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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-137:三原チコ ~ けつねうどんの美味さかな

2023-06-10 17:31:39 | 歌謡曲

けつねうどん c/w 駄々ッ娘 / 三原チコ (ミノルフォン)

昨日は失礼いたしました <(_ _)>

しかし実際、昼飯もソコソコに移動を余儀なくされ、その所為でしょうか、大阪に到着した時には軽い空腹感があったりして、肝心の仕事の前でありながら、近間のうどん屋で喰ってしまったのが「きつね」、地元の人の発音では「けつね」でありましたので、本日は肖りということで、昭和43(1968)年に三原チコが歌ってくれた本日掲載のシングル盤A面曲「けつねうどん」であります。

いゃ~~、これはもう、昭和元禄期ならではのビート歌謡の裏傑作として、コアなマニアには知られていた名曲名唱らしいんですが、サイケおやじが初めて聴いたのは昭和60年前後の所謂「廃盤アワー」ブームの頃でして、つまりは完全なる後追い鑑賞でありながら、耳にした瞬間から、シビレが止まらなくなったほどっ!?!

それは作詞:ひがしやまときわ&作曲:遠藤実が書き上げた、ミディアムテンポのご当地コミック恋情歌と申しましょうか、大阪名物のひとつ「けつねうどん」をキーワードに、女の人生に染み込んでいく味わい深い哀感が歌われていると思えば、ヘヴィなビート&リズムに分かり易いオーケストラアレンジ、そしてもちろん、エレキギターが要所で前に出るという演奏パートに負けていないのが、三原チコのパワフルなボーカルなんですねぇ~~♪

う~ん、彼女についてはジャケットスリーブ裏に記載された短いプロフィール紹介にある、大阪出身という以外に知るところもありませんが、ソフト&ディープな低音域から滑らかなハイトーンボイスまで、その巧みなメロディ解釈とコブシ回しの上手さは真の実力を遺憾なく発揮しているんじゃ~ないでしょうか (^^♪

全く前述したとおり、昭和歌謡曲全盛期に生み出された名曲名唱の裏傑作に相違はございませんねぇ~~ (^^♪

ですから、その意味でも殊更気になるのがB面収録の「駄々ッ娘」でして、なんとっ!

こちらは作詞:ひがしやまときわ&木村公一が提供したミディアムアップのジャズ歌謡に仕上がっており、ライトタッチのオーケストラアレンジと調子のイイ女性コーラスを従えて歌う三原チコのスイング感はニクイばかりなんですが、自虐的な我儘を吐露する歌詞の世界にジャストミートした彼女の歌いっぷりは、これまた素敵ですよ (^^♪

ちなみに収録両面2曲共、アレンジャーの名前は記載されておりませんし、演奏も匿名性の強いミノルフォン オーケストラ名義ではありますが、なかなか時代の流行と保守性のバランスを上手く活かした秀逸さは、楽曲そのものの羽目を外した狙いには結果オーライと思うばかりです。

ということで、このシングル盤を入手出来たのは前世紀末だったんですが、それにしても遠藤実が直々に運営していた「ミノルフォン」というレーベルの奥底の深さと面白さにズブズブと惹きつけられてしまった、その代表的な1枚として、サイケおやじには愛着も強いです。

また、昨日喰った「けつね」の美味さが忘れられず、本日は地元で「きつね」を頼んでみましたが、何が違うといって、大阪の「けつね」は上に乗っている油揚げの大きさが尋常ではなかったというあたり、流石は発祥の地という面目なんでしょうか (^^)

明日は別の店で注文してみようかなぁ~~、コンコンコン♪♪~♪

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昼飯後

2023-06-09 17:37:33 | サイケおやじの日常

所謂よんどころない事情により、大阪へ臨時出張しております。

一応、リモートで私用PCから拙ブログを更新しようと目論んだら、案の定……、全く反応作動しないので、本日の1枚は休載、ご理解願います <(_ _)>

帰宅は深夜になると思いますので、よろしくお願いいたします <(_ _)>

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追悼:アストラッド・ジルベルト

2023-06-08 17:34:39 | 追悼

■The Essential Astrud Gilberto (Verve / Polydor)

