OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

永田カツコをたっぷり聴きたい

2015-02-07 15:29:11 | 歌謡曲

遠くへ行きたい c/w 芽生えの時 / 永田カツコ (東芝)

ここ2~3日、忙しさを言い訳に失礼致しました。

沢山のコメントで盛り上げていただきましたご厚情、本当にありがとうございます。

さて、そこで本日の主役たる永田カツコは永田克子であり、昭和40年代に活動していた実力派ボーカリストだったんですが、それほどの派手さが無かった所為もあり、失礼ながら、今となってはちょっぴり忘れられた存在かもしれません。

しかし彼女の歌声は好きな人には好きとしか言えない魅力があり、ですから当時は歌謡曲や歌謡フォーク、あるいはポップス歌謡のみならず、テレビドラマの主題歌やCMソングも相当に残しているわけでして、サイケおやじとしては、それらが纏まって復刻される日を待ち望みつつ、これを書いているのですが、いかがなものでしょうか。

で、本日ご紹介のシングル盤は「永田カツコ」名義になっている事から、おそらくは1970年代に入ってからの発売と推察しているんですが、A面「遠くへ行きたい」は説明不要、作詞:永六輔&作曲:中村八大が畢生の名曲ですからねぇ~~♪

一番に知られているであろう、昭和30年代後半からのジェリー藤尾のヒットバージョンとは似て非なる哀愁がジワジワと染み入ってくるのは当然ではありますが、それもこれも、川口真の編曲を得て歌う彼女の声の心地良さと思うばかりですよ♪♪~♪

その意味で個人的には尚更に好きなのがB面収録の「芽生えの時」で、作詞:なかにし礼&作曲:宮川泰が提供したのは、これまた如何にも昭和の歌謡ポップスがど真ん中!

というか、如何にもの宮川メロディに青木望が施したアレンジはザ・ピーナッツの永田カツコ版とでも申しましょうか、彼女のボーカルをオーバーダビングして作り上げた、一人追っかけコーラスが冴えまくりのサビの展開は、聴くほどにクセになりますよ♪♪~♪

そこでジャケットを再鑑すれば、そこには「ナベプロ」のロゴが入っていますから、もしかするとこれは本当にザ・ピーナッツ用に書かれた曲? という楽しい妄想も浮かんでまいります。

しかし、それでも圧倒的に素晴らしいのは永田カツコならではの節回しと声質の妙で、後の平山三紀をソフトにしたようなハイトーンでの鼻声とか、ふくよかなメロディ解釈とノリの爽やかさは、なかなか得難い個性じゃ~ないでしょうか。

う~ん、永田カツコ、サイコオォォォォォ~~~♪

あぁ、我知らずのシビレがとまりません♪♪~♪

ということで、永田カツコ=永田克子には他にも素敵なレコードが何枚もありながら、サイケおやじは、その全てを所有しておらず、当然ながら彼女の活動の全貌は未だ知る由も……。

ですから、このあたりで永田克子=永田カツコのアンソロジー、あるいはテレビドラマの主題歌やCM曲も入れたワークス物の再発を決死的に熱望する次第です。

どうか皆様にも、同じ思いを伝えたく、よろしくお願い致します。

コメント (2)
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