OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

このジャケ写ポートレートで惹きつけられた小栗アキ

2017-08-07 11:48:36 | 歌謡曲
恋はながれて / 小栗アキ  (Denon / 日本コロムビア)

ジャケ買い趣味は殊更女性歌手に魅せられる場合が圧倒的なサイケおやじにすれば、ひとつ自分の好みのツボを刺激されれば、後は一気呵成(?)に同じ対象物件を漁る作業に没頭してしまうのは宿業とも言うべきか……。

本日掲載のジャケ写に登場する小栗アキは、全くこの1枚と最初に出会ったのが運の尽きとは決して言いたくはない歌手で、以降結局4枚蒐集したシングル盤が失礼ながら、結果的にこれだけが突出していたという……。

それについて書くのは、ここまでと致しますが、ボーカリストとしての小栗アキはクセのないポップス系の節回しと幾分ドライな声質という印象で、だからこそ、昭和40年代中頃の歌謡界ではきっちりデビュー出来たものと思います。

実際、作詞:麻生ひろし&作曲:西あきら、そして編曲:荒木圭男が手掛けたA面曲「恋はながれて」にしても、如何にも発売された昭和45(1970)年らしい正統的な歌謡ポップスでありながら、どこかGS歌謡の残滓を感じさせる仕上がりは、それもひとつの小栗アキの個性であったことが、他に3枚所有している彼女のシングル盤と共通する味わいでしょうか。

ただし、それゆえに大きく売れなかったのも厳しい現実だったんですが、実は冒頭に述べたジャケ買い趣味のおかげで、昭和43(1968)年に発売された彼女のデビュー作と思われる名曲名唱「雨に別れて」に邂逅出来たのは大きな喜びでありました。

今となっては、彼女の声質にもう少しの湿りっ気みたいなものがあれば、さらに正統派歌謡曲 ~ ポップス演歌のようなジャンルのレコードも作られたかもしれないという想いが、確かにあります。

しかし、彼女の様な存在が次々に登場してくれたからこそ、昭和歌謡曲の世界には夥しいレコードが製作され、それがある意味では「秘宝」となって残っているのですから、これからも発掘作業は止められないわけでして、我ながら自嘲ではなく、ニンマリ♪♪~♪

ということで、気になる彼女の他のシングル盤、特にジャケ写云々については既に述べたとおり、個人的には肩すかしの気分でありましたので、とりあえず、ここまで……。

そんなわけですから、それほど音源復刻は期待出来ないかもしれませんが、本日はジャケ買い趣味の思い込みについて書きたかったもんですから、ご理解下さいませ。

最後になりましたが、現在サイケおやじが逗留しているゴッサムシティとは、もちろん地球上に実在する大都市であり、そこの仕事関係先には、リドラーやキャットウーマンみたいなのが本当に働いているもんですから、ここはゴッサム……!?

と痛感させられたわけでして、もちろん腐敗した社会状況や汚れた仕事の遣り取りを避けては通れないのは、何処も同じであります。
コメント (4)
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