

同じく、ビュー福島潟で開催された「巨匠 竹内敏信の世界」で聞いた話です。
清水氏と神吉氏は、以前はニコンのカメラを使っていたそうですが、今はキヤノンのカメラを使っています。
カメラの宗旨替えをしたキッカケは竹内氏の話だそうです。
当時、竹内氏が使っていたキヤノンのカメラは、最初から露出計が内蔵されていました。
だけど、ニコンのカメラは、元々露出計が内蔵されていなくて、後付で無理やり露出計をつけたカメラが存在していました。
竹内氏は、最初から露出計が内蔵されたカメラは、露出計の表示を見て露出調整すれば良く、その分撮影に集中ができると説いたそうです。
その話がキッカケで、両氏はカメラをニコンからキヤノンへ取り替えたという話です。
私が一眼レフカメラを触った時代、既に露出計は内蔵されていたと記憶しています。
最初に購入した一眼レフカメラは、ファインダー内にでかでかと露出計の表示が鎮座していました。
今のコンパクトデジカメは、露出計は付いているけど、まずその数値を見て撮影する人はいないのではとおもいます。
手ぶれしそうなシャッタースピードだったら、手ぶれ補正が動作して、さらに自動的にISO感度をアップして、手ぶれしないようなシャッタースピードに自動的に調整してしまいます。
これじゃ、見る必要はありませんね。
そう言う意味では、今は竹内さんが露出計が内蔵されたカメラを使い始めた時代以上に、撮影に集中できる時代になったのだと感じます。