■飲駄くれ / 日吉ミミ (ビクター)
基本、サイケおやじは保守的なので、暴飲暴食している女を目にするのは好みません。
それを女性蔑視と受け取られれれば、あんまり言い訳も出来ないわけですが、それでも女が酒に溺れるには、それなりの理由があって欲しいと願ってしまいます (^^;
さて、そこで本日ご紹介するのは、昭和54(1979)年に日吉ミミがヒットさせた本日掲載のシングル盤A面曲「飲駄くれ」でして、これは皆様ご推察のとおり、日吉ミミでしかありえない、「あの」声と節回しの捨て鉢ソング!
なにしろミディアムアップの頭サビで歌い出される ――
ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女ぁ~心ぉ~~♪
泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
泣いて 泣いて どぉ~なるのぉ~~♪
―― というフレージングだけでグッと惹き込まれてしまう歌謡世界には ――
どうせ淋しがり屋 あぁ飲駄くれぇ~~♪
もちろん、酒に溺れるには、それなりの理由もあるんでしょうし、その逆も、また……。
あぁ……、伊藤薫の作詞作曲、そして若草恵の編曲には、日吉ミミならではの魅力を狙って引き出したプロの仕事が明確でありましょう。
そこんところを……、やるせなくも説得力を加味して歌い上げてしまう日吉ミミの個性は、残してくれた多くの音源に刻まれている中にあって、この「飲駄くれ」はイイ感じのジャケ写ポートレートと相まって、本当に魅力的な「酒の歌」と思っております。
ということで、今年は久々に各方面で宴会モードが復活しておりますので、カラオケがあれば、この「飲駄くれ」を歌ってみるのも、酒を愛好する女性にはオススメ (^^)
もちろん、そんな言を女性蔑視と糾弾されたとしても、サイケおやじは……。
本日も、これから某宴会に顔出してきますが、そんなこんなを考えてしまう場面は、見たくありませんねぇ…… (^^;