
昨日は福島潟、今日は白山神社でオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(カメラはLUMIX DMC-G7 )の試し撮りをしました。
写真は今日、白山神社(新潟中央区)で撮影したものです。
このレンズ、一言でいうと「普通に優等生」です。
見た目は普通、よく見ると優等生ということです。
一番上の写真は白山神社へ奉納された酒樽を撮影しましたが、PC画面で拡大してみると真ん中も周辺部も同じレベルで解像しています。
どの画角で撮影しても、周辺部で目立つよう流れはありません。
また、目立つような歪曲は感じられないし、変な色ズレもありません。
通常この手の高倍率ズームは、望遠レンジはコントラストが悪化します。
でも、望遠端の100mm(フルサイズで200mm)で撮影しても、コントラストは問題ありません。
これらは、レンズの開放値(F4)からそのように感じます、だからF5.6を中心に使っていれば写りに問題はないですね。
ただしF4のレンズとはいえ、マイクロフォーサーズ規格なので、とろけるようなボケ味は無理ですけどね。
さすがOLYMPUSがPROを冠するレンズだけあって、どんな場面も普通に写し取ってくれると思います。
手ブレ補正ですが、カタログ値の5段はともかく、しっかりと動作してくれますので、散歩写真撮影レベルでは十分です。
もっとも、F4のレンズなので、今日のような暗い曇りでも、最高ISOを800にセットしていれば、あまりブレを誘発するようなシャッタースピードにはなりません。
金属製のレンズ本体は、質感が素晴らしいです。
金属製のズーム用リングは、トルク感がありスムーズに回転するので、質感は一級品です。
フォーカス用のリングは手前へ引くとマニュアルフォーカスモードに自動的に移行します。
その回転質感は、ズームと全く同じです。
したがって、所有することに喜びを感じさせる質感を持ったレンズでもあります。
少し気になった点は二つです。
一つは、手ぶれ補正のオンオフスイッチがいささか軽くて、知らない間にオフになることがありました。
今少し、手ぶれ補正スイッチを硬めにした方が不用意な動作をしなくて良いように思います。
もう一つは、ズームとフォーカス時の回転方向です。
実は、OLYMPUSとLUMIXはズームとフォーカスリングの回転方向が逆なんです。
OLYMPUSは反時計回り、LUMIXは時計回りです。
私はNIKONのレンズも使っていますが、こちらはLUMIXと同じ回転方向です。
昨日、今日とOLYMPUSのレンズを使ってみると、無意識に時計方向の回転が身に刷り込まれていることを感じさせられました。
戦後国内のカメラメーカーが、ライカとコンタックス派に分かれてコピーを作った事が、レンズのリング回転方向が別れた遠因だと聞きましたが、慣れるまで大変そうです。
なお、レンズ筐体にファンクションスイッチがついていますが、DMC-G7では動作しませんでした。






