OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-23:北泉舞子

2021-03-05 19:40:17 | 歌謡曲

イメージ・チェンジ / 北泉舞子 (RIV.STAR)

基本的にサイケおやじはデジタルビートが好きではありません。

ですから、1980年代に製作発売された夥しいレコードの中に気に入った楽曲があっても、そこにデジタル臭が強かったりしたら、それ以上の深入りは体質的に出来ませんので、かなり損な拘り・嗜好ではありますが、極言すれば、この楽曲にアナログ風味のリズムセクションやサウンド作りがあればなぁ~~!?

なぁ~んていう想いに捕らわれた歌やメロディは少なくないんですよ (^^;

例えば昭和60(1985)年に北泉舞子と名乗る女の子アイドルが出した本日掲載のシングル盤A面曲「イメージ・チェンジ」は、まさにそれっ!

如何にも当時のアイドル歌謡ポップスのステレオタイプと申しましょうか、アップテンポでフックの効いたメロディライン、間奏で飛び出すフュージョン系のギターリフ&ソロ、夏向きハイトーンのコーラス、そして前向きな節回しを披露する彼女の幾分曖昧な歌唱力共々に、これが「お約束」のデジタルビートで演じられてしまったのは、全く勿体無いと思うばかり……。

ただし、これをサイケおやじが最初に聴いたのは時代も平成に入ってからの事で、例によってネットオークションで纏め落札出来たブツの山からの掘出物(?)でしたから、そ~した気分が尚更に強いのでしょう。

ちなみに歌っている北泉舞子については、これまた何も知らないという自らの不明をお断りしておかなければなりませんが、所謂「80年代アイドル」の中においては作詞:瀬間好孝&作曲:秋友宏之、そして編曲:入江純という制作スタッフの狙いは的確だったはずです。

しかし、それでもサイケおやじは、この北泉舞子が歌う「イメージ・チェンジ」が、もしもフィル・スペクター流儀の分厚いオーケストラサウンドに包まれ、程好くエコーの効いた演奏パートの中で少しばかり「か細い」声質の彼女がメロディ優先主義で歌ってくれるなら、きっと虜になりそうな不遜な予感に満たされるのです。

ということで、本日の主役たる北泉舞子も拙ブログとしては「この人」シリーズのアイドルシンガーです。

もちろん、彼女が実際に歌っている姿には全く接する事が叶わなかった、所謂「幻」ではありますが、レコードという文明の利器のありがたさには感謝するのみでございます。

コメント
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