   A-1 The Girl From Ipanema
   A-2 Meditation
   A-3 O Morro Nao Tem Vez
   A-4 Corcovado
   A-5 A Certain Smile
   A-6 Beach Samba (Bossa Na Praia)
   A-7 Agua De Beber
   A-8 Goodbye Sadness
   B-1 Take Me To Aruanda
   B-2 Bim-Bom
   B-3 So Nice (Summer Samba)
   B-4 One Note Samba
   B-5 O Ganso
   B-6 Tristeza
   B-7 Fly Me To The Moon
   B-8 It Might As Well Be Spring
   B-9 Manha De Carnival

ボサノバの歌姫として世界中で人気を集めたアストラッド・ジルベルトの訃報に接しました。

良く知られているとおり、彼女はブラジルのモダンジャズとも云うべきボサノバを創成したジョアン・ジルベルトの妻として、1963年にアメリカでモダンジャズの巨匠たるスタン・ゲッツと共演レコーディングした「イパネマの娘 / The Girl From Ipanema」が翌年に大ヒットとなり、忽ち世界を席巻するスタアになったわけですが、もちろん彼女はドイツ系ブラジル人でありながら、英語の歌詞で件のヒット曲を歌っていた所為もあり、本国では大きな人気は集められなかったのは歴史的事実でありましょう。

しかし、「ボサノバ」という素敵な音楽が世界に伝播していった大きな要因のひとつに彼女のクールでアンニュイな歌声があった事は確かだと思いますし、人妻でありながら、そのキュートなルックスと佇まいが、これまた人気を集めていたと思うのは、決してサイケおやじの独断と偏見ではないと思うんですが、いかがなものでしょう。

さて、そこで本日掲載したのは、1984年頃にイギリスで発売された彼女のベストアルバムなんですが、これが最高に魅力的なのは、やっぱり一目瞭然!

このジャケ写の程好くエロっぽく、愛くるしい佇まいを見せてくれるアストラッド・ジルベルトの魅力を活かしきったデザインなんですよねぇ~~ (^^♪

肝心の収録曲は上記したとおり、彼女の代表的ヒット曲や人気曲を普通にコンパイルしたものですので、マニアからはスルーされて当然と思いきや、当時の我が国の輸入盤屋における隠れベストセラーとなっていたのは嘘偽りの無い話で、不肖サイケおやじも速攻でゲットしたのは、前述したとおり、このジャケットのニクイばかりの魅力があればこそっ!?!

一応、レコード本体には針を落としたものの、2回ほど聴いた後は例によって自室の壁に鎮座させ、日々の和みの源の1枚になっておりました (^^)

また、彼女は日本でも大人気でしたから、当然ながら日本語歌詞によるレコーディングも残しておりますし、来日公演時におけるテレビ出演もありましたから、追悼企画として、そんな諸々の映像も纏めての復刻を願っております。

これからの季節、アストラッド・ジルベルトの歌声は必須となりますが、今年は殊更胸キュンの鑑賞になりますねぇ……。

合掌。

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この人だぁ~れ part-136:松内佐和子

2023-06-07 17:40:27 | 歌謡曲

誰もいない砂浜 / 松内佐和子 (大映 / テイチク)

久々の「この人」シリーズで本日ご登場願ったのは、昭和43(1968)年6月に掲載のシングル盤を出した松内佐和子です。

もちろん、サイケおやじは彼女については全く知るところが無く、告白すれば、掲載盤は中古ゲットであり、ちょいとキッチュなアメリカンオールディズ風のジャケ写デザインと彼女の幾分クセの強いルックスがジャストミートのポートレートに幻惑され、出会った瞬間にグッとシビレるものを感じてしまったわけですよ (^^)

で、肝心のA面曲「誰もいない砂浜」は作詞:すえき・ひかる&作編曲:大森盛太郎から提供された、この時代ならではのビート歌謡で、泣きメロを上手く使ったミディアムアップの曲調に海辺のロストラブという歌謡世界を松内佐和子は持ち前(?)の湿っぽくて歌心を感じさせる声質で節回し、おまけに要所で滲ませてくれる甘え口調もイイ感じ♪♪~♪

