■ポケットの風 / 美吉まり (ミノルフォン)
久々の「この人」シリーズとして本日ご登場願ったのが、美吉まり!
ですから、彼女については全く知るところが無いわけですが、それにしても、掲載シングル盤のジャケ写イメージは、思わず衝動買いさせられるに相応しいと申しましょうか、これが発売された昭和50(1975)年の女の子アイドルには王道のひとつでもあった「アンノン」系カントリー風の衣装がバッチリ似合った笑顔が、いきなり嬉しくなるじゃ~ありませんか (^^♪
そ~ですよ、当時のファッション誌には、こんな服装やメイクが推奨されていた時期が確かにあり、もちろん芸能誌のグラビアに載っているアイドルショットにも、定番化していたんですねぇ~~♪
逆に言えば、こ~ゆ~ファッションが似合っていれば、アイドルとしての資質は合格点だったんですが、だとしても、アイドルシンガーとしてやっていけるだけの歌唱力は決して二の次ではありません。
そこで肝心の収録A面曲「ポケットの風」に針を落としてみれば、これがブラスも入った、明るいソフトロック調のアイドル歌謡がド真ん中で、林春生の綴った歌詞が如何にも十代の女の子らしい理想的な恋愛の世界ですから、京建輔の作編曲も楽しさ優先モードに徹しているあたりは、なかなかジャケ写イメージを裏切っていません。
そして美吉まりの歌唱力にしても、幾分ロリ系ではありますが、それなりに安定していますから、仕上がり具合は悪くないと思うんですが……。
それゆえにイマイチ、個性が感じられないのも事実でしょうか?
実際、彼女がブレイクしていた記憶がサイケおやじにはありません……。
でもねぇ~~、こ~して素敵なジャケ写に惹きつけられての後追い中古ゲットをさせられてしまうんですから、それはそれで所期の目的は達せられたと思いたいのです (^^ゞ
今となっては夥しく残されている昭和歌謡曲のレコードの山から、この1枚に出会えるというのが猟盤活動の楽しさであり、平たく言えば中古屋の店頭でハッとさせられる瞬間のトキメキこそが、愛好者としての冥利なのかもしれません。
ということで、近況報告ではありますが、仕事に関連して長期間自粛していたネット上での書き込み、コメント等々を本日から解禁させていただきます。
この間、皆様からの応援&激励メッセージ等々を無視する状況になっていた不義理を心からお詫びしたく、今後も姿勢を正して、皆様と交流させていただければ幸いでございます。
また、SNSの有用性については、幾分の懐疑もございますが、時代にアクセスしていく事を優先すれば、避けてはいられないと思いますので、何か始めましたら、ご報告させていただきます。
どうぞ、これからもよろしくお願い致します (__)