■Love Song 探して / 牧野アンナ (ALTY / APOLLON)
牧野アンナは大きな期待を背負って芸能界デビューしながら、その才能を存分に発揮する事無く表舞台を去ってしまった印象がサイケおやじには残っています。
なにしろ、その出自からして、父親が沖縄アクターズスクールを主催していたので、安室奈美恵やSUPER MONKEY'S 等々との繋がりで研鑽を積んでいたらしく、それゆえに昭和62(1987)年初頭に本日の掲載盤A面曲「Love Song 探して」を歌って公式デビューした15歳にして、芸能界に登場した同時期のアイドルシンガーとは一線を画する実力と個性を見せつけていたのですが……。
それが裏目に出たという感じもあったらしく、以降2作目のシングル盤を出して即引退されてしまったのは実に勿体無いわけで……。
そこに至る経緯等々について、サイケおやじは度々述べている「異郷の地への島流し」によって詳細に知る由が無かった事も、個人的な蟠りの要因でしょうか……。
しかし、それはそれとして、とにかく作詞:三浦徳子&作曲:すぎやまこういち、そして編曲:大村雅朗が提供の「Love Song 探して」は流行りのデジタルサウンドに染まったアップテンポのアイドル歌謡ながら、抜群のリズム感とメリハリの効いた歌唱を披露する牧野アンナの真骨頂が既にして全開!
ちなみに同曲はジャケットスリーブの記載によれば、アニメ「ドラゴン・クエストII」のテーマソングとされていますが、サイケおやじは件のアニメには全く接していないながらも、流石にすぎやまこういち先生はキャッチーなメロディを書いてしまうなぁ~~♪
そ~痛感させられたものでした (^^♪
いゃ~~、早過ぎた「安室奈美恵」とは言いたくありませんが、そ~なる可能性は間違いなくあったと思うんですよ、サイケおやじは (^^;
実際、アイドルシンガーを辞めて以降の牧野アンナは父親が運営していた前述「沖縄アクターズスクール」において後進の指導に携わるほどの実力があり、件の安室奈美恵が公式デビューした時にはバックダンサーまでも務めていたというのですから、そんなこんなは推して知るべし!?
う~ん、才能と現実の厳しさの「すれちがい」は、なかなか乗り越えられない難しさがありますねぇ……、何時の世にも。
ということで、本日は野外での仕事があったもんですから、寒波襲来の折、ブルブルに身体が冷え切ってしまったです (^^;
そこでホットなダンス曲を思い出し、牧野アンナの「Love Song 探して」を本日のご紹介とさせていただいた次第ですが、それにしても日本各地で大雪の自然災害がっ!?
ちょい前までは季節外れの暖かさだった事を思えば、完全なる異常気象も納得せねばなりますまい!
皆様、ご自愛くださいませ <(_ _)>