■グッドラック / 山本由香利 (日本コロムビア)
昨夜は……、長年親交が続いていた仕事関係者というよりも、異国の友人との別れがありました。
それは僅か5分間ほどの対面ではありましたが、なんでも今般日本での仕事を切り上げて母国へ帰るという事で、なかなかにシビアな内容の話が濃密過ぎて、サイケおやじは絶句させられ、「グットラック」と言うのが、やっとでありました。
まあ、短い時間だったゆえに、それなりの相互理解があったと思いたいわけですが……、現下の社会情勢では、苦楽を共にした時期もあった件の友人とも、再会は叶わぬものか……。
ということで思い出したのが本日掲載のシングル盤A面曲、山本由香利が昭和52(1977)年に出した「グッドラック」でありました。
ご存じのとおり、彼女はアイドルシンガーとして大々的に売り出されながら、やはり女優としての資質が勝っていたというか、現在では「山本ゆか里」として映画演劇&テレビの世界で活躍した実績が有名ではありますが、歌手として残してくれた音源にも魅力的な楽曲が本当に多くて、この作詞:喜多条忠&作曲:小泉まさみ、そして編曲:高田弘からの提供となった「グッドラック」にしても、アップテンポの典型的なアイドル歌謡ポップスに仕上がっているんですねぇ~~♪
ところが同時に、ここで「典型的」と書いてしまったとおり、如何にも「平均的」というか、イマイチ突き抜けていない雰囲気が滲んでいるのも確かでしょうか…… (^^;
このあたりは完全なるサイケおやじの思い込みでしかないわけですが、それでも「山本由香利」名義のレコード諸作には、常にそ~ゆ~印象が残っており、しかしっ!
逆説的には、つねに「平均点」という安定感は、なかなか他のアイドルシンガーには難しいものじゃ~ないでしょうか?
極言すれば、アイドルシンガー「山本由香利」は安心して聴けるという魅力が素敵なんだと思っております (^^)
最後になりましたが、このジャケ写ポートレートの彼女が醸し出すミステリアスなムードは、ちょっぴり小林幸子に似ていて、イイ感じ♪
また左手の指に挟んだ物体が最初「タバコ」に見えてしまうといいうナゾナゾも、ニクイですよねぇ~~ (^^;
それが何なのか?
ここでは小さい画像を皆様ご自身が拡大して、ご確認くださいませ (^^;