■イヴの夜 / 野本直美 (CBSソニー)
師走の忙しさを感じてみれば、そこには決してキリスト教徒が多いとは言い難い日本においても、クリスマスムードが確かに広がっているのですから、日頃天邪鬼なサイケおやじにしても、自分のブログの中ではクリスマスソングを……?
なぁ~んていう強迫観念から本日ご紹介するのは、野本直美が昭和59(1984)年に出した掲載のシングル盤A面曲「イヴの夜」です。
もちろん、作詞作曲は野本直美の自作自演ですから、思うがままの心情吐露を滲ませた自虐的とも、あるいは自嘲なのか?
そんなこんなの心象風景が滲み出た様なミディアムテンポのロンリークリスマスが歌われておりまして、取り留めのない所謂「クリぼっち」に気がついてしまう女の気分を電話の会話を通して表現したあたりは、ケイタイやスマホが未だ無かった時代の公衆電話の存在価値と伝わり難い気分はロンリー……。
いゃ~~、負け惜しみとも強がりとも異なる、そのせつない心境は女だけじゃ~なくて、我々野郎どもの心根にも染み込ませてしまうのは野本直美のジンワリとした歌唱表現があればこそっ!
そしてエレピやアコースティックギター、ベースやドラムスが織りなす柔らかいグルーヴを演出した後藤次利のアレンジもニクイばかりのジャストミート感♪♪~♪
総じて地味な楽曲ではありますが、あたらめて今年のクリスマスに聴き直してみるのも悪くないんじゃ~なかろうかと思っております (^^)
ということで、明日は久々に丸一日、自分の時間が持てそうなので、街へネタの仕入れにでも出かけようと目論んでおります。
そ~ですよ、「自分の」というよりも、「自分だけの」時間ってのは、人生の中では極めて貴重だと思うんですよ。
ひとりぼっちでも、嘆く事なんかありませんぜっ!
楽しい事を見つけていくのも、生きる証かもしれませんねぇ~ (^^)