ただし、正直……、豪勢なストリングスやジャズっぽいオーケストラアレンジは失礼ながらミスマッチとしか思えないサイケおやじにしてみれば、これは正々堂々のエレキサウンドで演じて欲しかったなぁ~~~ (^^;

実際、エレキギターの音が響いてこないんですよ、このトラックでは……。

しかし、そんな不遜な思いとは裏腹に、松内佐和子のボーカルは魅力ありますねぇ~~♪

当時から今に至るも、彼女の実演には全く接した記憶がありませんが、このジャケ写ポートレートの雰囲気からしても、全身ポーズは相当にイケているはずと思っております (^^)

ということで、近づく真夏に向け、拙ブログでも追々に夏向きのレコードをご紹介したいとは思いつつ、手持ちのネタの整理が滞り、それでいて様々なブツだけが増殖している始末……。

あぁ……、どっかで区切りをつけないとなぁ…… (^^;

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義理人情だって、もーつれだった頃

2023-06-06 19:09:46 | 歌謡曲

もーれつア太郎 / 桂京子 (東芝)

サイケおやじは基本的に古い人間なので、仕事諸々や私生活においての何事にもクールに割り切れないものを感じてしまい、平たく言えば「情に流される」という醜態を晒す事も度々ではありますが、しかし、この世には義理人情が必要なはずという心の支え(?)みたいな信念(?)は、ど~しても心の中から拭いきれないという、そんなこんなの気質を自分に染み込ませたのは、もしかしたら天才漫画家の赤塚不二夫が昭和42(1967)年頃から「少年サンデー」に連載を開始し、ちょい後にはテレビアニメも放送された超人気作「もーつれア太郎」だったんじゃ~なかろうか?

―― なぁ~んて事を漠然と思ってしまうのは、件の「もーれつア太郎」という物語が、子供ながらに両親亡き後に家業の八百屋を引き継ぎ経営し、個性豊か過ぎる周囲の人々や動物・怪物達と毎回義理人情の任侠話を繰り広げていたからで、そこには当然ながら赤塚不二夫ならではの破天荒なギャグや支離滅裂なオチ、加えて過剰な暴力や泣き笑いがテンコ盛りでしたから、殊更テレビアニメのモーレツさ加減は現代の放送倫理規定からは外れる内容だったと思うばかりです。

そして、もちろん、だからこそ爆発的なヒット作になったのはムベなるかな、登場人物にはヤクザ、ギャング、偽警官、ヤブ医者、フリークス、おまけに人間と会話する動物や地虫の類が様々に巻き起こす問題を主人公のア太郎と子分のデコッ八が知恵と勇気と人情で解決するという展開は、当時人気を呼んでいた任侠映画の子供向けギャグ作品と言えない事もなかったはずで、まあ……、それは今にして思う事ではありますが、とにかくもサイケおやじには、自然に刷り込まれた「何か」が、その「もーれつア太郎」にはあった様な気がしております。

で、本日掲載したのは、桂京子が歌ったテーマ曲「もーれつア太郎」をA面に入れたシングル盤なんですが、この主題歌からして、凡そ子供向けのアニメ作品には異質とも思えるド演歌任侠歌謡であり、ちょいと大袈裟なブラスのイントロから三味線メインの伴奏で歌われるミディアムテンポのメロディに附された歌詞は――

  こらえて生きるも男なら
  売られたケンカを買うのも男
  見せてやりたい肝っ玉
  ガンッといっぱつ しびれるたんか
  花のア太郎 江戸っ子気質

―― てなもんですから、これをグッと力んだコブシ全開で節回す桂京子の歌いっぷりも最高 ♪♪~♪

あぁ~~、こんな歌を毎週、テレビから聴かされていたら、刷り込まれないのは不思議というもんじゃ~ないでしょうか (^^;

ちなみに、こんな楽曲は既に述べたとおり、当時の我が国では任侠映画や時代劇が全盛だったので、巷では溢れかえっていたんですけどねぇ~~、それにしても、もうひとつ、後になって、このシングル盤を入手して驚いたのが、ここまで任侠ド演歌のメロディを書いたのが、ソフトロック歌謡やオシャレ系ポップス歌謡でヒットを連発していた、いずみたく!?!

いゃ~~、最初は目の錯覚からミスプリントかもしれないと思ったほどのインパクトがありましたですよ、サイケおやじにとっては (^^;

で、あらためて制作クレジットを確認してみれば、やはり作曲:いずみたく、そして作詞:河内洋&編曲:親泊正昇と記されているんですから、気になる皆様は、ご確認くださいませ。

ということで、義理人情なんて、何時の時代も「古臭い」と言われ続けてきたと思うんですけど、やっぱり人間社会には必要だと思うんですよ、サイケおやじには。

実は昨日から微妙に続いている仕事に関してのイザコザに対処するには、そ~ゆ~人間味があって然るべきと行動したいんですが、現在のサイケおやじには、話を通す術もなく……。

せめて、「もーれつア太郎」を心の中で歌っているのでした。

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オシャレ過ぎたエル・ソタノ

2023-06-05 18:03:35 | 歌謡曲

恋人たちの24時 c/w 後悔 / エル・ソタノ (ビクター)

エル・ソタノは後に作編曲家として素晴らしい活動を繰り広げる竜崎孝路が在籍していた歌謡コーラスグループであり、しかも演じていたのが洋楽フィーリングも鮮やかなソフトロック&ポップス歌謡でしたから、残されたレコードは昭和40年代中頃の我が国歌謡界においては、洗練され過ぎていた感も強く、それゆえに大衆的なヒットには結びつかなかった楽曲ばかりだったところが逆に現代において再発見さているという、そんな裏人気(?)の高さは抜群の存在でしょうか (^^)

それは昭和45(1970)年に発売された本日掲載のシングル盤にしても、まずは作詞:伊藤アキラ&作編曲:鈴木邦彦から提供のA面曲「恋人たちの24時」が、如何にもオシャレ過ぎるスローテンポのボサノバ歌謡であり、柔らかなメロディラインに包まれた恋人同士の都会的に綴られた心象風景が、ちょっぴり複雑で凝っていながらも、ストレートにリスナーに届いてしまうという、なかなか玄人好みのボーカル&コーラスを聴かせてくれるエル・ソタノは、やっぱりエバーグリーンなグループと思うばかり (^^♪

まあ、雰囲気としてはジャジーなソフトロック路線に入っていた当時のセルジオ・メンデス&ブラジル '66 からの影響も強く感じられるところでしょうし、その意味からしても同じソングライターコンビが手掛けたB面曲「後悔」はミディアムアップのボサロック歌謡として、やはり初期のセルジオ・メンデス&ブラジル '66 風味が満点♪♪~♪

いゃ~~、本当に素敵なレコードなんで、これは中古でも高値安定の1枚になっているのは泣き笑いではありますが、だからこそ、エル・ソタノの音源はコンプリートでのデジタル復刻が強く待たれるわけですよ。

告白すれば、サイケおやじの私有盤にしても、某ネットオークションで個人的には相当に思い切った入札額から入手出来たブツというわけで、既にサイケおやじが手放す時は次の行き先が決まっているという、なかなか罪作りな1枚 (^^;

まあ……、それは現状、自分が死ぬ時だとは思っていたいんですが、それゆえに大切にしていなければならないという、ちょっとした使命感さえ覚えているのは、本末転倒ですよねぇ…… (^^;

そのあたりも含めまして、好きな物に拘るのも、自分の生き様&生き恥と思っております。

本日はイヤミな独白、失礼いたしました <(_ _)>

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明日へ…

2023-06-04 18:18:38 | サイケおやじの日常

先日の大雨で被災した知り合いのところへ片付けの手伝いに来ております。

正直、自分の様な高齢者は、それほどの手助けは無理ではありますが、やれる事はやろうっ!

という意気込みで、あちらこちらへと運転手役を仰せつかり、何かしらの役立っていたならば、自己満足的に嬉しいものがあるのは確かなれど、やはり現状の酷い有様を目の当たりにすれば、不条理を感じるばかりでございます (>_<)

今日は天候も安定しているので、まだまだ外は明るいところで、もう少し、手伝っていきます。

皆で頑張れれば、明日には何かが見えるはずと思いたいですね。

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グリグリにエグイ! これで天災をぶっ飛ばせ!

