■ジェラシー・ゲーム / 大竹かおる (SMS)
何事も過大な期待は禁物というのは浮世の真実ではありますが、それでも……、なぁ~んて思い込んでしまう事象は皆様にも必ずやあるものと思います。
もちろん、サイケおやじには、そんなこんなの前科(?)は山の様にありまして、例えば昭和57(1982)年に封切られた日活ロマンポルノの超話題作「ジェラシー・ゲーム(東陽一監督)は、しばらく引退状態だった大信田礼子が離婚を機に芸能界へ復帰という大事件(?)から制作され、しかも共演には当時大人のエロスを体現していたイイ女の見本みたいな高橋ひとみ、さらに夏木陽介、村上弘明、井上博一といった有名男優陣も出演するというのですから、ヌードや濡れ場は絶対的お約束の演出展開にあって、これはっ!?!
大信田礼子のファンであるサイケおやじは同年8月、勇んで映画館へ飛び込んだわけですが、失礼ながら……、結果は聊か気抜けのビール…… (^^;
それは併映された、これまた高田美和の主演という超話題作「軽井沢夫人(小沼勝監督)」が、なかなか纏まりのある出来栄えだった事に比べての印象も…… (^^;
しかし、そんな劇中に歌手役で登場した本日の主役たる大竹かおるが自ら歌った「ジェラシー・ゲーム」には、完全に惹きつけられるものがありました (^^♪
なにしろ、それは作詞:ちあき哲也&作曲:筒美京平が提供したアンニュイなモダンポップ歌謡であり、大谷和夫のアレンジもボトムがしっかりしたフュージョンタッチのカラオケパートに仕上がっておりましたから、その技量が曖昧な大竹かおるの歌唱表現が逆説的に結果オ~ライ♪♪~♪
ほとんど雰囲気だけで歌っていると云われれば、それはそ~かもしれませんが、サイケおやじは大いに気に入ってしまいましたですねぇ~~♪
そして速攻でゲットしたのが本日の掲載盤というわけですが、大竹かおるは当時のグラビアモデルではトップクラスの人気を集めていましたし、カーオーディオメーカーのクラリオンでキャンペーンモデルにも選ばれていた事はジャケ写スリーブにも記載があるとおり♪♪~♪
しかし……、歌手として残してくれたレコードは、これっきりかもしれません。
そして、だからこそ、気に入っている事は年月が流れるほどに強くなる個人的事情であります (^^)
ということで、最近はエロス大作なぁ~んて銘打った映画が作られなくなってしまい、往年の熱気の中で若き日を過ごしたサイケおやじには寂しさだけしかありません。
告白すれば、サイケおやじは高校生の頃、ロマンポルノに接し、学生時代には封切作品をほとんどリアルタイムで鑑賞していましたからねぇ~~ (^^;
あの頃への思い入れは、失せる事がありませんです (^^ゞ