■危険なカーヴ / Jan & Dean (Liberty/ 東芝)
いよいよ本格的な冬の到来とあって、生活全般には諸々の注意が尚更に必要となるわけですが、昨日のサイケおやじは車の運転中に危うくあの世へ行くところでした。
と書けば、例によって大袈裟な!?!
なぁ~んて呆れられる皆様もいらっしゃるとは思いますが、実は今、雪国で仕事をしているサイケおやじには車が必須ですし、当然ながらスタッドレスタイヤを装着していながら、それが原因不明のバーストに陥るんですから、全く油断は出来ません。
それは昨日午後、ほとんど交通量の少ない山間部を走りつつ、ゆるやかな下り坂のカープに入ったところで急にハンドルを左にとられ、同時に何かの衝撃音に気がついたので停まってみると……。
なんとっ!?
前輪左のタイヤが完全にパンク状態で、確認してみると大きく裂けしまったバースト状態だったんですねぇ~~!?
もちろん、何かに衝突したとか、擦ったとかの自覚症状も無く、その周囲にも障害物は無いのですから、本当に不可解です。
もちろんタイヤそのものは既に3シーズン目で幾分は擦り減っていますが、それでも今冬は充分に使えるであろうことは素人でも認識出来る程度なんですよ。
スピードだって、きっちり落していたわけなのに、それが間違えればあの世へ直行だったかも……。
しかし首を捻っているばかりにもいきませんから、速攻でスペアタイヤの交換作業に移ったんですが、悪い事にその時の天候は霙混じりの激しい雨とあって、レンチやジャッキはすべるし、手は冷たいし、何よりも普通のコート姿だったんで、全身がずぶ濡れになっての悪戦苦闘でした。
で、どうにか走行可能になって、そのまんま行きつけのGSで新品タイヤを入れたわけですが、そこで非常に気になる話をされました。
それは件のカーヴは、これまでも度々事故が頻発している問題個所で、最近も死亡事故があったそうですし、そういえば「事故多発注意」という立て札もあった記憶が鮮明です。
で、その原因は過去に凶悪なひき逃げ事件があり、未だ犯人が捕まらずに長い年月が過ぎているという因縁は、なにか良く出来た話という感じが濃厚とはいえ、以降に発生した交通事故は何か想定外の事例が多いとの事……。
そういえばサイケおやじにしても、何ら原因に思い当たるフシが無いのに、現実のタイヤバーストは超常現象か!? と納得させられてしまうわけです。
そして今回もまた、自らの悪運の強さを実感させられたわけですが、そういう事ですから、本日の1枚は「危険なカーヴ / Dead Man's Curve」という次第です。
演じているジャンとディーンは所謂ビーチボーイズ系のサーフィン&ホットロッドのスタイルで多くのヒットを飛ばした、まさに1960年代の西海岸ハリウッドポップスを代表する人気コンビなんですが、この「危険なカーヴ / Dead Man's Curve」は後者のホッドロッドと称される車を歌ったヒット曲の象徴して、1964年春の全米大ヒット以来、今日まで忘れられていないものと思います。
とにかく大らかなイントロから些か呑気な曲メロの展開と歌い回しが、少しずつ緊張感を孕んでいくような流れは、なかなか良く計算されているんじゃないでしょうか。なにしろ中間部では急ブレーキの効果音が入り、シビアな語りからグッと厚みのあるサウンドに変化していくところは、始まりとは相当に異なる世界観を提示する目論見が成功した感が濃厚です。
しかも、既に皆様もご存じのとおり、実はこのヒットからおよそ2年後、ジャン・ペリーが交通事故で重体となって、グループは活動停止……。
全く悪い予感が現実となっては、一概に残念とだけは決めつけられないものがありますねぇ。
ということで、昨日はタイヤ交換後にびしょ濡れの衣類を着替え、仕事を片付けた流れで予定どおりの宴会にツラを出し、全く酒を飲まないので、そのまんま高速使って車を飛ばし、自宅に戻ってきました。
もちろん「車を飛ばし」と書いたものの、昼間の事故もどきと雪の悪天候の所為で、運転は慎重優先モードでしたよ。
まあ、それが常日頃、当然の仕儀でなければなりませんがねぇ。
最後になりましたが、自宅で本日掲載のシングル盤をレコード棚で探索中、なんでここにっ! という状況の二千円札を発見♪♪~♪ 今やすっかり過去の遺物というか、忘れられた存在でも、お金に変わりはあるじゃなし!
ちょっぴり慰められた気分ですし、本日は待望(?)の劇場版映画「ワイルド7」を鑑賞する、その料金に使ってくれという事なんでしょうねぇ~♪