2023-06-03 18:05:13 | 歌謡曲

恋の味 / 佐々木早苗 (キングレコード)

佐々木早苗と云えば溌剌と熱唱した、あの「金メダルへのターン」の主題歌が特に強い印象を残している事は否定出来ずとも、それでもサイケおやじは本日掲載のシングル盤A面曲「恋の味」こそが、彼女ならではの個性的歌唱を聴かせてくれる代表作じゃ~なかろうか?

―― と思い詰めるほどに衝撃的な「恋の味」は作詞作曲&編曲までもが全て藤本卓也の独り舞台という、強烈なGS系ジャズロック歌謡に仕上がっているんですから、たまりません♪♪~♪

それは如何にも発売された昭和44(1969)年2月のムードを拡大解釈した感さえあるほどなんですが、とにもかくにも、イントロからビンビンにインパクトの強いロックビートが炸裂した演奏には粗野なエレキギターやローリングしまくったピアノ、グルーヴィなベースが存在感満点ですし、そこで主旋律を歌う佐々木早苗のボーカルが、これまたエグイッ!?!

なにしろ、こんなミディアムテンポのロック曲にジャズっぽいフェイクも入れ込んだ演歌グルーヴで節回す歌手は、ちょい聴きキワモノ寸前であり、しかし、だからこそ、ギスギスした声質で黒っぽいコブシを唸ってしまう佐々木早苗はイナタイ!?!

う~ん、正直、これをサイケおやじが聴いたのは同年夏前頃だった事は当時のメモに残しているんですが、そこには相当にショックを与えられた文章が残っているんですから、我ながら栴檀は双葉より芳しに近いものが、そこに…… (^^;

ですから、中古屋で掲載盤に邂逅した時には、何の迷いも無く、ゲェ~~~トッ!

以来、今日に至るまで、その衝撃度は何度聴いても収まるところを知りません (^^)

もちろん、この「恋の味」は楽曲&アレンジが共に優れているので、他の歌手にもカバーして欲しい気はするんですが、何人も佐々木早苗のグリグリにエグイ歌唱には及ばないと思うばかりです。

あぁ~~、こ~ゆ~歌と演奏こそ、しっかりとデジタル復刻して欲しいものですねえ~~。

そして皆様には、毎度の事ではございますが、ぜひともお楽しみいただきたいと願っております。

ということで、昨日~今日と大雨に祟られ、懸念していたとおり、各地で甚大な被害が発生してしまいました。

そ~ゆ~天災には対処しきれないところが人間の弱さとは知りつつも、そんな不条理に諦めの気持ちだけは持ちたくないと、サイケおやじは思っております。

それゆえに明日は知り合いのところへ片付け作業に出掛ける予定にしておりますが、やっぱり前を向いていくしかないのが、現在の気持ちであります。

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名曲不滅の理:君こそわが命 ~ 佳川ヨコの美しき泣き節

2023-06-02 17:53:04 | 歌謡曲

君こそわが命 / 佳川ヨコ (ビクター)

作詞:川内康範&作曲:猪俣公章による「君こそわが命」は昭和42(1967)年、水原弘が歌ったメガヒットバージョンが有名過ぎるほどの傑作になっておりますが、もうひとつ、実は決して忘れられない、忘れてはならないのが同年2月に発売された本日掲載のシングル盤A面に収録の佳川ヨコが歌った競作バージョンです。

もちろん、基本的な楽曲構成は同じとはいえ、小野崎孝輔の編曲した明快な演奏をバックに歌われた水原弘のバージョンは、持ち前の歌唱力を発揮した正統派の仕上りだったのに対し、作曲者である猪俣公章が自らアレンジした佳川ヨコのバージョンは、幾分テンポを落としたジャズっぽい演奏パートがあればこそ、中盤からズブズブと泣きながら節回すという、そんな「あざとさ」が強い印象を残し、そりゃ~十人十色の好き嫌いがあるには決まっているとはいえ、サイケおやじは、それこそが所謂「女歌」としての「君こそわが命」だと思っているんですねぇ~~♪

実際、当時のテレビの歌番組で彼女が刹那の雰囲気を滲ませながら、切々と歌っている姿は今でもサイケおやじの記憶に染み込んでおりますし、そのあたりの雰囲気は、妙にお茶の間にキマズイ空気が広がるほどだった気もするんですが、個人的には、ここまで強烈な泣き節を披露してくれた歌手は佳川ヨコが第一人者かもしれないというか…… (^^;

