マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

35mm換算

2013年03月22日 | カメラ









カメラの世界では、良く「35mm換算」という表現が出てきます。
デジタルカメラ以前は、カメラはフィルムを使うことを前提にしていました。
フィルムのサイズは色々ありますが、35mmサイズのフィルムを使ったカメラが最大会派でしたから、デファクトスタンダードだと言えました。

デジタルカメラの時代になって、フィルムの代わりにイメージセンサーが使われるようになりました。
イメージセンサーは大きいほど高価でしたから、どうしても小さいサイズのイメージセンサーから普及して行きました。
小さいサイズのイメージセンサーに組み合わせるレンズは、当然35mmサイズ用のレンズとは、同じ焦点距離の場合写る画角が異なります。
「35mm換算」なる表現は、そのカメラのレンズが、35mmフィルム用のレンズに換算する場合を表すことが多いように思います。

でも、この言葉は35mmフィルムで育った人以外は、あまり実用的な表現ではないと感じます。
最初からデジタルカメラで撮影を始めた人は、35mm換算と言われたって、全然関係ないのではとおもいます。
35mmフィルム時代をかじっている私も、35mm換算と言われても、そんなにピンときません。
ズームレンズが普通の時代ですから、被写体をズーミングで調整して、自分の好きなフレーミングにして撮影しますから、画角にあまり注意を払っていないかなと感じます。
ただ、プロとかハイアマチュアのカメラマンは、35mmフィルムとレンズの画角が感覚として体が覚えているのだと思います。

上の2枚は、35mmフィルムと同じイメージセンサーを持ったデジタル一眼レフカメラで撮影した写真です。
1枚目は50mmのレンズで、2枚目は105mmのレンズを使いました。
50mmのレンズはデジタル時代に設計されたレンズ、105mmはフィルム時代に設計されたレンズです。
結構、色合いが違って感じますね。
一番下の写真は、DMC-TZ30で撮影したのですが、もしかするとこの写真が一番色合いが自然に感ずるかも知れません。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする