
新潟市にも市立美術館がありまして、今日初めて訪れました。
もう、新潟市へ住み始めて四半世紀を過ぎましたが、美術館という施設は訪れる理由がないと、一生訪れない可能性がある施設だと思います。
現在新潟市美術館では、写真家のアラーキーこと荒木経惟氏の写真展が開催されていまして、その鑑賞のため訪れました。
お題は「往生写集 愛ノ旅」です。
自分自身はスナップ写真はほとんど撮影したことがありませんし、撮影しろと言われても苦手に属するジャンルです。
したがって私が荒木氏の写真にたいして、とてもコメントできるような立場ではありませんが、楽しめました。
と言いつつ、二つほどコメントを書きます。
荒木氏が新潟市で撮影した写真が展示されていたんですが、その中に飲み屋の主人をお店の前で撮影した写真がありました。
その中で1枚の写真を見た時に驚きを感じました、何故かと言うとそのお店で私も飲んだ事があるからです。
懐かしさとともに、同じお店に荒木氏も行っていたんだと思うと、偉く親近感を感じました。
もう一つは、荒木氏の写真と言うとあの手の写真がありますよね。
実は、あの手の写真も今回の写真展でも展示されていました。
ただし通常の展示コーナーではなくて、とある場所に展示されていました。
展示コーナーへ入った時に、カーテンが引かれた場所があるのに気づきました。
そのカーテンを開けて中へ入ると、その部屋の壁一杯にあの手の写真が展示されていたんです。
一瞬、荒木氏の愛の小部屋というキャプションが私の頭に思い浮かびました。
ただ、写真の数は多いですが小さなサイズですし、警察に引っ張れる描写はありませんが。
常設展示として、新潟県出身の写真家である牛腸茂雄氏の写真展も開催されていました。
こちらの作品は、新潟市美術館の所蔵品を中心に展示されています。

