OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

存念と悔悟のバブル歌謡

2023-12-19 17:19:03 | 歌謡曲

恋のバカンス’87 c/w 同(オリジナル・カラオケ・バージョン)/ Be -2 (ビクター)

ということで、本日は麻生真美子&キャプテン解散後の昭和62(1987)年にキャプテンを名乗っていた北沢清子&山本恵子の二人組が改めて Be -2として再スタートを果たした、そのデビュー曲にして見事なスマッシュヒット「恋のバカンス ’87」です♪♪~♪

もちろん、説明不要かもしれませんが、これは昭和38(1963)年に作詞:岩谷時子&作曲:宮川泰がザ・ピーナッツに提供した「恋のバカンス」のリメイクバージョンであり、「’87」と銘打っているに相応しいサウンド作りは馬飼野康二のアレンジによるデジタルどっぷりのディスコ歌謡仕立てですから、ザ・ピーナッツのオリジナルバージョンよりは幾分テンポアップした演奏と歌には、如何にも分かり易いユニゾンボーカルとキーボード主体のカラオケパートが特徴的であり、これがウケなかったら歌謡曲の神様の御心に背くわけでしょう (^^)

しかも、ご丁寧な事には、掲載のシングル盤B面には同曲のカラオケトラックが収録されていたもんですから、この Be -2のバージョンによって稀代の名曲「恋のバカンス」を知った若い世代の方々が、自分達のカラオケ持ちネタにしてしまったのは言わずもがな、この頃から人気テレビ番組「NHKのど自慢」でも頻繁に歌われていた時期が確かにありましたですねぇ~~ (^^)

しかし……、サイケおやじにとっての「恋のバカンス ’87」は苦い思い出というか、これまでにも書いた事がありますが、ちょうど昭和62(1987)年春からは異郷の地へ島流しにされ、その原因は2年ほど前から顕著になっていた「バブル経済」に関わる仕事に公然と異論・異議を唱えていたからに他なりません。

ですから、サイケおやじは、昭和62(1987)年からのバブル絶頂期に身を置いていられなかったという境遇であり、それを今でも後悔していないと言えば嘘になるのが偽りの無い気持ちです。

で、この掲載盤は、そんなこんなで異郷の地へ放逐されていたサイケおやじに届いた最初の支援物資の中に入れられていた思い出深いレコードでして、そのジャケットスリーブに登場している彼女達のボディコン姿を見るにつけ、自業自得を痛感させられたものです…… (^^;

そして現在では、ウリの美脚を思いっきり披露しつつ、この「恋のバカンス ’87」を歌う Be -2の実演映像にネットで手軽にアクセス可能という状況にも、泣き笑いの心境で接しているサイケおやじであります (^^;

いゃ~、クネクネと身を捩じらせて(?)歌う Be -2、最高ぉぉぉぉ~~♪

コメント
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