受け取りました。その上でお願いがあると言いました。
「ユチャンさんの前から消えてほしい。好きだと言う気持ちを持ち続けることで私たちに迷惑をかけているとしたら、身を引くべきでは?私には、口を出す資格があると思う。彼を愛しているの。」
テラの気持ちを、ボラは理解しました。
でも、ネクストインへの思いは簡単なモノじゃないのです、ボラにとって。ユチャンへの気持ちとは別に。
初めて正社員になれた職場ですからね。
力不足が原因ならともかく、ユチャンへの気持ちの所為で、辞めるのは嫌だときっぱり言いました。
「だとしたら、ユチャンさんが辞めるしかないわね。」
テラが呟きました。
ボラの気持ちを変える事は出来なくても、社長を変えることはできるから・・・と。
自分の所為でユチャンが・・・と思うと、ボラは意志を貫く事は出来ないと思いました。
でも、言う事は言うのね、ボラ。
「おかしいです。自分の感情のために立場を利用して私の大切なものを奪おうとするなんて・・・。でも、私の所為で大切な人が傷つくのだとしたら、私は従うしかありません。」
今は、会社が大変な時なので、落ち着いたら出て行きます・・・とボラは言いました。
金銭の援助や職場の紹介は必要ないとも。それが目的じゃないので・・・とね。
ま、真っ直ぐで純粋で、でも決して弱く無い女性って感じですね。
“善”の塊って感じの描き方ですが、イマイチ私、ボラの味方になれないんですよ。社会的弱者の立場を十二分に利用する図々しさや、所謂ぶりっこの雰囲気を感じてしまって、どーも好きになれません。その道のプロが集まるネクストインの中で、彼女はどんな仕事をしているんだろうと思ったり。
どちらかと言うと、テラの方に肩入れしてしまってるので、そう見えるのかもしれません。
ボラのルームメイトのミソが、盲腸で入院しました。
でもね、妊娠している事が判明。
誰の子?チャ・ドジン
別れたものの、ミソもドジンも未練があるようで、お互いの近況にはアンテナ張っています。
臨時株主総会が開かれました。
予想通り、大荒れです。
ユチャンはナム理事を制して自ら株主へ説明をしようとしました。
謝ったものの、土下座しろとまで言われて、紛糾するばかりです。
その騒動の中、一人の青年が手を挙げました。
イ・ジェヨンというその青年は、少額ではあるけど、アルバイトでためた資金全額を投資したと言いました。
自分と同世代で学歴も無いのに、ユチャンは新しいモノを作って世間を驚かせていると知り、感動し、尊敬しました・・・と言いました。
イ・ジェヨンの言葉に、ユチャンは心を動かされました。
深々と頭を下げ、謝りました。
「ここで終わったら、僕は詐欺師です。もう一度チャンスをください。必ず世の中を変えて見せます。ビッグファイルはそのための第一歩なんです。だから、ネクストインの株は売らないでください。もう一度僕を信じてくれたらイ・ジェヨンssiのその選択は間違いではなかったと必ず証明します。」
だからと言って、他の株主が納得する筈はありません。
怒った株主の一人がユチャンに対して玉子をぶつけました。
「人のお金を何だと思ってるのよあんたにとってははした金でも、私にとっては全財産だったの。命と同じなのよ
」
老婆の叫びでした。
そうですよね。希望や夢、決意は形のあるものじゃありません。それだけを頼りにするには、年老いた者には現実は辛すぎます。
今まで好き勝手にさせ過ぎた・・・とミン・テジュはユチャンに言いました。
「お前は自分勝手だ。6歳の時母親に捨てられた遊園地で時間が止まったままの子供だ。」
ミン・テジュの言葉は、ユチャンに突き刺さりました。
ユチャンがビッグファイルを考えたのは、失った人たちを再び自分の元に取り戻せるかもしれないと考えたからでした。
全世界の人が情報を共有することができたら、それが可能かもしれないと。
「母親もブノンも・・・。」
どうして何も言わない?慰めるのは得意だろ?・・・とユチャンはボラに言いました。
でも、ボラは何と言って良いか分かりませんでした。
情報通信部のチョン次官からも呼び出しがありました。
ミン・テジュとボラが会いに行きました。
事情を説明し、帰ろうとすると、チョン次官がボラに話があると言いました。
退官したら、政界を目指そうと思っていて、ボラに事務所を手伝ってほしいと言うのです。
突然の話に、ボラは戸惑いました。有難い話ですよね。
厳しいことをユチャンに言ったミン・テジュですが、自分しかユチャンに言える人間はいないと分かっているからこその苦言だったとボラに言いました。
ボラは、ユチャンの傍に心から信頼し考えてくれるミン・テジュの様な存在がいることが羨ましいと思いました。
君の傍にもいるよ・・・とミン・テジュ。
一旦は諦めようとしたけど、やはり思いきることは出来なかったようで。
「俺を見てくれないか。」
ボラが断ろうとした時、テジュが言いました。
「ユチャンは、テラとここを出て行く。」
ユチャンは自宅で一人、熟柿を食べていました。
ボラの実家で食べて以来、好んで食べているようです。食べていると、ボラの愉快な姿を思い出しました。
落ち込んだ気分がその一瞬は晴れました。
ボラに電話をかけたんだけど、出なくてね。
インターホンが鳴ったので、もしかしたらボラ?・・・と出て行ったのですが、それはテラ。
今夜は、何も考えず、一緒にいましょう・・・とボラ。泊まっていくわ・・・と。
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