彼女の音源の中では、「銀座のマリア」が殊更評価も高いわけですが、それ以前に出していた「君こそわが命」も、彼女ならではの傑作歌唱ですので、機会がございましたら、お楽しみくださいませ (^^)

あぁ~、それにしても佳川ヨコは美しいなぁ~~ (^^)

ということで、今日は台風の影響で大雨等々、既に被害も拡大しておりますので、どうぞ慎重な行動で過ごしましょう。

台風一過を待ち望むばかりの今、歌や音楽は安らぎに繋がるものと思っております。

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カントリーロック歌謡で和みます

2023-06-01 17:46:36 | Singer Song Writer

あいつってさ / 高木麻早 (AARD-VARK / キャニオン)

昨日は失礼いたしました <(_ _)>

ということで、本日は既に予定しておりました、高木麻早が昭和51(1976)年に出した掲載のシングル盤A面曲「あいつってさ」をご紹介させていただきます (^^)

あらためて述べるまでもなく、彼女は歌謡フォーク系のシンガーソングライターとして人気を集めていたわけですが、そのサウンドプロデュースは殊更初期にカントリーロック風味が顕著であり、それは当時の洋楽最前線の流行でもあったわけですが、しかしながら、楽曲の雰囲気や演奏パートの仕込みをカントリーロックでやろうとしたって、肝心のボーカル&コーラスを演じるメンバーの声質や歌心が、それに向いているか、否か!?

そのあたりを勘案すれば、例えば如何にも黒っぽいコブシ回しが得意の歌謡曲シンガーがカントリーロックをやれば、それは所謂スワンプロックに接近してしまう可能性が高く、つまりは声質にナチュラルな爽やかさと哀感があり、しかも芯の強いメロディ解釈で歌えるシンガーこそが、それに相応しいんじゃ~なかろうか……?

―― てな事をサイケおやじは、学生時代にバンド活動をやらせてもらいながら、カントリーロックに憧れつつ、そ~こ~夢想していたところへ出たのが、この高木麻早が歌う「あいつってさ」だったんですねぇ~~♪

それは作詞:岡田冨美子&作曲:高木麻早、そして共作者として伊東かおる、加えて編曲:福井崚とクレジットされたミディアムアップのカントリーロック歌謡であり、歌詞の世界は互いに甘えとツッパリを交換し合う男女の恋愛風景と解釈してしまえば、軽快な演奏パートでは跳ねる様にスイングするベース、ボトムのしっかりしたドラムス、イントロからシャキッとしたリズムを提供するアコースティックギター、おまけに軽やかでキャッチーなフレーズを弾きまくりのリードギター等々、ハナからケツまでサイケおやじが大好きで、その頃にやりたいなぁ~~♪

―― と思っていたサウンドが、ここにあったんですよ (^^♪

もちろん、こ~ゆ~演奏と歌の世界を成立させるためには、高木麻早が唯一無二の存在であったと思っていますからねぇ~~、サイケおやじは (^^)

カントリーロックやカントリー系ポップス歌謡が演じられたレコードはアイドルシンガーも含めて、それこそ夥しく作られていますが、やっぱり親しみ易くて、和みも提供してくれる高木麻早の本物フィーリングは、たまりません ♪♪~♪

告白すれば、サイケおやじが入れてもらっていたバンドで、この「あいつってさ」をやろうと企図した時、時々歌い来る他校の女子大生ボーカリストを起用した事もあったんですが、彼女の場合は基本が五輪真弓浅川マキみたいなスタイルだったもんですから、結局は不発に終わっていたという…… (^^;

そんなこんなの泣き笑いも、今は懐かしい思い出ではありますが、それにしても「あいつってさ」を歌う高木麻早は、やっぱり素敵ですねっ!

ということで、台風接近に伴い、妙に生暖かい空気の中、大雨の予報も発令されている現在、気持が落ち着かない感じもございますが、こんな時にこそ、ハートウォームに和む歌でも聴くのが、ひとつの安らぎかもしれません。

サイケおやじは、これから借りているトランクルームに赴き、高木麻早のレコードを持ち帰る予定でおります。

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